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「コンティ年末大忘年会」が最高だった

少し前に、ユニットコントが好きだという記事を書いた。


そこで挙げた、スーパーサイズ・ミーさん主催の神保町劇場のコント師達が集まるお笑いライブ「コンティ」の、年末スペシャルユニットコントライブ。

つい先日(2023年12月27日)劇場で観てきて、やっぱりとっても最高だったので、記事書く。



以前3月に書いた「神保町よしもと漫才劇場殺人事件」の記事で、

菊畑シリーズでも、あるいは他のサスペンスでも、また劇場でやることがあったら絶対にチケット取って観に行きたい。

脚本が本当に大変そうなので、また2年後とかでも、いつまでも待てるので、是非是非 また劇場事件簿で公演をしてほしい。
(可能であれば配信ありで……)

過去記事より

と、書いていて、また2年後とかいわずに約半年後にまたオフローズ宮崎さん脚本のユニットコントが見れるなんて嬉しすぎる。

しかも今回、配信あり。
配信で繰り返しても見れるの、ありがどうございます!!



コンティ年末大忘年会~メンバー全員のユニットコントSP~
開場20:15|開演20:30|終演22:00
◆概要
コンティ年末大忘年会!
オフローズ宮崎の書き下ろすコンティメンバー全員でのユニットコント90分SP
[企画ライブ]スーパーサイズ・ミー/おミュータンツ 宮戸フィルム/ぶったま/オフローズ/軟水/ピュート/定点計画高杉

神保町よしもと漫才劇場 スケジュールカレンダーより




オフローズの宮崎さんが脚本の、完全オリジナルユニットコント90分。


3月の時はライブタイトルからサスペンスだと分かっていたけれど、今回はどんな話なのか、全く前情報無く、ドキドキワクワクで観に行った。


この記事を公開した今、すでに配信期限は終わっている。
内容や結末や、語りたいことはたくさんあるのだけど、再演とか再配信とかあった時に(そうなって欲しい、という希望も込めて)、やっぱりなるべくネタバレせずに、初めて観る誰かの楽しさを大切にしたいので、核心には触れないように書こうと思う。


それでも、どうしても話の中で内容に触れている部分もあるので、一切のネタバレを見たく無い方は、ここで記事を閉じることをお勧めしたい。


核心省いたら、何だか何を言いたいのかぼんやりしすぎてるかもだけど……



【あらすじ】


台風の中、夜の小学校に入り込んだおじいさんと、それを見つけた先生。
「約束を守りにきた」と言うおじいさんだが、どうやら何の約束を、誰としたのか、肝心なところを忘れてしまっている様子。

おじいさんは60年前、この小学校に通っていたと言う。お話は、おじいさんの過ごした小学校の夏休みの話題に。

小学生のおじいさんは、クラスメイトの4人で夏休みの自由研究をすることになる。自由研究では「学校の七不思議」を調べることになるのだが……



七不思議の1つひとつも、あるあるも、クスッと笑える小ネタもあって。それが集まって、また一つの物語として進んでいって。

その上、しかも、それぞれのコンビがもともと持っているネタを、脚本に組み込んであった。
元々のネタを知らなくても勿論面白いが、知っていると「あのネタだ!」と2倍楽しい。

笑いの中に、緻密に張られる伏線。
ハッとするバラシ。

徐々に明らかになる七不思議と共に、物語は予期せぬ方へと、そして「約束」を守りにきたおじいさんへと、点と点が繋がっていく。

面白くて笑って、息を呑んで、展開に驚いて、泣きそうな感情をグッと堪えて。
幕が降りて、エンディング映像が流れて。
そして……

観終わったあと、しばらく余韻に浸りたくて。
でも今すぐに配信を買って、最初から見直していきたくなった。



このエンディング、いつもの通常の「コンティ」のOPと同じ形式。

コンビを紹介する映像と、コンビ名がスクリーンに映された時に、当人達が袖からそのスクリーンの前に出てきて礼をしてハケる、を登場組の分だけ繰り返す。

いつものOPがエンディングになっているのも、嬉しい演出。


脚本の宮崎先生、凄すぎる。
90分は初めて書いたと仰っていたけれど、本当に凄い。こんなに沢山の要素を組み込んであって、広げて畳んで回収して、やっぱり宮崎さんの書く話、好きだなと思う。


いつもはコンビ・トリオそれぞれでネタをしているが、今回はユニットなので、全員がいつもと違うやり取りや空気感、表情が楽しい。
精鋭コント師揃いなので、演技がとても良くて。普段の実際の自分とかけ離れた設定の役を、違和感なくその役に見せる。その上で自分の色をのせていて、その人らしさ、そのコンビらしさもあって。

きっと脚本と脚本の合間の、アドリブ箇所とかで、お互い笑いを堪えているような時間もあったりして。
ああ、何だか良いなぁって。

好きでよく観にいくピュートの演技がたくさん見れたのも、本当に嬉しかった。




ちなみに当日朝、この脚本の台本販売の発表があった。
劇場で19時から数量限定、全出演者のサイン入り。

前回の宮崎先生の脚本が好きで、今回も絶対脚本が良いだろうから、読みたい。
そして全出演者のサイン入り。

全出演者、豪華。


年末仕事も全然終わらないので、開場の20時15分ギリギリに劇場に行こうと思っていたのだけれど、もうこれは終わらない仕事を明日に回して台本を買いに行った。

列に並んで、お金を払って引き換え券を貰い、公演終了後に台本と引き換えてもらった。

裏表紙に並ぶ、出演者さん達のサイン。
透明ビニールの中。
開けるのが勿体無かったけれど、配信を買ったので、台本と合わせながら観るのも楽しかった。
どこがアドリブだったのか、台本と言い回しが変わっている所はどこだったのか。

閲覧用と保管用に2冊買えばよかったかも。



台本買って開演までの間にご飯を食べて、また劇場戻って。
直前のリハがめちゃくちゃ押したらしく、開演が30分近く遅れたのも珍しくて。心配しながらも、ワクワクが増した気がした。


また機会があれば、「コンティ」メンバーのユニットコント観たい。今回残念ながら休演だった おもちさん も次回は参加で。

オフローズの宮崎先生の脚本も、是非是非また観たいなと思う。


ユニットコント、良いな、
やっぱり大好きだ。

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