ジャニーズWEST「Wtrouble」レビュー!

“ジャニーズアイドル”というつまらない固定概念はかなぐり捨てて、まず聴いて欲しい。歌唱力、表現力に驚くはず。様々なアーティストとの化学反応はまさに“Wtrouble”。7色の虹が重なって生まれた楽曲達を是非とも感じ取って貰い、ジャニーズWESTらしさを軸に提示した新たな一面に魅せられることでしょう!

表題曲の「Wtrouble」は禁欲塗れとなった世界を変えようと奮闘するグラフィティーアーティスト集団がテーマ。どこか、ウイルスに翻弄される現社会と重なる部分も感じる。エンターテイメントの在り方を今一度考えなければならない状況に立たされる昨今、総てを塞ぎ込むのではなく、解放する為の手立てとして先陣を切ってくれる救済の曲なのではないでしょうか。

他にも新たな局面にトライしたユニット曲など勝手にレビューさせて頂きたい楽曲が盛り沢山ではありますが、最後に私がお気に入りの曲を2曲。

まず一つが「Glory Days」。
街並みが変わっても歳を重ねても、なんら変わらない“地元のツレ”同士が久しぶりに集まり、時間を忘れて踊り明かす多幸感が堪らない!KinKi Kidsの「フラワー」を彷彿とさせる南国風なサウンドに沖縄ぽいエッセンスが加わる夏の野外で聴きたい曲ナンバーワン。数多くあるジャニーズWESTの夏ソングの中で、ズバ抜けておススメしたい。

二つ目が「to you」。
メンバーの重岡大毅が作詞作曲した今作は別れがテーマ。昨年天国へと旅立ったジャニーさんへと届ける感謝の気持ちを彼らしいユーモアな言葉で表現し、生前口癖のように息子達の背中を押してきた魔法の言葉「YOUやっちゃいな!」をさりげなく取り入れている。その一方で、デビュー前から切磋琢磨してきたメンバーの関係性が滲み出る歌詞も魅力的。まるで今の7人を昔の7人が見守っているかのように。
悲しい時こそ笑顔で “じゃあな” “あばよ” と空に向かって手を振る姿を連想させる歌詞と心弾むポップなメロディーがどことなく切ない曲。

#ジャニーズWEST
#Wtrouble
#レビュー
#音楽

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?