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【ポケモンSV S22最終337位】大勢の先発転向をかけて俺と勝負だ阿部慎之助!【レート2011】

はじめに

初めまして。湯浅八等星と申します。普段は小説をインターネットに投稿して生きているのですが、今回はポケットモンスターSVの構築記事を書いてみることにしました。

というわけで、とりあえず私が書いた小説のリンクを貼っておくので読んで来てください。このnoteの億倍面白いです(Twitterのフォローもお願いします)。

小説を読んでいただければ私はもう満足なので、この先は興味がある人だけ読んでください。
それでは。

構築経緯

まず、私が今回ポケットモンスターSVのランクマッチをプレイするに至った理由なのですが、それは半年前に書かれたある一つの記事に遡ります。

【日本ハム】決め手は「じゃんけん」北山亘基が開幕ローテ入り決定 新庄監督「俺に勝ったら…」
日本ハム新庄剛志監督(52)が開幕ローテーション最後の1枠を北山亘基投手(24)に託すことを決めた。本人に通達したのは22日で、最後の決め手は「じゃんけん」。グーを出した指揮官に対し、パーを出して勝った3年目右腕が晴れて開幕ローテ5枠目をつかんだ。

引用:日刊スポーツ 2024.3.24(https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/amp/202403240000830.html)

こちらは、北山亘基投手という高い奪三振能力と明晰な頭脳を持ったプロ野球選手が開幕ローテーションに選ばれたという日刊スポーツの記事なのですが、その決め手はじゃんけんであったと北山投手の所属する北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が明言しています。
詳しくは後述しますが、このnoteのタイトルにもある通り私は、読売ジャイアンツに所属する翁田大勢投手に先発転向をしてもらいたいと常日頃から願っておりました。そんな折、この記事を目にしたことでその願いを叶える方法を遂に見つけたのです。

そう、“じゃんけん”です。

読売ジャイアンツの阿部慎之助監督とじゃんけんをして、勝利を収めることができれば、晴れて大勢投手の先発転向が叶うと私は気づきました。

しかし、みなさんもご存知の通りじゃんけんというものは言わば運任せの極地にあるもので、更に初対面で勝負をする阿部監督と私とでは、知略謀略駆け巡る戦略というものは一切起き得ないでしょう。
いずれ日本のエースになる素質を秘めた大勢投手の運命を決める世紀の一戦が、天運に支配されてしまっていいのか。私は三日三晩悩み、そして運に頼る要素をできるだけ排除する方法に辿り着きました。
いま、「これでようやく点と点が繋がった!」とみなさんは得心していると思います。
私が辿り着いた答えは、この世界で最も高尚なじゃんけん。

そう、“ポケットモンスターSVのランクマッチ”です。

ポケモンSVは、新要素であるテラスタルが余りにも噛み合い運ゲー次第の“じゃんけん”だと一部で揶揄されているのはご存知でしょうか? それは何もシステムをよく理解できていない初心者の間だけではなく、いわゆるランクマ上位勢の間でもテラスタルじゃんけんなどという言葉が広まっている通りり、ポケモンSVは実質高尚なじゃんけんであると言えるのです。

幸運なことに私はポケモンSVの前作に当たるポケットモンスター剣盾のランクマッチで最終100位台、そしてポケモンSVではレート2100への到達を経験しており、おそらく本格的なポケモンバトルは未経験であろう阿部監督とならば圧倒的優位な状況でこの“じゃんけん”勝負を行うことができると考えました。ならばもうやることは一つ。

こうして私は翁田大勢投手の先発転向を賭けた“じゃんけん”を阿部監督と行うために、久しぶりにポケモンSVを開きランクマッチをプレイすることにしたのです。

ポケモンバトルで簡単に勝つ方法

こうして私はプロ野球とポケモンバトル、一見相反するように思える二つと同時に向き合うことになったわけですが、そこである一つの“真理”に気づきました。

ポケモンバトルとプロ野球で勝つ方法はあまりにも酷似している

「何を馬鹿なことを」と思ったでしょうか?
しかし、これは紛れもない事実なのです。
これに気づいたということはつまり、ポケモンバトルで簡単に勝つ方法に気づいたと言うことでもありました。この“真理”はパーティを動かしていく上で役立つことだと思うので、構築紹介の前に例を交えてお話ししたいと思います。

さて、みなさんがプロ野球に感じている印象はどのようなものがあるでしょうか。

・大谷翔平
・大谷さん
・二刀流大谷
・50-50大谷
・シルバースラッガー大谷
・大谷大谷大谷大谷大谷大谷大谷大谷大谷大谷

と、いろいろな印象をお持ちかと思いますが、そのうちの一つに「監督が毎日ように批判に晒されている」というものがありませんか?

