彼の夢を見た

夏。いや、もっと前。5月くらいだと思う。田んぼに水が入っていて、稲は植えてあるかないかくらいだった。
家から火が出た。
彼の手を掴んで逃げた。
彼の手が知ってるより大きくて、彼の背が知ってるより高くてビックリしたけど、確かにわたしは彼を呼んだ。
時々彼は死のうとする。
だから必死に止めて、一緒に走ってもらった。
ひたすら、走った。

という夢だった。