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お金がない・50円玉ふたつになった朝わたしがしたこと。 8

〖まとめ〗風俗バナと伝えたい大切な事【どんな出来事もあなたのために起きているとしたら】

※アメブロで2014年に書いた「自分史」を加筆・再考し掲載しています。


お金がなかったときのことを書くと思いきやまさかの風俗にいくという突飛すぎる行動がメインね(笑)

お金のことについては、またテーマを変えて、
「借金を返済編」でお話しようと思います。

なので
ここでは、絶対に私の人生ではずせない「風俗に面接に行った」ことについてお話しますね。

今だから書けちゃうんですが

実は、あの時どうして全力でこのお仕事は「しない」って言ったのか
今でもよくわからないんですよね。

そもそも、なにかあったら
石橋を叩かないうちに渡ってしまい
橋を破壊して落ち(そこまで)
それをなにかのせいにするタイプ。

つまり、やって結構失敗してから「知る」(いや、傷だらけでまたやってることも多いな)なタイプ。

しかもその失敗は勝手にしてたらいいんだけど
タチが悪いのは必ずその失敗をなにかのせいにしたい人。

大分めんどくさいし、人に影響与えまくりのお騒がせ人間になりがち。

今でこそこの「あたしこういう性質がありま~す」っていう

自分を「生かして」(これでもね)

自分でどうするか選択する生き方をするから
「人のせいにはしない」し

失敗(というくくりがそもそもどうよなんだけど)したとしても
「自分が立派にえらんだこと」として性分ごとまるっと愛して生きれていますが

当時はわからないまま、
「それを選んで」「やっちゃって」

なんでか自分で選んだくせに
「なんでこんな大変なことになんね~ん」みたいな人生を
送ってきていたわけです。

めんどくさい奴です。

だからいまだに思うんですよ。
このお仕事をすることはありませんでしたが

もし、もしもね

一回だけでも「実際に経験してみていたら」
できちゃったの「かも」しれないってすごく思いあたることがあるんですよね。

人生は一回こっきり。
後悔はないけど
ちょっとちがう場所に降り立つことにしたら

それはそれで「全然違う人生」が
いい悪いではなく開いていたかもしれないなあってね。

今とぜーんぜん違う「アラフィフからの風俗のススメ」とか書いてたりな。(やっぱ書くのかね)

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わたしが書くことはあくまで「例」であって
全般的なことをしったわけではもちろんありませんが

ただわたし、この一回こっきりの面接経験と
さらにこの経験から一人の女性とこのときに出会ったことで

人生の隠し味的スパイスがちょびっと効いてるかもしれません。(笑)

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2000円もらった帰り道
その店で「お客待ち」を切り上げて
私をおっかけて来た女性に声をかけられました。

「ちょっとちょっと!せえへんの?(←この仕事)」
「ちょっとお茶しようよ」

長い茶髪がところどころ枝毛になってる(笑)40代後半くらいの女性。

これまで、絶対知り合いになったことのないタイプ。
というか、やっぱり「風俗の匂い」で私が勝手に判別したのかな。

当時はほんとうに自分はさておきながら
「そういう職種」や「社会的地位」「学歴」からでしか人と関わることをしてきていなかったのです。

でも、その時わたしは彼女を振り切ることもなく、連れられた喫茶店に行きました。

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十三の風俗界隈の中の「喫茶店」で

彼女はときに自らの経験からの
いろんな知識などを

今思えば「親切丁寧」に

「わかりやすく」「リアリティに」
話してくれました。

たった一度
面接にいった経験だけなのに(笑)

わずかながら私にも当時の「このお仕事を続けている方への正しい知識」や「風俗あるある」
を知ることができたんですよね。

実に興味深かったなあ…。

今なら言えるけど
わたし、男女のこういうことへの興味を本当に封印していたんだけど

すごく興味あったのよね。ほんとに^^;

風俗店に勤める彼女が教えてくれたはなしをざっくばらんに書いちゃうと。

■はじめてなの?よく来ようとしたねー。
なんというか、あたたかかったの、最初のこのひとこと。
もうずいぶんこのお仕事しているって感じだったけど、最初にこの気持ちをうけとってくれた気がして、なぜだか心を開けようと思えました。

■事件になったとき身元不明だとまずいからこの業界では雇われるときに「戸籍抄本」がひつようなのよー。
知らなかった。
今は免許証コピー提出のところもあるって、アメブロで知った。(笑)
免許もパスポートもなくても住民登録カードができたから今はどうか知らないですが
当時はこんな感じでした。住民票より戸籍抄本。
住民票ない人っているの?それかなにかあったときに身内にばれないため?
いろいろ考えたけど、自分ではわからない。(笑)

■一回やってみるのもひとつかもね。
「そっかもな。」当時はやらないと言って帰りながらもまだそんな感じだったから声かけてくれたのかもしれないですね。

■わたしが風俗にはいったきっかけはね・・・。
彼氏の借金を返すために自分から風俗にはいったけど、
そのあと結婚した人もやはり借金持ってた。
あたりまえみたいにまた風俗に戻ったなあ。

お金返すために、たまたまこの仕事してるみたいな感じやけど、もう今更ほかの仕事できないんだよね。

■初体験がレイプだったんだよー。
田舎から大阪に出てきて、ディスコとか夜遊び楽しかったんだ~。
ある日声かけられた男の人の車に乗ったらそのまま山の中に連れて行かれて、脅されて。
何も知らなすぎたな、親にも言えるわけないし、怖かった。
今は、まあ、男はそんなもんって。

