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社労士試験勉強4年間の不合格体験記

社労士試験勉強をどのように乗り越えていったか、体験記を書きたいと前々から思っていたのですが、1回にまとめるとかなり膨大になりそうでしたので、複数回に渡って、書いていきたいと思っております。

今回は、社労士試験勉強で使った教材についてを中心に、4年の不合格の道のりを取り上げます。いや、合格体験を読みたいんだよ!と思った方、申し訳ありません。本当は合格体験も含めて書こうと思ったのですが、想定以上に不合格体験の話だけで長くなってしまったのです……(笑)合格体験につきましては、また次回に書きたいと思っております。

これから社労士試験を受けてみよう!という方に、何かしら反面教師として、参考にしていただけましたら、幸いです。


1年目・2年目(2019年・2020年)

【独学か通学か通信かで迷いに迷う】

<1>【ユーキャンの速習テキスト】
まずは、どんな感じの試験かまるで分からなかったので、1冊にまとまっていて読みやすいものを本屋さんで選びました。初めに社労士試験ってどんなものか知りたい場合の導入編として、もしくは逆にもうある程度分かっていて、自分でしっかりと計画を立てて勉強を進められる方におすすめです!
ただ、私は初心者なのに独学でなんとなく通読しているだけになってしまい、このままの勉強法ではまずい!と思い、TACの説明会に参加してみることにしました。

<2>【TACの説明会】
当時の職場の近くに校舎があり、通学した方が3日坊主の私でもちゃんとスケジュールを立てて取り組めるのではと思い、検討しました。
通学の1番の利点ですが、先生や同じ資格をめざす仲間を身近に感じながら勉強できるのは良いなと思います!

ただ、校舎は職場からは近いのですが、自宅から職場まで電車だけで1時間半くらいかかっていたので、仕事の後に通うにしても、土日に通うにしても、疲れてしまいそうだなという心配がありました……関東圏内ではあるものの、そこそこ田舎に住んでいるため、他の校舎も一番近くても自宅から1時間かかり、通学は大変かもしれない……と思いました。

実際、説明会の中で、眠くなりウトウトしてしまったのです(笑)通学が1番お金がかかるというのに、寝てしまってはもったいない!というのが、通学を選ばなかった1番の理由です。

あとは、説明会の中で先生がおっしゃっていて、ごもっともだなと思ったのですが、通学の場合、授業を受けるだけで勉強した気になってしまうのではないかという懸念がありました。
当然といえば当然なのですが、予習復習が必要だし、通学時間とは別に更に自分で勉強する時間を設けなければならないですよね……それを思うと、初めから自分のペースで勉強することが出来るし、独学よりはスケジュール指標がありそうな通信教育で考え始めました。

<3>【フォーサイト】
通学は無理で、独学もどうやっていいか分からないというわけで、消去法で通信に決めたわけですが、数ある資格学校の中からなぜフォーサイトを選んだのか?といいますと……

①講義動画が素晴らしい!
専用のスタジオで、動画で見られることを前提に撮影されているため見やすいです!どうしても通学主体の学校が提供している通信ですと、教室での撮影なので、板書が見にくかったり、テキストを動画内で活用するときも見づらかったりがあるんですよね……(通学系の資格学校の皆様、すみません)
テキストを参照するときも画面いっぱいに表示され、タッチペンも駆使しながら説明してくださるので、分かりやすいです。
ちなみに1年目の時はまだ加藤先生お一人でした。

②テキストが一番好みでした!
これは好みが分かれるところだと思うのですが、私は白黒や2色程度だと、どこが重要箇所か分かりづらく、内容が頭に入ってきませんでした。
フォーサイトはフルカラーで、イラストも交えたテキストとなっています。それでもごちゃごちゃしておらず、余白が沢山あって、読みやすく書き込みもしやすいのです。
いきなり条文ベースの文章ではなく、「ですます口調」でかみ砕いた言葉で解説されており、初学者でも分かりやすい工夫が沢山されていたことも、決め手になりました。

③値段がお安い!
バリューセット3(基礎講座・過去問・直前対策・過去問一問一答)という一番ボリュームがあるコースであっても、121,800円なのです!
しかも、申し込むタイミングにもよると思いますが、翌年合格を目指すコースに申し込むと、今年の教材が付いてきたりするので、これはかなりお得です!

というわけで、2年がかりで合格を目指したのですが、残念ながら、2年とも勉強優先の生活にすることが出来ず、テキストを1周出来たか出来ないか……くらいで終わってしまい、合格にはほど遠い状態でした……

3年目(2021年)

【独学】

本気で合格したい!と思い、勉強優先の意識を持てるようになり始めたのは、3年目の途中からだったような気がします。
社労士事務所で正社員として働き始めた頃で、実務を身に着けるうちに、やはり資格があれば……と思うことが増えていきました。

テキストは新たに申し込むかどうか迷いましたが、過去のフォーサイトをそのまま使いつつ、法改正等のみネットで調べて付け足すほぼ独学スタイルで臨みました。

ただ、勤めていた事務所では変形労働時間制で、土曜出勤や残業が多く、お仕事だけでぐったりしてしまい、なかなか勉強優先の生活にすることは出来ませんでした……

また、健康診断で異常が見つかり、1か月程度で治る病気ではあったものの、しばらく本調子でない日々が続き、自宅と事務所までの通勤距離が1時間半という距離なのも、つらくなり……
と言い訳ばかりですが、不器用な私には両立が難しく、このままでは、合格できない!と3年目の試験直前の8月に、思い切って事業会社の総務経理部へ転職したのです……!

4年目(2022年)

【独学】

事業会社の総務経理部に入り、土日祝の休日に加えて夏休みもあり、残業も少ない、願ってもない環境になりました。
それまでの年よりも勉強時間が大幅にUP!少し過去のテキストは古くなりつつありましたが、引き続き過去のフォーサイトのテキストで乗り切っていました。
法改正情報・一般常識を自分で調べるのはちょっと骨が折れます……が、それでも独学を貫きました!

この年、かなり手ごたえがありました。
選択式の社会保険一般常識を除いては……。
見覚えのある内容ではあったのですが、うろ覚えだったのです……

結果、社会保険一般常識は1点に終わりました……(2点は取れていると思ったのですが、不合格通知では1点だったのでマークミスもやらかしていたらしいです。どちらにしても救済がなかったので不合格ですが。)

試験終わり、一般常識にもっと触れておかなかったことを、激しく後悔することに……

この年から合格発表の日が1か月早まり、10月になったのですが、救済があるのか無いのか、毎日のように予想ブログや各資格学校の合格基準予想動画を見ていました……今思うと、あの時は病気だったと思います……精神的におかしくなっていました。
1か月早まってもしんどかったので、あの年、11月合格発表だったらと思うと恐ろしいです……

もうあんな思いはしたくない!独学でもあともう少しのところまで来られたんだから、絶対5年目(2023年)は余裕のある点を取ってやるぞ!と意気込んで勉強の仕方を改めて見直すことになるのでした……!


というわけで、本日は”不合格”体験記なので、ここまでとなります。不合格の話のくせに、前回以上に長文となってしまいました。(需要あるのだろうか……)
肝心の合格年の勉強につきましては、「後半へ~続く~!(キートン山田さん風に)」





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