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≪Vol.112≫野村監督の教え

財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上

故・野村監督の言葉にこのような話があるのですが、
私は経営者をやっていて、特に人材系の会社なので、
とても大切なリーダーの条件3つです。

「①財、②仕事、③人」
の順番があるとして、
野村監督の教えのように「人」を遺せることが一番素晴らしいとは思いますが、だからと言って「人」を遺す活動をするだけで、
本当に「人」が育つか?と、
言われればそうではないとも感じています。

野村監督が①~③をランク付けしたように、
やっぱり①が一番難しいように見えて、一番簡単
次に②の仕事を残す。
そして③の人を残す。
の順番じゃないのかなと思います。

「人を遺す」は教育のような文字面ですが、
実際、教育だけで「人が遺る」ほど甘くはないなぁと感じています。
だから①②の現実から逃げて、お金が発生しないイメージがある③に向かってしまうと、それは大間違いのように感じています。

特に僕のような「人材業」(教育)だと、
「人を育てる」ということに重きを置いているので、
「僕は人を遺しているんだ!」となりがちではあります。
特に①②の状況が芳しくないときほど、そうなっているように思います。

キレイごとを抜きにして、
やっぱり最初は「カネ」だ。
ということを思い知らされる野村監督の言葉です。
最初からそう書いといてくれれば、スッとするのですが、さすがにそれでは響きが悪いのでそうは書かれていないとは思うですが、野村監督もそんなのは当たり前だろう。と思っていただろうと思います。
「カネも仕事も残してやれるけど、わざと残さずに人を遺すんだよ」と。

現実でやっていることはソロバンを弾くこと

経営者としてやっていることとしたら
まずは「お金の算段」です。
ちゃんとソロバンを弾くことです。
仕事があっても、なくても、「お金の算段」はしなければなりません。
それは大仕事です。
働いてくれる人など、関わる人が増えれば増えるほど、ソロバンが頭から離れなくなってしまいます。

次にはやっぱり仕事です。
お金があっても、仕事がなけりゃ、
給料を払っているだけの飼い殺しです。
素晴らしい仲間が入ってきてくれているのに、ポテンシャルを発揮させてあげられない期間というのは、本当に申し訳ない思いです。
給料はちゃんと払うから、何とか許して。。。
みたいな日もたくさんあります。
金さえ払えばいい、なんて思っていると一巻の終わりです。

「人を遺す」仕事をしたいと思っていますが、
まだまだその前に残してあげられるだけのチカラを自分がつけないと、
ホントの「人を遺す」には辿り着けなそうです。

頑張りますので、留学生の皆さん、少々お待ちを。
引き続き頼みますね!

今日も最後までありがとうございました!

いただいたサポートは、TOKYO GLOBAL LABという弊社の外国人留学生が日本のインバウンドの課題を解決するための活動に活用させていただき、皆様の役に立つ情報を提供いたします。よろしくお願いします。 https://tokyo-global-lab.com/