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≪Vol.77≫国によって戦い方が違う

毎度のご案内ですが、
僕は外国人留学生/社会人を組織した会社をしている
株式会社ワン・ステップの石川と言います。

今回、日本の教育を受けている日本人にとっては、
なかなか気づかないことがある。
という体験を書きたいと思います。

先にサッカーの話をするのですが、
今はあまり聞かない?のですが、

昔(中田の頃)、日本選手がヨーロッパに行くようになったころ、
ヨーロッパでは、ピッチ上でミスプレーしても謝ってはいけない。
というような話が記憶にあります。
#メジャーリーグだとデッドボールを当てても謝らないも同じ

日本だと自分が悪くなくても「ごめん、ごめん」
なんて言って、場を作ったりしますが、
海外のピッチだと、「ごめん、ごめん」というと、
「そうだ、そうだ、俺がミスしたのはお前が悪いんだ!」って、
なる場合がある。
という選手のコメントがあったと思います。

ちょっと極端な例ではあるような気がしてはいますが、
外国人が「嫌な奴」という意味ではなくて、
海外では「ライバル意識、競争意識」というのは日本より、
海外の方が圧倒的に強いのだと思います。
それは、サッカー選手だけではなく、一般社会でも同じで、
日本人よりそういう意識はあるのかなと思います。

ネガティブに捉えると「失敗をしても謝らない」なのですが、
ポジティブに捉えると「自分のポジションを責任もって守る」と言うことでもあります。
日本人は「みんなで頑張りましょう」という協調性を重んじますが、
外国人だと「自分の持ち場は自分で責任もって守りましょう」という意識に近いのだと思います。

紐解くと
雇用契約の違いだと思うのですが、
日本は、社員になるとほぼ「解雇」がないので、
不必要な緊張感を持たずにチームワークを発揮できるのですが、

外資系だと「成果が出ない=解雇」なので、
「成果が出ていない状態を作らない」という意識は働く人にとって強いと思います。

なので、簡単には「失敗にしない」ようにするのですが、
「失敗なのに、失敗にしない」にされてしまうと、
面倒な後処理が発生する場合がありますので、

「失敗は失敗」としてほしいのですが、
それは契約に対する緊張感だと思いますので、
特に外国人スタッフを採用する場合には、
信頼関係と、契約関係を確認しておくことで、
外国人スタッフととも日本風の働き方が作れます。

「なんで失敗を認めないんだ!」と思っている人は、
日本にはあまりない、そういう「事情がある」ということを
踏まえていただければ、日本流の戦い方を知ってもらえると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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