■いつも決まってきてくれるお客さんつくったらいいの

愛してないけどさ、「パパ」が三人いるよ。
いい人だよ、お金欲しいって言ったらすぐ送ってくれるし、子どもの学校にいく資金も出してくれる。
今度東京に旅行に行くんだ~。

心配?あるよ。
パパがいつまで元気で送金してくれるかってこと。

■家庭を壊さないこと、どこまでで線をひくかのこと。
割りきってないと、しんどいよね。
向こうも別れる気なんてないからね。
もしもばれても、シラきりとおすよ、それが礼儀っしょ。

■浮気は嫁のせいだろ。
ちょっとした心遣いをしない嫁が多いから「家庭で甘えられる」ことを満たしてあげるんだ。
おとこは満足するんだよ、そんなもんそんなもん。
今時風俗で満足してくれてるならいっかって、嫁も他でやってるよ、適当に。

見てみてみ?昼間から夕方のラブホ、いっぱいなんやけど全員風俗嬢のわけないやろ~~~(笑)

■この仕事、女だったら誰でもできるよ。
一般的ぶさいくでも、デブでも、老婆でも需要のあるおしごとだから。
だから定年もないし、死ぬまでできるんだよ~~。

■歯のない老婆の売春婦、駅前に時々立ってるよ。
うまいから、若い男の子にモテるんだよーーー(!?)

■髪の毛乱されるのが一番いやだ。
カバンから出して見せてくれたのは、当時のめっちゃでかいくるくるドライヤー。
髪の毛だけは次のお客までになんとかせなあかんから大変やねんわ。

■もう子宮がボロボロなんだ・・・・。
あまり想像できなかったんだけど、
やはり、大切に扱われないから、傷んでる。

生理中も仕事ができるようなタンポンのようなものをつけてすることもあるけど抜けなくなることもあるらしい。

乱暴な行為で性欲や普段の欲求を満たす男性もいるんだね。

■ひたすら殴るお客さんが存在する。
「けど、殴られたい女性も存在するからなー。しゃあないねんな」

密室で起こること、時には怖い人にも出会うって。
すごいリスクあるんだね。

■同じ仕事してる同僚のこと「ふーとも」って言うんだよー。
初めてしった「風俗友だち」略して「ふーとも」

■職場仲間でのあるある。
どんなに仲良くても、お金もお客もとるかとられるか。
誰も信用しないよ。
でも風俗してることに関しては口がかたい、自分のこと守らなきゃいけないからね。

■性病の蔓延から身を守る。
稼いでるけど、このお金どんだけかかんねんって感じ。
まあ、しゃあないけど。


■セックスで感じたことはない。
みんなそうだというわけじゃないみたいだけどね。

■普通の仕事もしてるけどつい、この時給なら「一本」で数時間分稼げるぜと思ってしまうのよね~。
…(ひたすら絶句)

・・・・まだあったかな。

もろもろ、もろもろ
別に取り立てて珍しい話でなかったらごめんなさい。

当時のわたしには
ものすごくいろんな意味でショッキングだった。

淡々と語る彼女の人生も感じたし

違う世界の人かもなあって
ぼんやり思いながらも

違う意味で
自分もそこに「思い」を残しているかもって
「認めたくないけど」
ぼんやり感じてました。

そして
このお仕事への偏見を持っていたからこそ
簡単に稼げるって面接に行った自分は
随分やなって思いました。

今になって思うんですよ。
なぜここに足を踏み入れようとおもったのか。

全然自覚してなかったけど
「女性」として生まれたことを
受け取りたかったんやなって。
(それを自覚したのはもう少しあとになりますがね)

そして
当時のわたしのような
「グダグダな理由づけ」ではなく

「生きていく」ためにこの仕事を選んだということ。
シンプルに捉えて生きていることということに関しては
彼女の話はとにかく目からうろこだったです。

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彼女が教えてくれていたのは
(もちろん本人には意識はないだろうけど)
私にとっては業界知識のみならず、

自分が思う「あたりまえ」の人生以外のものは価値がない的な
「非常にいびつな生き方」をしてきていたことから
今からでもいつからでも脱却できるんだよ。

だったのかなって。

深読みすぎる?
今のわたしには、そう聞こえるから、いっか。

いいよね?(笑)

風俗にとびこむ勇気があるくらいの私だから
自分の決めた愛する人生を歩む選択はきっと、できる。

当時はそんなことこれっぽっちも思っていませんでした。

でもね、思いません?

人生実はどんなことにもなにひとつ、無駄なことはないって。すべて自分のために起きてるって。

わたしはそう思うなあ。
たくさん寄り道もしたけど、(今もするけど!w)

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彼女は今はどうしているのかなって思い出すことがたまにあります。

過酷な借金返済状態にも関わらず

「お金ないんやろ」って
コーヒー代も出してくれたんですよね・・・・。

知らなかったことを知らないままでもいいけど

当時の自分の枠以外のものは
普通じゃない、おかしい、この世にはいらないくらいの自分だった私には
大切な出来事だったなあと思います。

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あのときの、コーヒー
あったかかった、美味しかった。

忘れられないです。

そして私にあの時間を与えてくれたこと。
心から感謝しています。


例え二度と合わなくても
今があるのは

あの人のおかげ。
あのときのおかげ。

そして、自分がそれをつくってる。

すべても起きてくることに
感謝をこめて

そして
「自分の人生に花を添える」ことに
耳を心をかたむけることで

人生変容させていくことができます。
お手伝いします。

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