個人サロンは職人ではなく商売人と捉えた方がうまくいく

セラピストさんの性格や資質を観察していると“やさしさ”の共通点があり、それがあるからできる仕事であり、一方でそれが強いがために「お商売」の概念よりもボランティアをしがちな一面もある。


セラピストになる動機は「誰かのお役に立ちたい」。

どんな仕事であれ、「誰かのために」と常に考えながら働く人はどのくらいいるのだろう。そしてその気持ちを持ち続けられる人はどのくらいいるんだろう。

目次

お商売とは
多くのプレイヤーは職人
ビジネス設計


 


お商売とは



通常、利益をあげる目的で物を売り買いすること、または、生活の基盤になっている仕事や職業のことを言う。
「商売」の意味を表面的に捉えると「利益をあげる目的で売り買いすること」なります。
しかし、単にモノを売るだけでは短期的な目標は達成できたとしても、信用を集めることができなければ継続的な利益を上げることは不可能。「信用を集める」ことが商売の基本です。


多くのプレイヤーは職人

講師として実技検定を終えた生徒さんたちを見てきて思うことは、実技習得に100%のエネルギーを注ぎ、実技習得さえすればサロンを開業でき、なおかつお客様がやってくる。“生徒さん“のなかにはかつての私自身もふくまれている。

職人だけでは、商売として成立しない。

これを理解し、商売としてのやり方を学ばないで突っ走ってしまうと「こんなはずじゃなかった」と落胆してしまう。職人並みに努力しても周知されていないと、宝の持ち腐れに等しい。だからこそ、技術と同じ分量でお商売という仕組みを学ぶことを発信したい。

プレイヤーだけでは終わらせない。


ビジネス設計


経営学というと難しく考えてしまうので、個人サロンはビジネスの仕組み、キャッシュフローを理解しておくだけでサロンワークは楽しくなる。

簡単に仕組みを解説すると以下の通りとなります。

1.あなたの商品の存在を知る

2.あなたの商品が自分に必要だと気付く

3.あなたから購入する

4.再びあなたから購入する

この流れはどんなサービスや商品のビジネスにも共通するものですが、
個人サロンの場合、特に3.あなたから購入する、に重要性を感じます。つまりあなた自身が商品価値ということが色濃く表れるのが個人ビジネス。周知するのは、提供するサービスとあなた自身の価値。

誰に、何を、どのようにして利益を生み出していくか。
これを最初にしておかないと、余分なエネルギーを使うことになります。

さらに利益率が上がらないことには、サロン自体の生存ができなくなるため、一番悲しいのはエンドユーザーのお客様だということを忘れずに。








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