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ゆうこママのごはんと徒然日記(1)

昨日は、夫も〝お弁当作るんやったら俺もいる〜〟と言ったのでちょっとだけ手間をかけてあげよう、といなり寿司を朝から作った。

あり物で作るので、酢飯に混ぜる具はニンジンとゴマと冷凍庫にあったシラス。それでもおあげさんのなかに包み込むごはんだからまあじゅうぶん。

人参とお揚げを別鍋で甘辛く煮て、
炊き上がったごはんにはすし酢と少しのハチミツ。これがわが家風、酢飯。

母の作ってくれたいなり寿司を思い出す。母は料理が得意ではなかったけれど、晩酌する父のために何品ものおかず(あて)を作っていた。
おいなりさんもよく作ってくれたけど、具は、ゴマのみだったな。白いすし飯に黒ゴマのてんてん。それが母のいなり寿司。

決して裕福とは言えない家庭だったのに、手間をかけて色々作ってくれていたこと、わたしがこの歳になって気がつく。
(料理下手だったから、ひどいものもあったけど。母に怒られるわ。)

わたしはいなり寿司がとても好きだけど、家族はどうやろ。自己満で作っていたから。でも、子供たちがもっと大人になった時、今のわたしみたいに思い出すそれは、わたしの作る具沢山のお稲荷さんかな。

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