投稿テスト あいは小説家の多角的収益化について
note のアカウントを作った。小説の掲載に使うかもしれないが、とりあえず近況を書こうと思う。
このたび双葉社のWeb文芸マガジン「カラフル」にて『未来職安』という小説を始めさせていただく次第となった。無料のWebマガジンなので読む側からすれば「横浜駅SF」のような投稿作と同じようなものだが、書く側からすれば全く違う。
第一に、編集者や校正によるチェックがはいる。
第二に、原稿料がもらえる。(とてもうれしい)
第三に、締切がある。(とてもつらい)
私は何よりも無計画を愛する湯葉である。SF作家としてデビューする際にペンネームを「伊藤無計画」にしようかと真面目に考えたくらいだ。そんな私が毎月コンスタントに、原稿料を貰えるレベルの原稿を書く! おおジーザス! 目先の原稿料と引き換えに、なんという悪魔的契約を結んでしまったのか!
もちろん、このご時世に小説の月刊連載をもらえるというのは大変ありがたい。いまどき新人作家というのは、ライトノベルのみならず一般文芸でも「文庫書き下ろし」が多い。つまり文庫の印税しかもらえないということだ。昔の作家が「文芸雑誌に月刊連載して原稿料」→「単行本が出て印税」→「3年後に文庫化して印税」で三重にお金をもらっていたことを考えると、なるほど貧しくなったものだ。毎月原稿料が貰える待遇を噛み締めて書いていこうと思う。
一方で、出版社に頼らない小説の収益化も何か考えねばならない。Amazon Kindle で個人電子出版をするのも手だが、わざわざ電子書籍で売るほどのまとまった分量であれば、どう計算しても出版社に送った方が金銭的に有利だ。かといって数千字の掌編を Kindle で売るのも忍びない。
というわけでこの note は掌編を売るプラットフォームとして使うかもしれない。使わないかもしれない。とりあえずアカウントだけとってみた。何度も言うが私は無計画を何よりも愛する湯葉である。
さて、私は小説を執筆するのに喫茶店を利用することが多い。というわけで私にコーヒーを奢ってくれるという御仁はここから「購入して続きをみる」をクリックしてほしい。「続き」というのは単なるお礼の言葉である。
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