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イラストの進捗 〜ジェミ様教壇編〜

昔から黒でラフを描くことにとても抵抗があるのだが(印象が強すぎて参ってしまう)、ゴリゴリわしゃわしゃ形を掘り出していくような描き方も試してみたいと思って、太めの黒線画によるカラーイラストに挑戦してみることにした。

今後公開予定の寸劇用のイラストで、このお話のサムネイルになる予定。
聖騎士シリーズの第二賢者ジェミ様が教壇に立っているシーン。

太めの線画は苦手かもしれない

もともと「絵が固い」人間で、あまり「生きた線」みたいなものを描くのが得意じゃないから、太めの線で描いたところで「主張の強いラフだなぁ……」くらいにしか思えなかった。ちなみに本当のラフ(アタリ)はいつも通り薄い青緑で描いた。

結局すぐに色を置きたくなってしまうし、影は全体に乗算でかけたい。黒太線画×厚塗りの絵柄に憧れるのだが、多分適性として細い色線画×水彩塗りの方が合っているのだと思う。そもそも反射光で色が飛んで見えなくなっちゃうくらい細い線画が好きだしな。

新鮮な気付き

いつもと感覚が違って新鮮な部分もあった。思い切り度は3割り増しという感じ。失敗するつもりで手を入れているから、違うなと思ったらすぐに消せるのもそれはそれで良いかもしれない。ただ、1手ごとに完成度が上がっていく感じがしないのがなんともヤキモキというか、どの段階で何をどこまで詰めればいいのかまるでわからず二の足を踏む感覚があった。

何より、結局線を太くしても頭が「雑なラフだ」と判断して消しゴムツールでちまちま削ってしまうのが、とてつもなく無駄な感じがした。

この描き方のどんな部分がどう完成度を左右しているのか全くつかめていないことが原因かもしれないので、目指す絵柄に近い完成度の高い作品を見ることができれば少し話が早いかもしれないと思う。

多分最終的には背景との距離や空気感を意識して細い線で仕上げることになると思うが、もう少しだけこの方向性で実験してみたいと思う。

ここまで読んでくれてありがとう。
おやすみなさい。

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