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【SVシングルS18最終25位/レート2153】閃耀ミラウーラ

【初めに】

どうも~ゆで次郎です。
S18お疲れさまでした。

今回は、S18で最終25位という結果を残すことができたので構築を紹介していきたいと思います。

以下常体

1.使用構築

レンタルはレギュG中は残す予定です

2.結果

TN ゆでじろう 最高2150 最終2113 101位
TN 有象夢造  最高最終2153    25

諦めずに試し続けてよかった

TNの由来

パラドキシカルの響きいいよね

3.コンセプト

・即負けしないように立ち回る
・パワーの高いポケモンで一貫性の高い技を撃つ
・特殊受けを起点に崩す動きにリスクをつける
・引き先を用意することで目の前に通る技を撃てるようにする
・テラス後のタイプ補完を意識していつ切っても立ち回れるようにする

4.構築経緯

1.伝説枠の決定


 序盤から中盤にかけて残飯HBカイオーガと草分け水テラバザシアンを触っていた.ザシアンはペリッパーやゴチルゼルと組ませることで5月19日にレート2000まではいくことができた.
 しかし,ゴチルゼルの増加やザシアンが注目を浴びたことによって,パワーの高いポケモンで固めた構築にヘイラッシャが単体で挿されることが多くなった.
 その結果,ゴチルゼルを出すリスクが選出誘導力とキャッチした時のリターンを超え,選出択となってしまい2ロム目は4桁で停滞していた.
 ザシアン自体も弱体化によって落ちたパワーを雨で引き上げるピーキーな型だったこともありそこまで強さを感じられなかった.
 そこで,相手していて強かったミライドンと黒バドに目が向いた.どちらにするか悩んだが,
・一致技が両方高火力である
・対面操作技を覚える
・4倍弱点が無く事故が起こりにくい
・半減が多く耐久が高いためサイクルができる
等の理由からミライドンを使うことに決めた.

2.採用順

ミライドンからスタート
・パオジアンに上から動かれたくない
・黒バドや相手のスカーフポケモンの処理ルートを増やす
・相手していて強かった
等の理由でこだわりスカーフに決定

地面→フェアリー引きやフェアリー→地面引きや不意のテラスなど,幅広い選択肢に一貫するフェアリーテラスマジカルシャイン型で採用

ミライドンが誘う地面を起点に崩す枠として連撃ウーラオスを採用.
使い慣れているスカーフはミライドンが持っていたため,鉢巻にする予定だったが,環境にゴツメが多かったためパンチグローブで採用.

環境で数が多かったミライドンと黒バドに両方に対して安定した引き先となれる突撃チョッキディンルーを採用
後出しされる崩し枠に負荷をかけるためにA特化
スカーフバドや高速移動ミライドンに安定した詰め筋となれる地ならし採用.

浮いてる枠1
ディンルーが誘う崩し枠を受け止める枠としてゴツメカイリューを採用.
ミライドンが誘う地面全般に強く数値の高さと羽休めも大きい.
ゴツメで削った崩し枠を縛るために意地ノマテラ神速で採用.

浮いてる枠2
ここまでカミがやばいのでミライドンとの相性補完に優れたアーマーガアを採用.カミと,重めな暁ガチグマに強く出れる生意気HD振りで採用.羽休めを極力押したくなかったのでオボンの実を持たせた.

浮いてる枠3
最後にここまでで重いホウオウ,白バド,電テラパオジアンへの引き先になりミライドンとの補完に優れ,痛み分けで体力管理ができるヒトムを採用.
 やどみがまも白バド軸に強めな残飯で採用.

5.個体紹介

・努力値調整の記載順は優先した順番
・選出率は集計を取り始めた(2000乗った)後の統計

1.ミライドン@こだわりスカーフ

パワー

C:リーチと負荷を重視して特化
B:特化パオジアンの礫と不意が結構ずれるため4振り
H:臆病黒バドの眼鏡トラビ最高乱数切り耐え
S:最速ガブ+2(ミラー意識で高め)
D:余り

圧倒的パワーですべてを破壊するポケ

特化にした時のパワーがすさまじく,ハドロンエンジン込みで種族値190相当になる.EF下イナズマドライブ(龍星群)はD4振りの黒バドを56.2%の乱1で落としてしまうほどである.

6/3追記:使用していたダメージ計算アプリがハドロンエンジンの倍率を4/3倍ではなく1.3倍にしていました.そのため正しいバドレックスへのダメージは68.75%の乱1です.