プロ野球の監督はとても過酷な職業で、チームの勝敗による責任を一身に背負わされている節があります。チームが負ければ批判を浴び、チームが勝っても気に入らないところがあれば叩かれる。たいへん遺憾な話ではありますが、当たり前のように誹謗中傷の被害に遭っている職業TOP3に入るのではないでしょうか。
同世代の一般人と比べてパワフルでエネルギッシュだった元プロ野球選手が、監督業に就くとみるみるやつれていき、退任する頃には痩けた頬で白髪まみれになっているというのはよく見る光景です。

そんな「監督が有能なら勝てる。無能から負ける」などと言わんばかりの監督業ですが、実際のところ勝敗に対してそこまでの影響力など持っていません
当たり前の話ですが、実際にプレーを行うのは選手であり、監督が少し動いたところで勝敗が変わることは稀でしょう。監督は魔法使いではありません。できることなどほんの僅かなのです。

その象徴として挙げられるのが“采配”。スポーツ紙等では「〇〇采配」、「〇〇マジック」という言葉をよく目にしますが、実際のところシーズンを通して“采配”で勝った試合など誤差の範囲にすぎません。
例えば、よく「バントは得点効率を下げるだけだからやめた方がいい」、「2番には強打者を置くべき」といった言説を“最先端野球の価値観”として耳にすることがありませんか? これ自体はその通りで、私も無益なバントや理に適わない打順を見るとゲンナリした気分になりますが、実際のところこれらを全て最適にして得られる利益はどれほどになるのでしょう。
下記は2023年のNPBで「バント」がどれだけ得点を減らしたかをまとめた図になります。

引用: DELTA・宮下博志 『打ったほうがよい打者にバントさせることでどれだけ損をしているのか』2023.10.16 (https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53934)

ご覧のようにNPB全てのチームがバントによって得点を減少させていますが、最もマイナスが大きい楽天でも失った得点は一年で12.9点に収まっています。
そして、この12.9点を失ったことによって、どれだけ損したかを示す記述を確認してみると、

ちなみにセイバーメトリクスの理論によると、得失点差が10前後増えればシーズン1勝増加が見込めるようだ。1勝増えるとそのぶん敗戦は1つ減るため、貯金が2つ増えることを意味する。NPBではどの球団でも野手の犠打を禁止することでチームの貯金を2つ増やすポテンシャルを秘めていると言える。

引用: DELTA・宮下博志 『打ったほうがよい打者にバントさせることでどれだけ損をしているのか』2023.10.16 (https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53934)

このように、バントによって約1勝分(貯金にして2)損をしたということがわかります。
「NPBではバントによって1年に1勝損している」。こう聞いてどのような印象を受けましたか?
1勝というのはとても大切なものではありますが、想像より軽微な影響なんだなと感じたのではないでしょうか?
もちろん、あまりにも瑣末な差で優勝を逃し、涙を呑んだ球団はこれまでいくらでも存在しているわけですから、全てを最適化するのは当然であり、「たかが1勝、されど1勝」と重く受け止めるべきで、怠慢を許す理由にはなりません。
しかし、大枠で見たときに、もっと大切なことがあるのもまた事実です。

ではその“采配”よりも「大切なこと」とは何か。

その答えが“編成”“育成”、そして“起用”です。

まず、“編成”とは簡単に言うと「選手を集める」ということです。能力の高い選手を集める。ドラフト補強、FA補強、助っ人外国人補強、トレード補強、戦力外補強とプロ野球には様々な補強方法がありますが、そこから優れた選手を集めること。これが最も大事なことでしょう。
また、ポジション、年齢、ポテンシャル、即戦力性等を考慮し、戦力層に穴を作らないためパズルのように埋めていくということが求められます。

