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甘味とつややかな香り 江戸錦 艶

先日ご紹介した花の花とセットで購入したこちら。
同じく日本香堂さんの「江戸錦」シリーズ。

私が今回購入したものは「艶」ですが、もうひとつ「粋」というものがあります。
そちらも買えばよかったかな…
悩んだ末に今回は購入を見送りましたが、次回こそ。


こちらに関しては、本当に見た目が線香。
よく見るスタンダードな長さです。
燃焼時間は25分ほど。


一瞬なんの箱…?と思うくらい可愛らしいパッケージ


日本独自の美意識に想いを寄せた少煙香、というフレーズですが、
「粋」のパッケージは「江戸小紋三役」と呼ばれる「鮫小紋」をイメージしたパッケージになっています。(パッケージ見たい方は検索してみてほしい…)
鮫の肌のように見えるためにこう呼ばれているそうですが、海なし県在住で水族館も無いのでわざわざ隣の新潟県に行かないと最寄りの水族館に出会えない私は鮫の肌をまじまじみたことがなく…、「おぉ、そうなのか…」と思うしかありません。


そして今回後紹介する「艶」のパッケージは、江戸小紋の一つである「麻の葉」柄。
麻は生命力が強く、手を掛けずとも真っ直ぐに大きく育つことから、成長の祈りを込めて赤ちゃんや子どもの着物に多用された柄なんだとか。
この柄は昔も今も、人気ですよね。
ピンクの箱に麻の葉柄…
毎回言っているように思いますが、このパッケージも可愛いのです。
普通に香炉の横に置いていますが、香りはもちろんのことながら、あえて人にどんどん見せていきたい外箱。
だから上の写真のようにあえて隣に置きっぱです。


蓋を開ければこんな感じ。約90g入っているのでたっぷり使えます


シルキーな甘味の上にパウダリー感、濃厚で奥深く、複雑に構成された酸味やコクが生きています。

日本香堂ホームページより

とあるんですが、このお香の香り、正直一言ではこういう香り、と言いづらいです。
パウダリー感を感じるのは事実。
フローラル、では無いのです。
もちろん香木、という香りでもなく、確かに複雑です。
ふんわり香る、だけど消え入りそうとかそんな希薄ではなくて、慎ましやかだけどきちんと存在を感じる、そんな香り。
なんとなく、白粉でおめかししたお淑やかだけど可憐さも持ち合わせた女性像を想像します。
自分の語彙が無いのかもしれないだけ…?もし感想教えていただける方がいたらとても嬉しいです。


江戸時代の後期は、文化の担い手が町人に移り、花開いた時代。
武家社会の中、人々は制約ある装いの中にも、たくましく自己主張をする分様・色・柄を追求し、現代にも通じる独特の意匠を作り上げました。

また歌舞伎や錦絵など芸術・芸能の文化で日常を超えた、華やかで独特な世界が発展し、今も輝きを失うことなく、私たちに感動を与えてくれます。

江戸文化が生んだ「粋」「艶」という日本人独特の美意識に想いを寄せ、お線香を創りました。

江戸錦 艶 商品紹介より

そんな江戸の文化に敬意を込めて。
その時代に誕生してから何百年も受け継がれてきた伝統。
それだけ長く続こうとも、決して衰えることのない「美意識」を今も感じられることに感謝ですね。

仮にも自分が興したものとかデザインとか、そういうのがあったとして10年持つかもわかりません。というか残らんでしょ、後世に。
流行があり、衰退があり、そんな波が続く中、何百年と生き残るのは、人に大きな影響を与えたから。必要とされたから。
そう思わせる何かってすごいですよね。

そしてこれだけ便利になった現代も、お香文化は消えない。
すごいことです。


そんなことを思いながら、今日もお香を焚きます。
最近自分で作れていないので、落ち着いたら再開したいなぁ。
まとまりのない文章ではありますが、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
読んでいただけると、励みになります。

それでは、また。

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