マローダーズ 襲撃者

 まったく期待せずに観たら、物凄い硬質な男くさい警察物でとても面白かった。ブルース・ウィリスが出てるんだけど、主役じゃなく悪役側。主人公はこれもおっさんのクリストファー・メローニ演じるFBI捜査官と、同じくFBI捜査官役のエイドリアン・グレニアー。
 ブルース・ウィリスが頭取を務めるヒューバート銀行に武装した四人の強盗が押し入るところから始まる。彼らは支店長を射殺するのだけど、流れ弾に当たった警備員は介抱して死なないようにするなど、行動に一貫性がない。
 FBIが主軸となって解決チームが作られるが、その最中にも同じ犯人グループと思われるヒューバート銀行支店のみを狙う強盗が多発する。
 強盗の影には頭取のかつての陰謀があるのだけど、出てくるFBI捜査官や市警(非常に仲が悪い)のキャラクターがとても緻密に描かれていて、人間ドラマとしても秀逸。
 期待しなかった分、ちょっと細部までしっかり観れてない可能性あり、もう一回ちゃんと視聴したい感じ。

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