しかし,ミライドンがやばいことは,知れ渡っていたため,
・地面+フェアリーに技が一貫しない
・不意のテラス
・チョッキディンルーの増加
等の問題がありイナズマドライブと龍星群だけで崩しを行うには読みが必要であり安定しなかった.
 また,ミライドン側が相手の地面+フェアリーや不意の地面テラスに対抗する手段としてとんぼ返り+崩し枠が一般的であった.
 しかし,パワーの高いポケモンの地面テラスに捕まると負けに直結するため,とんぼがえりを押したくなる場面が多いが,相手が地面テラスを切っていなかったときが型がある程度ばれることも含めるとディスアドになる.
その結果,捲るために目の前に通らない技を押さないといけない盤面が出来上がり安定しなかった.
 そこで,チョッキディンルー引きと目の前のテラスに対して一貫するフェアリーテラスマジカルシャインという択を用意することで,対面勝ちつつ引きに大きな負荷をかけられた.

また,ミライドンの火力が高すぎるため,受けられるポケモンは総じてこちらに与える負荷が小さい
 そのため,地面テラスが経験上飛んでこないポケモンに対して超火力ボルトチェンジを撃つと居座りにハイリターン,引きにも崩し枠への素引きが間に合う.
 引きにとんぼ返りを合わせるくらいなら目の前に通る技を撃ち,引かれても勝てる構築を作るべきであると感じた.

また,フェアリーテラスにしたことで耐性が強化され,パオジアンの不意打ちで縛られにくい.ミラコラの技が一貫しないなど恩恵が大きかった.

選出率96.5%(83/86戦) 圧倒的1位

2.連撃ウーラオス@パンチグローブ

最強

A:有利対面をとったときの負荷を重視して特化
H:臆病眼鏡カミのシャドーボール確定耐え
HB:特化パオジアンの抜群テラバースト確定耐え

安定感抜群の相棒

高い物理耐久+命中安定の高威力+先制技によって高い対面性能と崩しを両立できる最高のポケモン.
 パンチグローブにすることで環境に多かったゴツゴツメットに対してプランを崩されることなく崩しを遂行できる.

環境に多かった崩し枠が鉢巻水ラオスであったため,環境の黒バド構築はカイリューを採用しディンルーラオス対面を解決している人が多かった.
 そこに対して撃ち分けできる冷凍パンチで採用することで受け出してきたカイリューを破壊してイージーがとれた.

また,対戦を重ねるうちに,初手にディンルーや地面テラスが出てくることが多いことが分かったため,積極的に合わせてアドを取りに行った.
 相手の鉢巻ウーラオスの下から動きたかったが,同速が結構発生したため用意できる人はS個体値を落としてもいいかもしれない.

 EF下かみなりパンチで水タイプを崩すのも面白そうであったが技スペースの関係上断念.

 ミライドンが誘う地面テラスをアクジェで縛る動きも強力だった

 テラスは行動保障と,浮いてる枠と合わせて毒びしを回収できる

パオジアンに強いのが本当に偉かった.

選出率61.6%(53/86戦) 2位

3.ディンルー@とつげきチョッキ

バグ

A:特化
S:無振りカバルドン抜き(ザシアンの時の名残)
D:なるべく高く
HD:特化ミライドンのEF下抜群テラバ2耐え
HB:端数

安心感の化身

D振りのみで特化カミのムーンフォースが半分入らないほどのいかれた耐久を持つ.
 その圧倒的数値からカタストロフィや地震による安定した削りを行える点が強み.
 反面,火力が控えめで絡め手が使えないため浮いているポケモンや鈍足高火力ポケモンに対して不利を取る.
 そのため,相手の物理ポケモンに後出しできるクッションか,死に出しから捲れる積み技を持ったポケモンのどちらかは欲しいと感じた.

技構成は命中安定高威力の地震,不利を取る格闘を殴れるテラバースト,安定した削りが強いカタストロフィ,
 定数+スカーフバドに対して1回の行動で詰めることができる地ならしを採用した.
 しかし,スカーフバド以外に活きることは少なく,スケショカイリューの起点になったりルナアーラが重すぎたりしたので,岩石封じやヘビーボンバーや地割れも選択肢になりうると感じた.
 特に,カタストロフィが,負荷がそこそこでありながら外しが負けに直結しうるため,抜いてもいいのかもしれないと感じた.

6/4追記:対戦記録を見直したところ壁とパゴスに結構撃っていたのでカタストロフィは確定でいい.
当てる前提で組み立てていた技だったので、最終日付近の外しが強く印象に残っていたと思われる.

