「一輪の夏」寸劇脚本 【ママと箱庭シリーズ】
ママと箱庭シリーズ「一輪の夏」の寸劇パートのセリフ脚本です。
【今回の登場人物】
・イト・・・少年。綺麗なママと森で暮らしている。
・ママ・・・イトと森で暮らしている。
イト:
ねえママ、これなに?
ママ:
これは、ひまわりっていうのよ
イト:
大きなお花だね……すごくキレイ!
ママ:
この茶色の粒ひとつひとつが、種になるの……
イトがいい子にしていたら、来年はこの庭いっぱいに植えてあげるわ
イト:
本当? すごく楽しみ!
ねえこれ、持って帰ってもいい?
ママ:
それはダメよ
花を摘めば、命はそこで終わってしまうの
二度と戻らないのよ
イト:
そっか……ごめんなさい
とてもキレイだったから、部屋にかざりたいと思って……
ママ:
うん じゃあ……あちらの花にしましょう
たくさんあるから、ひとつくらい摘んでも困らないわ
イト:
あっちの青いやつ?
ママ:
そう イトが摘んできてくれる?
イト:
うん、わかった!
待っててね、ママ!
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