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「キャリアを分かち合う」ということ

第97号(2023年3月8日)
第96号(2023年3月1日)カネーゼさんからバトンを引継ぎました市場有子です。

ぷろぴの広場への投稿は約1年ぶり。最近感じた出来事をつらつらと書いてみたいと思います。

この原稿を書いている前日、友達に誘われて、キャリアをテーマにした松岡陽子さんのトークショーを見に行ってきました。松岡陽子さんは、元アップル、グーグル幹部、現パナソニックの執行役員をされている方で、シリコンバレーの天才と呼ばれた方だとか。恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、「働き方とくらしの未来をデザインする」というタイトルにワクワクしながら行ってきました。

GINZA SIXという非日常な空間で行われたトークショーでは、彼女のアメリカ留学、MITでの研究生活、シリコンバレーでのグーグル幹部としてのお話があり、そのオーラに圧倒されるばかりでしたが、最も印象に残ったのは育児と仕事の両立についてのパート。何と、4人のお子さんを育てながらのキャリア形成だったそうです。

そこで強調されていた事の1つは、「自分がやるべきこと、やらないことを選択する」ということ。やらないこと、外注することを決め、こだわることや自分でやることだけに集中するというお話でした。何だか、世界を舞台に活躍するスーパーウーマンでも「仕事と育児」のテーマになると、同じようなことで悩んで進んでいる。一気に親近感がわいた瞬間でした。

その後の懇親会にも出席したのですが、テーマがテーマだけに出席者は圧倒的にワーママが多く、子育て真っ最中の方がほとんど。会話の中で多く聞かれたのは、「小1の壁」について。守られて来た保育園時代から、小学校への期待と共に不安を語っていた方が多かったように感じました。ただ、「大変だよね~」という言葉の裏には、“これからも仕事頑張る!子育ても頑張る!”気持ちが見え隠れして、キラキラ輝いているように見えました。

ワーキングマザーの先輩としてアドバイスを求められたのですが、私が言えることは恐れ多くも松岡さんと同じ。「誰かに頼って一人で抱え込まないこと」。知り合いママ、ベビーシッター、家事代行、食材の宅配、病児保育、ファミリーサポートなど、周囲に頼りまくって何とかなった経験をお話してきました。

考えてみると、これって育児に限ったことでは無いですね。悩んだ時には周りに頼って頼られて、そこで生まれたお互いのキャリアを喜び分かち合えれば最高だな、と思います。そんなことを感じた夜でした。

誰もがストレスなく、楽しくライフとキャリアを両立できるように、これからも伝えていけたらと思います。

98号は 旅行業界で活躍されるキャリアコンサルタント、和田明久さんにバトンを渡します。宜しくお願いします!


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