引用:https://www.nikkei-cnbc.co.jp/kouza/songiri/

テラスはウーラオス,カイリューを殴れて黒バドに弱点を突かれないフェアリー.
 ミライドンミラーにおいて,ミライドンとディンルーが両方電気に耐性があり,両方フェアリーテラスであることで,どちらにテラスを切っても技が一貫しないのが強力だった.

選出率51.2% (44/86) 3位

4.アーマーガア@オボンの実

偉い

調整はS16,1位のはっしーさんの記事を参考にした
【S16最終1位】アマガラッシャコントロール|ポケモンパーティ構築|ポケモン徹底攻略 (yakkun.com)
掲載許可をくださったはっしーさんありがとうございます

原案からSラインを変更し無振り50族抜かれにした

ミライドンとの相性補完に優れ,ミライドンが択を発生させやすいカミ対面で安定した引き先になれるのが強かった.
 また,タイプが優秀すぎてマジカルシャインが一貫しないザシアン+地面に対して強く出れる.
 ミライドンザシアン対面でスカーフを見せると地面テラス剣舞やガチグマバックが多かったため,両対応できるアーマーガアバックは非常に強力だった.

ミライドンの弱点がフェアリー地面ドラゴン氷と受けにくいタイプがそろっているが,そのうち3つを半減できることで安定した引き先となり,後攻とんぼ返りで攻め駒を着地させる動きはシンプルに強力だった.

テラスタイプはカミのシャドボに対して立て直しが効くノーマルにしたが切ることはほぼなかった.

目の前に与える負荷があまりにも小さく隙を作りやすいためなるべくとんぼ返りを押すことが重要であった.

テラスなしでグライオンのみがまもループを抜けられるため,スカーフミライドン視点面倒なグライオンが1回も出てこなかった.
選出圧力の重要性を知れた.

見た目上カイリューに強いため,重めな鉢巻カイリューが出てきにくかったのも強かった.

選出率37.2%(32/86) 4位

5.カイリュー@ゴツゴツメット

誤魔化しの鬼

HB:カイリューの鉢巻逆鱗マルスケ込確定耐え
A:余り,カタスト+ゴツメ+火傷+テラス神速でH252B4振り原種ガチグマ確定
D,S:端数(同速嫌い)

浮いてるポケモンで一番強いため採用.
ゴツゴツメットを持つことでチョッキディンルーを崩してくる鉢巻ウーラオスやミライドンを受けてくるチョッキ物理アタッカーに対してめっぽう強い.

ノマテラ神速による縛り,羽アンコによる詰ませなどこの型だけでも多彩な立ち回りができるが,型の豊富さによって無限の可能性を押し付けられるためカイリューで補完する動きは今でも強力であると感じた.

コライドンに対して結構強くフェアリーテラススカーフミライドン+ゴツゴツメット神速カイリューでスケイルショット以外には択が絡みにくい試合ができた.

パオジアンが見えた時にミライドンとの同時選出がしにくい点が難しかったが単体性能が高すぎて出した試合は活躍した.

逆鱗でワンパンされてミライドンで縛る方が展開いい気もするので多分HAで良い.

選出率30.2%(26/86) 5位

6.ヒートロトム@たべのこし

陰のMVP

HB:数値が足りないので特化
D:端数

最高の補完枠

浮いている氷電気フェアリー半減という唯一無二の要素が環境に突き刺さった電子レンジ. 元々,ミライドンとの相性補完が優れていることから試してみた枠であったが,終盤にかけて増加した白バドと一定数いたホウオウに対しての安定感が段違いだったため続投した.
 環境に多かった電気テラス白バドを完全に受け止め痛み分けで体力を管理できるのにゴチルゼルから逃げれるという偉すぎポケモン.
 残飯を持たせることでやどりぎのスリップダメージを軽減できるため,一定数いた毒びし+やどみがまも白バドに対しても,毒テラスウーラオスと組み合わせることである程度勝つことができた.

鋼テラスは,カイリューの一貫を切るためにたまに切った.ステロが痛いので環境によっては厚底ブーツもありだと思う.

先月使い始めた時点では使用率142位だったが,50番あたりまで来てもおかしくない強さだと感じた.
 複数の伝説に投げれる補完枠は強い.

