コミュニケーションできない相手を好きになれない
西島秀俊という俳優が結婚するということで、私が見ている範囲でもtwitterが盛り上がっている。というか私と同年代の女性たちが嘆いている。
ところで私はそういう気持ちが全くわからない。
芸能には詳しくないので、西島秀俊という名前は見たことがあり、俳優らしいということも知っていた、という程度だ。この文章を書きはじめてから、ぐぐって顔写真とプロフィールを確認した。でもそういう理由ではなくて、芸能人に恋愛めいた感情を持つということがわからないのだ。
好きな芸能人が結婚して落ち込むという気持ちが(ネタとしてさえ)まったく理解できないし、そもそも芸能人を好きになるということ自体がわからない。会うこともできないような相手に惚れるなど理解不能じゃよ
— sociologbook (@sociologbook) November 20, 2014
これは知人のきしさん @sociologbook のツイートだが、私もそうで、芸能人とかミュージシャンとかを恋愛っぽい感じで好きになることがない。「音楽が好きだからライブに行く」というのはあるし、そのほか何かよいところがあってある人を好ましいと思うことはあるが、性愛的な感情ではないので、その人が男性でも女性でも、既婚でも未婚でも恋人がいてもいなくても関係ない。
私が最後にミュージシャンを恋愛っぽい感じで好きだったのは中学生頃で、そのあとは音楽が好きなミュージシャンはいても、そういう気持ちを持たなくなった。だからいい年してみっともないとか自分は大人だとかそういうことを言いたいのではなく、ただ、自分と違う世界の見え方の人がたくさんいるんだなあと思うし、芸能人をそこまで好きになれるといろいろ楽しそうだなあとも思う。
そしてオタク趣味の中核には、「アニメや漫画のキャラや芸能人など、直接コミュニケーションできない相手に性愛的な感情を抱く」というものがあるようだ。だから私はオタクではないな、と。
ついでに言うと「好みのタイプ」とか「メガネ萌え」とかいうのもよくわからない。私にとっては、事前に「自分の理想の型」があって、それに当てはまった人を好きになるというものではないみたいだ。コミュニケーションしてみないとわからない。その人が私に対してどうするかがすべて。
ネットではオタク趣味の人が元気で、芸能人とかアニメキャラなどへの愛を熱く語る人が多いが、そしてそういうテキストを私も割と楽しく読んでいるのだが、こういう人もいるよということで書いてみました。
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