続いて“育成”ですがこれは文字通り選手を育てるということ。育てると言っても、巷でよく使われてる「育成力」といったような定義のわからない曖昧なものではなく、トラッキングデータを用い、最先端のメカニクスや理論に則った正しい情報で選手を導く必要があります。

上記二つは監督にも関わることですが、根幹を担うのはいわゆる「フロント」と呼ばれる組織の上にいる存在です。
例えば今年4年ぶりのセリーグ優勝を果たした読売ジャイアンツでは、私とポケモンバトルをする予定の阿部新監督がよくフィーチャーされていますが、その実この王座奪還には吉村禎章編成本部長スカウト担当兼国際部長もとい執行役員編成本部長国際担当兼国際部長を始めとした、フロントの方々が行った改革が実を結んだことが一因として挙げられます。
こちらはその一例を取り上げた記事です。

メジャー実績のない助っ人2人が大活躍 巨人の外国人補強を変えた吉村編成本部長の眼力
獲得方法を抜本的に変えた「吉村方式」だ。これまで外国人選手の獲得は大リーグの実績や代理人の推薦、スカウトの主観などで方向性を定めていたが、これを改め、トラックマンなどの測定器によるデータを重要視した。打球の速度や角度、特定の変化球やカウント別の打率、打球を分析するなどして選手を選定。結果として大リーグでは実績のないヘルナンデス&モンテスの2人が浮上した。

引用:産経新聞・植村徹也 2024.9.13(https://www.sankei.com/article/20240913-ZSOT4HNULVLB3LOBDSQFYYA6PA/)

このように、巨人優勝の一因となったヘルナンデス選手や、モンテス選手の獲得、ドラフト補強はもちろん、オフに行った効果的なトレード補強など吉村禎章編成本部長スカウト担当兼国際部長もとい執行役員編成本部長国際担当兼国際部長らフロントの“編成”による寄与が絶大であったことは火を見るより明らかです。

また、補強だけではなく選手寮には動作解析を目的としたデータ解析用施設を新設、データ解析を担当するアナリストも増員されています。こうした取り組みで正しい“育成”方針のもとチーム運営を行い続ける限り、読売ジャイアンツの明るい未来は約束されているでしょう。

そして最後に“起用”ですが、これは現場のTOPを担う監督の意思が色濃く反映されます。先述した通りプレーをするのは選手なのですから、よりチームに貢献できる能力を持った選手をピックして起用すること。これこそがプロ野球の監督に最も求められる能力ではないでしょうか。
野球というものは「運」に左右される要素が多々あります。ペナントレースは143試合行われるわけですが、最初の数十試合では実力が結果に反映されないことなど茶飯事です。

例えば2024年の読売ジャイアンツに例えるならば井上温大投手を見るとわかりやすいでしょう。
井上投手は昨季二軍で、

井上温大(22)防御率0.75 72.1回 84奪三振 17与四球 K%32.4 BB%6.5 K-BB%25.9

という、最高レベルの成績を残しました。
この圧倒的スタッツを見せられた私は、当然前述の北山投手のように開幕ローテに入って然るべきだと考えていたのですが、そこは実績が物を言うプロ野球の世界。開幕直後の井上投手は先発挑戦のチケットを掴むための、ロングリリーフの役割を与えられます。
それでも井上投手ならば当然完璧に抑えてすぐ先発のチャンスを掴むかと思われたのですが、エラーにならないエラーや、恵まれない打球運によって打ち込まれてしまうのです。そしてようやく巡って来た先発のチャンスでも初回に捕まり4失点。4月時点での防御率は5点台と、なかなか厳しい数字を記録します。
普通の監督ならばここで井上投手を諦め、起用をやめるという選択肢もあったかもしれません。実際評論家やファンの中には井上投手を強く批判、最早非難とも言える声が溢れていました。しかし私とじゃんけんをする阿部監督のとった選択肢は違ったのです。

