わたしが自分をたいせつにし始めたのは

わたしが自分をたいせつにしはじめたのは2013年春、お母さんの余命宣告３ヶ月を受けた時。そこからわたしの人生はガラッと変わった。正確に言うとそこから亡くなる３ヶ月弱は本当に必死で、生きてる心地がしないけど、今までで１番"生きている"という感覚を感じられていた。宣告を受けてからも実家の浜松と大阪を行き来していたわたしはそれでもやりたい事とそれだったら断る事をしていた。それが今でもわたしの色んな事への判断基準。本当にやりたい事だけやる。お母さんが死ぬかもしれないけど、やりたくてやるって事だけやる。

突然この事をかきたくなって描き出しています。かいた方が良いような氣がして。

それが2013年の３月末からのことだったのですが、４月に、７月に船の上で１週間演奏するという依頼をいただきました！当時のわたしにとってとても良い条件だったのですが、船に乗っている間にお母さんが亡くなるかもしれない、もしそうなっても船は降りられないし、と悩みました。
それをお母さんに相談した時、お母さんは
「ゆかちゃんがやりたいようにしな。あなたはあなた、お母さんの人生に巻き込まれる事ないからね。」って言ってくれました。
ほんとにその通り。そしてそんな言い方ができるお母さんを本当に尊敬しています。

舞台に立つ人は親の死に目に会えない、とは良く言いますが、それもそれだな、とその当時も思って、受ける事にしました。

その結果

その１ヶ月程前の6月8日にお母さんは亡くなり、ちょうど少し落ち着いた頃、わたしは海の上にいました。１日30分の演奏だけで、あとはボーーっと海を観る生活。ごはんとかお風呂は決まってあるのですが。携帯の電波もほぼありません。部屋も誘ってくれた共演の先輩と同室だったけど、当時のわたしにとっては快適過ぎる生活でした。
大きなお風呂で、初めてゆっくり自分の身体を見て、鏡も見て、しっかり洗ってあげられた、と今でもあの時の感覚を覚えています。

正確に言うとこの時から自分をたいせつにし始めることができた、と思います。　
ほんとうに良いタイミングで与えてもらっていました。自分を見つめざるを得ない状況と環境を。
学びとしっかり癒せる場所を。

その時からストレスとたくさんの移動でボロボロだった身体を結局カイロに辿り着きみていただきます。その最中でも演奏していたわたしは途中で指が腕が動かなくなる、までいっていました。
そこから自然治癒の力だとか、様々な事を学び、体験して得ていきます。

この事は先に結果を自分で選んで、いるなあ、って。　

それにこのお母さんの余命宣告を受ける前のわたしはほんとうにボロボロというかめちゃくちゃな生活で、そこにストップと教えを与えてくれたんだなあ、と感じます。命をも持って。
(この事をお母さんは命を持って教えてくれた、でもこれにはまだ続きがあるような感覚が、今描きながらあります。)

先に結果を、未来を覚悟して決める
時間は一瞬で同時に起きている、と考えています。だからこそ、どれがどう来るかはわからないけど、なんとなく。
決めると同時多発的に起こり、次の世界がやってきます。
原因があって結果、という順番じゃなくても良いという事です！

結果は先に決める事もできます！
そこから原因となるように生きる事もできます。
そしてそれは自然に成る事もあります。

この時、もう本当にマイペース、無理しないで演奏もしよう、と思っていました。少し間違えると本当にいなくなっちゃうんじゃというくらいの精神状態でした。それまでのわたしの演奏はパワープレイというか、思いっきり感情的に弾いていましたが、それをすると悲しみだとか恐怖、不安が溢れるのが怖くてできず、あくまでも無理せず、その時のわたしの精一杯で演奏しよう、と決めていました。

そこから産まれたのがわたしの弾き語りスタイルです！同時期に弾き語りしてみたら？と言ってくれた浜松のB♭マスターのおかげなのですが、静かにゆっくりと、みなさんへもですが、何より自分自身への癒しでもあったように今思います。
それはわたしを"うたう人"に導いてくれました！

うたい出したらゆっくりやるどころかどんどん企画し、1st albumへの流れになるわたしのエネルギーの凄さ　笑　
信じられません　笑

話がそれましたが、この辺で☺️

この7月に出された服部みれいさんの本を読んだ時、この事を描こうと今になりました☺️

ありがとうございます✨

※追記

そう！これを何で描いたかっていうと、判断基準、その感覚からの脱却！過去の手放し。もうそこを意識しなくても、無意識の領域でできるから☺️✨
それと覚悟を決めると動く、という事を改めて言葉にしたかった様に思えるけど、それもそこまで執着せずにもできるね✨🧚‍♀️