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好きという情の正体

これは南雲湊斗の独白

タイトルは[好きという情の正体]とかにしよう。
少々くすぐったいくらいがいいだろうからな。
久々に原稿用紙にペンを滑らせる。
ちょっと緊張してきたな、緊張なんてしなくてもいいはずなのに不思議なものだ。

あれほど好意という感情から避けて、逃げ続けて来た末路がこれか。

僕は、もうわからない。他人の目なんか気にしないで生きていきたいのに。僕はまた助言を人に与えては成就を願う。別にこれが間違っているとは思わないし悪いことじゃないと思う。相談役を務めては絆創膏を貼り付けて言葉で和らげる。もうそろそろ報われてもいいんじゃないかと思わないでもないわけで。恋仲になんてなれなくたって別にいいんだけどって言ってみるけれどもやっぱり寂しいんだよね。他人が幸せになれてなんで僕は独りなのかと夜な夜な考え続け眠れないわけよ。そして、考えついた答えが憧れと尊敬。

好きという情の答え=憧れと尊敬それと好意じゃないのかな。

これをひとまとめにして伝えやすくしたのが好きという言葉じゃないかなと思うわけ。

これは僕個人的な考えだから否定はしないで。

それでは、ここらへんで終いにしようか。
ここまで読んでくれて感謝する。
じゃあまた。

・執筆:柚月




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