野球では通常、バットに当てられて前に飛ばされたボールの行く末を投手が管理することはできず守備や運に左右されると考えられています。そのためそもそもバットに当てさせない=三振を奪う、守備の関与しないところでランナーを出さない=四球を与えない本塁打を打たれない投手が優秀な投手とされるのです。

こうした視点で見た井上投手はとても優秀な数字を記録しており、防御率5点台というのはあまりにも不運であることは明白でした。また投げている球の質も高く、一年を通して起用すれば必ず結果を出してくれると信じられる投手なのです。

そういった事情もあり阿部監督は井上投手を我慢強く起用し続け、迎えた交流戦で井上投手は12球団最強とされる福岡ソフトバンクホークスの打線を4回無安打無四球5奪三振のパーフェクトに抑え切り、二度目の先発挑戦切符を手にしました。
そこからの活躍はもう言うまでもありません。地元群馬での凱旋登板を始め、とにかく三振を奪い、四球を与えず、本塁打を打たれない。やるべきことをやり続けた結果、

井上温大(23)防御率2.76  101回 99奪三振 27与四球 K%24.0% BB%6.5 K-BB%17.5

という好成績を一軍で記録し、優勝へ多大なる貢献をすることになりました。
これはセリーグの100投球回以上投げた投手の中で、同じく読売ジャイアンツ所属のグリフィン・フォスター投手に次ぐxFIP-(守備等の影響を除外した投手の本当の能力を傑出度で示す指標)2位を記録(※2024年9月29日現在)するものであり、セリーグ日本人先発最強投手と言ってもいい傑出度を誇っています(ちなみにNPB最強リリーフは阿部監督とのじゃんけん勝負で先発に転向してもらう大勢投手です)。
井上投手の登板に異を唱えていた者の掌は捻じ切れ、もう彼の実力を疑うものはどこにもいないでしょう。今では球界最高の左腕に向けた道をひたすらに直進しています。

といったように、選手の資質を見極め正しく“起用”することは試合中に行われる瑣末な采配よりチームの勝ちに直結するものなのです。

さて、前置きが長くなりましたが、ここまでの話を聞いて薄々気づいている方もいるでしょう。この、“采配”“編成”“育成”“起用”は全てポケモンバトルで行う動きにピッタリと当てはめることができるのです。

まず、“采配”“プレイング”になるでしょう。プレイングはポケモンバトルの華と言って差し支えないと思います。交換読み、不意打ち択、崩しと枚挙に暇がありませんが、しかし勝つためにはプレイングよりも重要なことがあるとポケモンバトルに取り組んだことがある方は知っているのではないでしょうか。

それが“編成”“構築”“育成”“育成”、“起用”“選出”の3つです。

プレイングの差というのは強い構築を握った強者同士の高次元で生まれるものであり、プレイングスキルだけで完成された強い構築とのパワー差をひっくり返すのは困難でしょう。

プレイングでどれだけ魅せようと、育成段階で不備があれば綻びが生じるでしょう。

プレイングにいかほどの自信を持っていようが、選出を間違えてしまえば圧倒的に不利な状況から始まってしまい、苦しい選択を迫られるでしょう。

このように対戦中にどれだけ上手いプレイングをしようがやれることには限りがあります。無理なものは無理というやつです。

ここから導き出される結論は一つ。

野球でもポケモンバトルでも勝負は始まる前に9割型決まっている

ということになります。

優れた選手=強いポケモンを“育成”して、
強いチーム=強いパーティーを“編成”=“構築”し、
優れた選手=強いポケモンを“起用”=“選出”する。
それによって自ずと、試合=対戦が始まる前から勝てる状態にしておく

それこそが監督=ポケモントレーナーがすべきことなのではないでしょうか?

