戸田裕大

金融マーケット経済圏で、起業家、個人投資家、著者として活動しています。Weekly R…

戸田裕大

金融マーケット経済圏で、起業家、個人投資家、著者として活動しています。Weekly Report 157週間の予測に対する正答率64.5%はおそらく日本一で、勝負に拘る方のお役に立てます。

最近の記事

円キャリートレードはいつまで逆回転するか?

円キャリートレードの巻き戻しが続いているが、一時的に落ち着いている。今後の展開として、大統領選挙までは不安定な状況が続く可能性があるが、8月後半から再びチャンスがあるかもしれない。ただし、円キャリートレード自体の有効性が低下しつつあり、代替として人民元キャリートレードが望ましいだろう。また、日銀の政策や米国の雇用統計が今後の相場に大きな影響を与える可能性がある。 円キャリートレードの現状 ドル円は一時141.68円をタッチし、現在146円台で推移 ボラティリティ上昇によ

    • なぜ日銀は利上げしたのか?

      日銀が短期金利を0.25%程度に引き上げ、長期国債買い入れの減額計画を発表した。この決定の背景には物価上昇圧力への対応があるが、政府からのプレッシャーも影響している可能性がある。利上げの影響で円高が進行し、ドル円相場は150円台まで下落。今後しばらくはドル安円高傾向が続く可能性があるが、長期的には再び円安に向かう可能性も指摘された。 2024/8/7(追記):内田副総裁が北海道で講演を行い「先行きにつきましては、結論から申し上げますと、内外の金融資本市場の急激な変動がみられ

      • 【日経平均4451円安】セリクラか?

        全体要約 日経平均株価が4451円安と過去最大の下落幅を記録し、円高ドル安も進行。背景には米景気後退懸念や日銀の金融引き締めがある。セリングクライマックス(セリクラ)の可能性も指摘されるが、今後の日銀の政策や要人発言に注目が集まる。株式市場全体が弱く、特に半導体や自動車関連銘柄の下落が目立つ。投資家には慎重な姿勢が求められる状況。 マーケット概況 日経平均株価:4451円安の32,421円61銭 ドル円:146円50銭から142円31銭へ円高進行 日本10年国債金利

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