AIの進化はすさまじく、画像や動画の作成も簡単にできるようになりました。しかし、僕が使って感じたことは、画像生成に関して言うと、左利きの人物描写がかなり苦手だということ。最新のGPT‐4oで試してみます。
You
左投手が剛速球を投げている画像を生成してほしい。
You
ホームランを打っている左バッターの画像を生成してほしい。
左打者だったら嬉しかったんだけどな! でもありがとうよ。と、こんな感じで右投げ右打ちの選手しか生成されませんでした。
この件については別の記事(肝心のリンクを忘れた)でコメントを頂いているのですが、やはり世の中は右利きが多いので、AIはデフォルトで右利きの人物を生成するようです。一応、訊いておきます。
You
あなたや、ほかのAIに左利きの人物の画像を生成させると、ほとんど右利きになる。何が原因なのだろう。
You
過去にGPT-4を使って「左手でペンを持ち、右手は何も持っていない」と英語で指示したが右でペンを持っている人物の画像が生成された。
なぜか縦長で2枚生成されました。1枚目は左手で持ってはいますが、何者かが憑依しているのでしょうか。ちょっと怖い。
どうしたものかと思っていたところ、実在する左利きの人を描かせればいいのでは? と思い至りましたが、肖像権の問題からか、実在の人物の描写は生成できないという旨の回答が来ました。ですよね。
ただ、似た選手であればいいとのこと。というわけで、イチローのそっくりさんを生成してもらいました。ちなみにイチローは右利きです。
描写はいいんですが、ボールの位置に違和感。
打球の位置と観客、チームメイトの視線が合っていませんが、直に改善されると願っています。
ベースボールは肖像権が切れているようで、直接プロンプトに「ホームランを打ったベーブルースの画像を生成してほしい」と打ち込んで生成されました。左打者の画像の出来はこれが一番いいですね。相変わらず打球の位置はバッターにかなり近い距離にありますが。
最終手段としては、利き手は気にせずデフォルトで画像を生成し、左右を反転させる方法が手っ取り早いでしょうね。