見出し画像

≪Vol.111≫僕が都合良いように学んで、都合良いように解釈している

日出づる国じゃないの?

僕は何も知らないんだな。
と思ったのが、
8年前にロシア・ウラジオストクへ行ったときです。
僕はその当時で32、3歳でした。

なんと「日本より1時間進んでいました!」

それの何が驚きなの??と思う方もいると思うのですが、
僕の学びでは日本は世界でも極東で「日出づる国」と言われていた記憶があり、日本が世界で一番最初に時計がスタートしていると思っていました。

アメリカは12時間遅れとか、中国は1時間遅れとか、日本より遅い国がたくさんあるのは知っていたのですが、まさか日本より時間が早く進んでいる国があるとは・・・

僕が教えてもらっていた地理と全然違うじゃないか!と
33歳にして初めて知るわけです。
※ちなみにウラジオストクは
「札幌と同じくらいの緯度で、広島と同じくらいの経度にあります」

さらに言うと、
日本の最北端の北海道「稚内」がありますが、
そこから北にある、ロシア・サハリンの南端まではわずか43km。

しかし、その時差「2時間」です。
サハリンの方が2時間進んでいます!
日本は今、夜7時くらいまで明るいですが、
その時間にサハリンは夜の9時ですから、それは夜9時までは明るいことになるだろうと考えられます。

ちなみにウラジオストクに行ったときは6月くらいだったように思いますが、夜10時くらいまで明るかったです。

そういうこともなかなか知る機会がありません。
偶然、海外に行ったから知った。というだけでした。

日本はアジア1位じゃないの?

他にも、日本は給料がアジアの中では高い!
また物価も世界でも高い方!
なんて、日本では教えられてきたような記憶があるので、
そう思って話してきたのですが、
実際はそうでもない。。。なんてことがたくさんありました。

アメリカへ行ったときにタバコの金額の高さに驚いたし、
ユニバーサルスタジオの入場料の高さに驚いた。
ヨーロッパでは、ランチをちょっと買ったら2000円くらいしたのにも驚いたし、
オーストラリアの留学生から、シドニーだったらカフェのバイトでも時給2000円くらいのところも結構ありますよ。というのにも驚いた。
またまた、
給料もソウル、上海、香港などアジアでの主要都市だと日本より給料が高いことにも驚いたし、シンガポールだと普通に給料が高いのにも驚いた。

でも、何となく日本がアジアで1番という感覚はあり、
日本より何倍も給料が安いところをピックアップしては、悦に浸っているような感覚もあった。

僕が都合良いところをピックアップして、都合良い部分だけを良いように解釈してしまっていたのかなと思ったりもする。

情報の精度を自分で判断できるのか?

ちょっと、話が変わって「中国」の話。
日本では隣国である「中国」の話は良くも悪くもいろいろ比較するケースはあると思います。
国全体を比較すると日本の方が安定感はあるような気がしますが、中国は世界の先端もあれば、まだまだ発展途上のエリアもあるので、国内での差は大きいでしょう。

日本に来ている中国人留学生と話していて驚くのが、
「母国の情報を信用していない」ということでした。
これは決して母国が嫌いなわけではなくて、母国のことは好きな子が多いのですが、母国の情報を「自分で判断する」という習慣を持っているということです。
「嘘の情報がたくさんある」と理解して、自分で選択して、自分で判断して行動する。という習慣を持っている人が多いように感じました。

日本ではどうでしょうか?
日本の情報に対して、あれこれと文句は持つのですが、
テレビのニュースは信用するし、政府の方針も基本は信用する。
(信用してなくても従うことが多い)
また、旅行のおすすめ情報があれば信用するし、
まぁ、実際そんなにダイナミックに騙されることもない。

これから情報の受け取り方はどう変わっていくのでしょうか?
池上彰さんの「今さら人に聞けない」シリーズの本を読んでおかないと、恐ろしいことになりそうです。

本日も最後までありがとうございました!

いただいたサポートは、TOKYO GLOBAL LABという弊社の外国人留学生が日本のインバウンドの課題を解決するための活動に活用させていただき、皆様の役に立つ情報を提供いたします。よろしくお願いします。 https://tokyo-global-lab.com/