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カマキリ氏、その後。完

結局最後の最後までドッタンバッタンと忙しなかったため、スカイバーで一人飲んだくれて、マッサージも受け、食事はだいぶ豪遊したとはいえ、なんかもう疲れの極み中の極み。珍しく早く日本帰りたいモードである。というか、慣れ親しんだ腰痛改善マットレスと首痛に効く枕で寝たい。動機が変である。

そんなわけで、空港。スタバってほとんど行かない私が(注文の仕方が分からない)、現地通貨を使い切るためだけにスタバの抹茶エスプレッソなんちゃらを飲んでいる。

カマキリ氏とはその後何もなく、会うことも話すこともなく私は去る。一応、可能性のありそうだった日の夜は7時くらいまで夕飯食べずに待ってみたのだけど、うんともすんとも言わず。

後悔があるかといえば、不思議なほどにあまりない。ハグできなかったのは残念だけど、うちの女性スタッフですらハグできる感じでなかったので、仕方ないと諦める。

今思えば、カマキリ氏に会ってみたい、その衝動が全ての始まりだった。そこから渡航をもぎ取り、なんだかんだと有言実行していたんだなと思う。行動力だけは褒めて欲しい。

そして会ってみて、飲みに行く約束をして、結果、その約束も果たされている。

最後は私の言葉がけが下手すぎて混乱させたため変な感じで終わってしまったが、意外と良い流れだったんだと思う。連絡先もあるし、完全に切れたわけではない。生きていればどこかで会えるかもしれない、そんな感じでもいいのかなと思う。

勝手ながらよき思い出。

というわけで完。