選出率19.8%(17/86)

6.選出

・86戦で多かった順

1.vs黒バド

ミライディンルー@1
@1はヒトム以外で刺さってるやつ
ウーラオスはHDチョッキゴリラに微有利なので初手に投げてもいい
ディンルーやパオジアン見たらウーラオス初手に出したい

2.vsミライドン

スタン系
初手ミライ裏ディンルー@1
型判別からスタート
大体上取ってるからボルチェンorテラスマジシャスタート
耐久なければテラスで,チョッキは流星群押してくる.ミラコは押されない.
カイナやラオスが同居してたらカイリュー投げる
その場合パオは対面処理
壁展開
結構きつめ
アーマーガアかカイリューで片壁にするor頑張って枯らしてミライドンかディンルーで殴る
高速移動に対して地ならしで抗う予定だったが,ミライドンの耐久が高すぎて削り切れない.真面目にここに関しては地割れ採用が1番勝率が高くなると思う.

3.vs白バド

ミライヒトム@1
withガチグマ→アマガ
withドオー→ウーラオスでテラス
後は取り巻き見て臨機応変

4.vsカイオーガ

ラオスミライ+アマガorカイリュー
カイオーガはウーラオス対面冷凍ビームを撃ってくることがほとんどだが
スカーフミライドン引き安定なので構わず引く.
裏に地面がいてもオーガ対面ボルチェン押す.
地面テラスされても雨ラオス強すぎて通る.
カミがいたらアマガ出す.

5.vsコライドン

ミライカイリューアマガ
初手大体コライドンなのでスカーフか判別
スカーフ→テラスボルチェン
それ以外→テラスしてマジシャorドライブ

人によってテラスしたりしなかったり,で安定しないので通った時のアドがでかく事故りにくい行動をしてた.初手のコライドンに隙見せると積みから不利なテラス択になることに注意.

6.vsザシアン

ミライラオスアマガ
ウーラオスがテラスするとザシアンと殴り合えるのでテラスして殴ってもいい
地面テラス警戒で素引きをする
電気技撃てないでしょ剣舞をする人も結構いたため一貫する水テラバがザシアン軸には刺さると感じた.

7.vsホウオウ

ミライヒトム@1
白バドと同じ
ホウオウがヒトムより早いため役割集中されないように他でカバー

8.vsテラパゴス

きつめ
ミライディンルー@1
ラオスが遅いため出しにくいのが響く.
ディンルーとミライドンでパゴスを削り切るゲーム.
 セットのキラフロルが地面だけでなくフェアリーもいるので噛み合いになりやすい.
 ウーラオスでフロルやゴリラを破壊して毒くらいながらディンルーで削る展開になる.
 死に際にじならしでS落としながら落ちるとスカーフミライドンで切り返せるのでそれを目指す.

9.vsルナアーラ

無理です.
今期一番の欠陥.
少なすぎるから切って良いと思ってたら
強い人はちゃんと評価してて一定数いた

10.その他

パワーの差でゴリ押す

7.振り返り

今月1ヶ月モチベーションが高くしっかりと取り組めたため結果が出て嬉しいです。
500戦時点で4桁で萎えてましたが、考えるのをやめなかったことは成長です。
構築がはまるとするするっと上がったので、
勝ちきれない時は立ち回りで誤魔化す前に構築をちゃんと見直すべきだと思いました。惰性でやるポケモンだめ。
 終盤勝てた要因として、試合の振り返りがあると思います。今期から構築がほぼ完成して2ロム2000乗った後にバトメモで試合の記録をつけていました。
 TNと並び型のメモを残し、どのポケモンのどのような型が出てくるのか、データとして出てきたことが、選出と立ち回りの安定に繋がったように感じます。
 終盤最上位にいるのが初めてだったので強い方とたくさん試合ができて楽しかったです。勝っている人は構築が強いので、基本は安定行動で必要に応じて読みを交えてくる方が多いように感じました。1点読みの精度を上げる前に1点読みをしないと勝てない構築を改善するべきなことを実感しました。
 逆に反省点として、実績の不足で上を目指すメンタルを保てなかったことです。2ロム2150から不利構築と急所で2連敗した時点で完全に心が折れてしまい、勝てる気がなくなってしまいました。結果として2150のロムを動かせば1桁に乗る可能性があったにも関わらず保存して最終25位という結果になりました。しかし、次は絶対に1桁を目指すという確固たる意思を持つことができたシーズンでした。ここで潜って溶かしていた場合、今後溶かすことを恐れて潜れなくなる可能性もあったため自信をつけるという意味で成長したシーズンだったと思います。
 来月はバトメモで記録を残しながら対戦し振り返ることで、構築選出立ち回りをどこまで改善すればいけるようになるのかを考え勝てる構築を作れるように努力したいです。
 ただ、S18と比べて時間を割けないような気がするので真王杯東海予選を焦点に調整をしていきたいと思います。

構築の質問やポケモンについて聞きたいことがあれば@YudeJiro_pokeのDMまでお願いします。

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