見出し画像

お付き合いしたいお客さんを求めるには自分たちが強い哲学を持つ必要があるんじゃないか?

facebookのメモに書いた12年前の文章が、今日出てきた。せっかくなのでnoteに転記しておく。

前職時代で、まだWeb構築やコンサル等のソリューションサービスを提供していた頃の文章だ。

企業が自社の商品やサービスにスタンスを表明しよう、という当たり前の話で、そのスタンスによって僕らを選んでくれるクライアントもあるだろう、と言ってるだけだけど、この当時は、こういうスタンスが選ばれる理由になりえる、なんて想像が難しかったのかもしれない。

──

たとえば、SEOの効果だしまっせってことで、グレーゾーンの手法だろうがなんだろうが手掛けて、実際それで順位が上がったりしてお客さんに満足してもらうことってのも一つのサービスのあり方だろうけど、うちは、そういう手法は利用者を欺くことだし、ネットの健全な発展に寄与するものではないから、手を染めません、みたいな、信念に基いて自らのポリシーを突き通すって考え方もあるんじゃないかと。

今のソリューション会社の殆どは前者なわけで、直接のお客さんの要求やニーズにひたすら答えようというところの重力がすごいというか、でもだからこそ、信念とか理念とかをきちんと持って、意志を示せれれば、それもまた一つの差別化というか、その意志が良いものであればだけれども、必ず賛同してくれる人はいるはずだし、そういうものをきちんと理解して賛同してくれて仕事を依頼してくれるお客さんとのほうが、仕事もスムーズで且つやり甲斐があるんじゃないかななんて思ったりする。

これってプロジェクト管理だとかワークフローだとか、そういうものよりももっと根源のところで、仕事がやりやすくなるための処方箋なんじゃないかと、最近よく思う。良いお客さん、同じ目線や同じ気持ちを持ったお客さんと仕事するのが、多分、一番トラブルも防げて、プロジェクトメンバーのモチベーションにも繋がることなんじゃないかなぁ。

僕は、どんなお客さんと付き合いたいかと考えてた時に、出来るかぎり、成果をもとめるお客さん、成果を一生懸命追い求めるお客さんとお付き合いしたいと、考えていたけれど、ここにもう一つ条件を加えるなら、やはり、エンドユーザーに喜んでもらいたいと心から考えているところじゃなあとなぁと思った。

さらに、欲を言えば、エンドユーザーだけに限らず、もっとネットの可能性を信じて、そこをより良いものにしていこうと考えてくれているお客さんと仕事がしたいなぁと。

贅沢と叱られるかもしれないけど、こういうのは、自分たちがこうなんだというスタンスをきちんと示さないと、そういうお客さんに恵まれることはないと思う。だから、まずもって自分たちがそうでなければならないんじゃないかな。自分たちが考える正しさとか、良いものとか、良い世界ってのはどういうことなのか、ってことをきちんと共有できてないと駄目だ。

多分だけど、単に自分たちだけ儲かれば、自分たちだけが良ければ、何をやってもいいなんて考えてたら、お客さんもそういうところが自然と集まってくるもんなんじゃないか。で、そういうところは、失敗とかに煩いし、何か別のところでちょっと新しいテーマが流行ると、すぐそちらに飛びついてしまうとか。

iPhoneでとりとめなく思うところを書いてみた。まだ、ちゃんとまとまってないけど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?