開業12年目 店と娘の関わり
今日は、娘のことについて、勝手に書かせていただきます。
自身の経営する飲食店を開業した2009年、当時、我が娘は小学5年生の11歳でした。
開業前の準備の時から、あれやこれやとよく手伝ってくれていました。
開業してからも、学校が休みの時は、オープン前の掃除や仕込を手伝いに来てくれていました。さすがに営業時間中の手伝いは、小学生なので、準備までして帰る、という流れでした。
なので、当時から、仕込の段階での自分の仕事を、ずっと近くで見ていました。
そして、その頃よく自分に聞いてきた言葉があります。
自分が真剣な顔をして仕込みをしていると、
「パパぁー、楽しい〜⁉️」
「めちくちゃ楽しいでぇ〜‼️」
と、いつも答えていました^_^
娘自身も、いろんなことをやってみたい!と言って、なかなか器用に細かい作業なんかも上手にやっていました。
一度、調理場のスタッフがいない時に、奥の調理場だけならいいだろうと、小学生の娘を、営業時間中に調理補助として手伝わせたことがありました。
その時、営業時間の後半、トイレに行きたい!と、言った娘。
お客様が使用するトイレしかないので、ホールに出ていかないといけない。しかし、まだお客様が2組おられる状況。
夜の12時をまわっている時間で、小学生の子を一人でコンビニにトイレ借りに行って来いとも言えず。
裏からいきなり小学生が出てきたら、お客様も驚くだろうし、、、
どうしよう。。。
トイレの位置が、店の玄関近くにある、ということで、調理場の裏の勝手口から出て、玄関からサッと入ってトイレに行く。お客様に気付かれないように。
よし、それで行こう!
勝手口から出たら娘が、ちょっとして玄関から入り、サッとトイレへ!
すると、入口付近のお客様のひとりが、なんとなく気付いてしまいました。
えっ!今なんか、子供が入ってきたでぇ!と、後ろ側を向いているお客様に話てました。
そんなわけないやろう⁉️と、もう一人の方が。
しばらくして、トイレから出て、玄関を出て行く娘。
そうすると、先程気付かれたお客様が、
ほらほらほら‼️と、
驚かせてしまったお客様には、申し訳なかったです。
そんなこんなで、娘が高校に入ってから、次の日が休みの時は、ちゃんとしたアルバイトとして、仕事をしてくれました。
娘は、基本、前々へ出るタイプではないので、調理補助という形で仕事をしていました。あまり、お客様の前へ出たがらない感じで。
高校では、校則でアルバイトは禁止でしたが、自分としては、社会勉強やからいろいろ経験して来い!って感じで言っていたので、それからはいろんなバイトをやっていました。
やがて、大学に入り、他でもバイトをしながら、週一回ぐらいですが、自分の店にも入ってくれていました。
娘の仕事ぶりを見ていて、しっかりしてきたなぁと、感じでいました。やはり、他でのバイト経験も活かされてるなぁと思いました。
今現在、娘は、就職先がコロナの影響により、退職せざるを得ない状況になってしまいました。
で、今も続けて、結構な頻度で、自分の店で仕事をしてくれています。
今では、堂々とお客様の前に出て、接客をしてくれています。
ずっと当時から、自分の仕事を見てきてたお陰で、あうんの呼吸で、生産性の高い仕事をしてくれています。
お客様からも評判で、親子で仕事ができていることを、本当に喜ばしく思います。
来年には、娘の目指すところでもある、保育士の仕事に就く予定です。
ずっと店を手伝って欲しいと思いますが、娘の目指すことを応援したいと思います。
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