もしも、1か月お休みがあったら

もしも、

何も考えず、仕事もお金も何も気にしなくていい、
自由な1か月のお休みがあったら、自分は何をするだろうか。

今の仕事は、休みの面ではホワイトな方だ。
基本好きな時に有休が使えるし、カレンダーの連休プラスちょっと長めに休みを取って旅行に行けたりもする。
ただその休んだ分の仕事は、みんなカツカツで誰かにお願いするのは難しいので、自分で調整して他の日に頑張って残業したりする。

もちろん、怪我や病気とか慶弔とかは応相談できちんとお休みする。私も入院の時は、同僚と上司に業務をお願いして、ちょっと長めにお休みをいただいた。

でも、どんなに調整したって、私用で1か月休むのはなかなかハードルが高い。
多分、やろうと思えば、有休全部使ってできなくはない、とは思うが……うん、いや、難しいな。

だから、自由なお休みが1か月あったら、というのは、本当にもしもの想像での話。

今、お笑いライブ行くのにハマっているから、およそ2か月先までは、そこそこライブ予定が入っている。
予定そのままで考えると、頻繁に都内に居ないといけなくなる。

これも一旦、全部まっさらにしよう。

さて、仕事もライブ予定も、そのほか何も予定のないスケジュール帳があるとして、
何をしようか。

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まず、心身ともに元気な自分を1人用意します。
（お料理番組ふうに）

よく聞くのか、
学生時代は「お金」が無いが、
仕事をしていると「時間」が無くて、
老後は「体力」が無い、と。

ただし、お金と時間と体力と、その3つが揃ったとしても、「気力」が無いとどうしようもないと思う。

何かをやりたい、何処どこに行きたい、やろう、しよう、動こうとする気力。

なので、やりたいことを出来る必要十分なお金と、
仕事に縛られない自由な時間と、
1日動いても疲れない風邪ひかない体力と、
やりたいことをやれる気力を、
全部持っている自分を用意する必要がある。

あと、ちょっと怪しいものを食べても、脂っこいものを食べても全くもたれない、胃袋も用意。
これで美味しいものを思う存分楽しめる。

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ぱっと思いつくのは、海外旅行。

1か月あるのだから、何カ国か回れる。
たくさん移動するのは大変なので、1か所1週間としても4か所。

英語も何語もさっぱりなので、ツアーがいいけれど、ゆっくり自由に回りたい。

お金のことを一切気にしないのなら、個人通訳兼ガイドさんとか雇ったりとかできるのかな。
ゆっくり好きな街を散策して、目についたお店にふらっと入ったりとか。

一応、海外旅行行ったことはあるのだけど、かっちり決まったツアーに参加したので忙しなくて、たくさん都市を巡るために長時間移動が多かった。

もっとゆっくり、疲れないくらいに、なんならホテルに1日いて、夕方近くのスーパーに行くくらいの、のんびりした旅がしたい。

海外もいいけれど、国内を回るのもいい。
行ったことのない県ばかり。
北から南まで、これもゆっくり好きなペースで巡りたい。

自然も建物も人も、あっという間に変わっていくから。
見れるものは、見たいものは、今見ておいた方がいい。

あとは、なんだろう。
今、舞台もライブも、全部仕事の合間にお財布と相談しながら行っているから、
それを、行きたいもの全部に行くとか。

今の実際の私は体力が本当に無いので、マチネソワレで2本お芝居見たり、何日も連続で舞台観劇は難しい。重めの舞台を見た後は、処理落ちして1日寝込むくらい。

今回は最初に「お金・時間・体力・気力」十分な自分を用意したので、そこは気にせずありったけ行ってみるとか。
……インプット過多になりそうかも。

あと、やりたくは無いけど、自分の部屋の片付けも……
1か月くらいかけたら、流石に何とか整理できるんじゃないかと思う……とても やりたくないけど。

何だろう、たいした内容を思いつかないな。
1か月休みとか、学生時代の夏休みと同じくらいなのに。

働いていると、休み欲しいって思うのに。

いざ、目の前に、「ほら1か月休みだよ。自由だよ」と用意されたら、戸惑いそうな気がする。

現実で、もし1か月休みがあったとしても、結局のところお金はどうしようもないから、今ある貯金で考えるしかない。
「1か月後きっかりに絶対に地球が滅亡します。」という話にでもならない限り、1か月経った後も生活は続くのだから、そのことも考えないといけない。

本当に仕事を考えなくていいって言われても、きっと考えてしまうだろう。
自分だけ休みだったらなおのことだから、会社の全員一斉に休みだったり、仕事のことを記憶から消してしまえるのなら、何の心置きなくできそう。

一体いつまで、今の状態で働くのか、分からないけれど。

多分、1か月も休みがあるってことが起きるとするならば、きっともっと当分先の話だろうから。

今はしばらく、
ありもしない1か月休みを、夢物語みたいに好き勝手想像していようと思う。