2020/10/19 経緯とか


何から書けばいいのか。
私がヤングケアラーという存在を知ったのは恐らく2年前。報道特集のヤングケアラー特集をみたことがきっかけだ。
その頃、長女は3歳、次女はうまれたばかりかもしくはお腹の中。
その番組ではイギリスで取り組んでいるヤングケアラー支援について特集していた。
そのなかで、10才ばかりの少女が、こういうのだ。
「ヤングケアラーは隠すことじゃないし、しられても怖くない。ケアラーであることは素晴らしいこと。学校にいる他の友達と少し違うところはあるけれど、特別なことで誇りに思っている。」
私は完全に、この少女の言葉に人生を導かれたのだと思う。
私自身、育児を通してだが、無償の愛、世話、終わりがみえない、社会との隔絶、孤立、途方に暮れる。といったことがあり、さて2回も産後鬱を経験しているのだ。
この少女の強さはどこから?なぜ、10才の子が、このような困難に立ち向かえるのか?それは特別な才能では?
色んな思いが入り混じったが、支援プログラムの内容をしり、納得する。
彼女らは、支援プログラムを通して、きちんと信頼できる大人をみつけ、友人をみつけ、また、自らの心に向きあう時間をつくり、言葉にし、そして自信をもてるような成功体験がつめるのだ。

そんなことをしり、イナズマを受け、それでも日々の忙しさに、いつかやろういつか流れがくる。
そう思って2年ほど経った。
ついにヤングケアラーの調査が本格的に実施されるというではないか。
その話を聞いてすぐには動かなかった。でもなぜか、10月に入ってから猛烈な使命感がおそってきたのだ。
きっとそれは、色んなことが影響したのだとおもう。それはここでは割愛し、いつか振り返りたい。

とにかくいてもたってもいられず、自分が住んでいる自治体の担当者に電話をかけた。アポイントはすぐに取れた。
話を聞いた。
区役所を出る時、私はなんとなく、これから人生の残りはこの問題を少しでも軽減させる為、システム化する為に奔走するのだろうと感じた。

その夜には、また別の人にあった。ケアラー向けサービスの代表の方。
「イギリスでも、ヤングケアラーを支援に繋げる為のシステム化がされるまでに10年かかったらしい。」
おぉなんだ、30年くらいかかると思ったら10年でやれるのか。イギリスでの前例もあるし10年後にはそんな未来広がってるなんて素敵。
と、私はなんともオメデタイあたまでした。

そんなこんなで、翌々日には議員さんに連絡を取り、ご挨拶をした。
ヤングケアラーに向けた支援プログラムを企画したいと思ってます。という意思と、なぜ必要か、今の支援は点であり、線で繋ぐ支援が必要と伝えた。

まだまだ、これから。
ちょっと今日はもう疲れたので、また次回。
ひとまず。