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「私の家政夫 ナギサさん」に見る性別役割分業観

 ウチの上の娘はがとにもかくにも今ハマっているのがTBSドラマ「私の家政婦 ナギサさん」(通称「わたナギ」)である。ひょんなことから「おじさん家政夫・ナギサさん」と契約する28歳独身OLのドタバタストーリーだ。

☆登場人物と役割☆

 このお話のポイントは、登場人物とその役割の“違和感“だろう。これが独身高年収男性サラリーマンとおばちゃん家政婦だったら、違和感のない割と普通のストーリーになってしまう。
 しかも、主人公である独身O Lが家事が苦手( ;´Д`)第2話くらいで、家事ができるように頑張ってみるのだが、失敗ばかりというシーンがある。それに対しておじさん家政夫ナギサさんは、家事代行サービスの資格を全て取得済みで、まさに料理・収納・清掃・裁縫などなど、全てにおいてパーフェクト。一般的な男女性別役割分業とは真逆のストーリーなのだ。

☆新たな価値観を☆

 数年前に話題になった「逃げるは恥だが役に立つ」(いわゆる「逃げ恥」)では、主婦業を“給与のある仕事“として捉え、星野源演じるハイスペック男子が新垣結衣を“雇って“いた。家事の価値を給与という形で可視化し、それまでの社会がいかに女性の(あるいは主婦の)無償の仕事によって支えられてきたか、ということを私に突き付けた。
 TBSは今回の「わたナギ」で、またしても家事の分担や性別による役割分業について、新しい価値観を私に突きつけてくれるのか。

☆我が家の考え方☆

 我が家も共働きなので、基本的に家事はシェアでやっている。ただどの家事をどっちがやるとかという決め方はしていない。気付いた方がやる。余裕のある方がやる。相手を思いやって、やる。得意・不得意はあるにしても、やればできるし、上手くできなくてもそのうちできるようになるはず。
 例えば料理は明らかに妻の方が得意だが、アイロンがけは私の方が得意だ☆それでも私も料理はするし、妻もアイロンをかけてくれている。

☆誰もが生きやすい社会へ☆

 延期になってしまったが、私は東京五輪2020のシティキャスト(要は都市ボランティア)になっていたので、昨年の間に何度か“ボランティア研修“を受講してきた経験がある。ボランティア研修の中では、東京五輪の大会コンセプトを学んだ。

「多様性と調和」人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障害の有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩。

 全国でおよそ8万人の大会ボランティアがこの研修を受けており、こういったものに対する理解が五輪を機に、日本人にもより広がると思っていた。ちなみにボランティア研修の中では、本当に性別・年齢を問わずいろいろな方が参加していて驚いた。まぁ、20〜30代のかたが多いとは言わないが、思ったよりは私と同世代の方も多く、たくさんお話しさせてもらったものだ。

☆主人公「相原メイ」のセリフ☆

 バリバリのキャリアウーマンである主人公相原メイのセリフで印象的だったのは、

「私は、今の私の生活を1mmも変えなくてもいい人と結婚したい」

というもの。まぁ家族とは言え“他人“と暮らすことになれば、1mmも変えないのは無理だと思う(笑) でも、誰だって生きたいように、生きられる時代はもうすぐそこまできているのかもしれない。


んー、なんかうまくまとまらなかった( ;´Д`)

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