2023.8月某日 人生初・掃除機を買う
引越しが近い。
40年以上生きてきて初めて、血のつながりのない他人と暮らすことにした。
心象風景的にはこんな感じの人だ。
さて、私の1人暮らし歴は長く、学生時代を除いても10年を超えるのだが、ほとんど掃除機を使ったことがなかった。
いつも住むのはフローリングのワンルーム。
クイックルワ〇パー(ウェット)と、コロコロ粘着テープで乗り切ってきた。
しかし、引っ越し先は小さいながらも3LDKである。
ラグも敷くことになるだろう。
それでさすがに掃除機を買うことにした。
すでに我々は、エアコン、冷蔵庫、ソファ、ダイニングセット、カーテン(3部屋分)・・・などを購入している。照明の購入も検討している。
疲労コンパイかつ金銭感覚は麻痺してきている。
望むのはコードレス掃除機だ。
軽くて、うるさくなくて、吸引力があって、持続時間が長く、ゴミ捨てが簡単で、メンテナンスも楽で、安い!
そういうやつだ。
当初、よくわからんままうろうろしていたのだが(2人とも電化製品に弱い)・・・そんな中現れたのが、有能な営業さんだった。
我々はたぶん、「観客のお手本」のような反応を示していたと思う。
〆の文句は「今日だけ、5000円引きです」。
お買い上げ~。
帰り道。
「掃除機って進化してるんやなー」
「今日だけ割引ってのは、どうなのかなー」
「まあでも安くなってたのは事実だからなー」
そういえば、私は引越しだけでなく、「大きな買い物」を誰かとしたことも初めてなのだ。
いつも一人で決めて一人で動いてきた。
友人にアドバイスを受けながらも、決めるのは一人だった。
引っ越し先も引っ越し業者も引っ越し当日も、退去も入居も何もかも。
女一人、ナメられないように。
誰かと何かを買う。
双方主張して、話しあって、お互い妥協しながら。
みんな、こんなことをしてきてたんだなあ。
こんなかんじで、暮らすのに必要最低限の家電は買えた。
カードの引き落としが恐ろしい(笑)
できるかぎり長く(せめてそれぞれのモノの減価償却期間が終わるまでは)一緒にいたいと思う。
主張して、妥協しながら。
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