7. あとがき(有料)
この「No Reaction」という短編は2014年に書いたもので、現存する湯葉小説としては一番古い。もっと古いものが引き出しの隅のUSBメモリに眠っている可能性があるが探す気にもならない。
その頃の私は商業作家になるなんて事は想像しておらず、「働きたくねーな」と思いながら世間離れした研究室で研究っぽい事をしていた。すると世間でSTAP細胞なるものが騒がれだした。あるとか、ないとかいう事がニュースで議論になっていた。
ここから先は
1,517字
¥ 100
文章で生計を立てる身ですのでサポートをいただけるとたいへん嬉しいです。メッセージが思いつかない方は好きな食べ物を書いてください。