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恋の尊さ

今日はほとんど私の話です。キングオブコントの空気階段を見て思ったことは僅かです。

私には昔から苦手なことがたくさんある。
跳び箱も逆上がりも出来なくて、体育で2がついた。
リコーダーの穴を上手く押さえられず、音楽で2がついた。
でも、大人になったら、少しずつ得意なことを活かせるようになった。

それでも避けて通れなかったのが「恋」だった。
学生時代はわかりやすい可愛さや、賢い思わせぶりを持っている子が恋を自分のものにした。
大人になったら、人間力が試されているようになった。
周囲の魅力的な友人は、時間は掛かっても、それぞれの幸せを掴んだ。

私も少しは努力をしてみたけれど、結局小さな恋すら実らない。遅くなったけれど、プラマイゼロなくらい幸せになれたよ、という日を夢見ていた。
今も退屈な週末をラジオに救われている。


コントに次々と予想外の展開を求めるのもひとつの考えだと思う。でも、私は出てくる登場人物に親しみを抱き、応援したくなるコントが好きだ。

キングオブコントの空気階段の2本目は、アオイとハルトに愛着を持つ5分間だった。見守った私達は最後に心が温かくなる両想いを見届けた。
結局、恋は当人同士にしか分からなくて、相手のことを想う気持ちさえあれば他には何もいらない。それは空気階段のふたりが人生をかけて学んできたそのものだから、説得力があって、心が動されたんだと思う。
損得勘定なんて恋愛感情にはいらない。(ちょっと韻を踏んでみました。)空気階段に教わった「恋の尊さ」を私もいつか実感したい。

1番笑ったのは1本目だった。10m4cmのストラップが出てきた瞬間、私は2020年で一番テンションが上がったかもしれない!

踊り場で空気階段に出会ったおかげで、この2年のキングオブコントが特別な日になりました。来年も楽しみにしています。

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