実際私はポケモンバトル中にダメージ計算もしませんし、素早さ関係もきちんと把握していない上に、タイプ相性すらかなりあやふや(霊超悪鋼妖岩あたり難しすぎ)でプレイングスキル以前の問題ですが、戦える構築を作って予めだいたいの行動を決めておいたので、あとは“ノリ”でそれなりに勝つことができました。
故に、プロ野球でも監督が何もわかっていなくてもただ座ってるだけで勝てるチームを作ることこそがフロントの義務だと私は考えます。

本当に強いチームは監督が寝てても勝てる

これこそが究極の形態であり、目指すべき極地なのでしょう。
バトル中のポケモントレーナー=監督とするならば、バトルが始まる前のポケモントレーナー=フロントであり、後者の役割の方が重要ということです。
※ここでは省きましたが監督にはモチベータ的な役割も求められるので、ポケモンとキャンプをして一緒にサンドイッチを食べるのも忘れないでください。

さて、ここで一つ問題が生じます。井上投手を例に挙げた時に説明しましたが、野球は「運」にかなり左右されるスポーツです。そして同じくポケモンバトルでも「運」要素が議論の俎上に上がることはよくあるでしょう。
いくら強いチーム=構築を用意しても、運で全てをひっくり返されてしまうことは多々あります。ならどうすれば良いのか。

ここでプロ野球のペナントレースが143試合ある意味ご生まれるのです。
目の前の1試合は運で負けることはあっても、143試合もあれば試合を消化し、試行回数を重ねていく内に段々収束していき、最終的には実力が結果に色濃く反映されるでしょう(143試合でも完璧に足りているとは言えませんが……)。

例えば今年のプロ野球ではシーズン終了まで1ヶ月ほどだった9月、広島東洋カープがセリーグの首位に君臨していました。これに世間は色めきだち、優勝争いをリードするのは広島だと言うのが一般的な声であったのは記憶に新しいと思います。
しかしその実、打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価し選手の貢献度を示す指標WAR(端的に言うとこれが高ければ高いほど良い)では広島の選手はなかなかに奮わず、チーム単位で合算して見た場合広島はリーグ5位相当と、実際の順位とはかなりチグハグになっていました。
なぜこのようなことが起きたのか。全てを「運」とまとめてしまうのは失礼かもしれませんが、2024年の広島東洋カープが本来成し得ないくらい効率的に得点を奪い、失点を防いでいたことは事実と言っていいでしょう。
しかし、そうした状態を保ったままシーズン143試合を消化することは難しく、結果として広島は9月を5勝20敗というセリーグ最多敗記録で過ごし、史上類を見ない大失速によるBクラス転落を演じることとなってしまいました。

このように、やはりシーズン143試合を戦い抜き優勝を手にするためには、目の前の1試合をあの手この手と奇抜なことをして勝とうとするのではなく、シーズンを通して戦える強いチームを作り、ただ粛々と最適な行動を選び続けることが大切なのです。

ポケモンバトルも同じで、プレイングで自分の色を出そうと奇抜なことをするのではなく、強い構築を作り、行動を機械的にパターン化して、粛々と最善手を選び続ける。そうしてひたすら試行回数=対戦回数を稼いでいけば、運に左右されることなどなく構築の強さ通りの結果を手にすることができます。
ポケモンバトルではよく運負けという言葉を耳にしますが、運を排除するために必要なのはとにかく対戦回数を稼ぐことなのではないでしょうか。幸い、ランクマッチには対戦回数の制限はなく(物理的な時間の制限はありますが)、プロ野球より試行回数を稼ぐことは容易です。

このように、ポケモンバトルもプロ野球も勝つために必要なことは案外同じであると気づき、私は来たる阿部監督との決戦に向けて、更に優位に“じゃんけん”“戦る”戦法を見つけたのでした。

※阿部監督に勝利すればいいだけの私とは関係のない話ですが、本当の最上位プレイヤーとして、二桁順位や一桁順位を獲得したい場合は、結局最終日にどれだけ勝てるかという話になってくるのでこの限りではないでしょう。しかし、それもまた1シーズンで「対戦回数」を増やすという短いスパンで見るのではなく、1年、2年の間に何回も「シーズン」に挑戦する、その試行回数を増やすと考えれば同じことだと思います。

また、ポケモンバトルとプロ野球では、「レート=傑出度で成績を判断すべきという点も似てますよね」なんて話もしたかったのですが、いい加減怒られそうなのでやめておきます。

更に言えば厨ポケ=金満補強はダサいという過去の風潮が薄れ、強いポケモン=補強や設備への投資で勝利を目指す姿勢が評価される時代になりつつあるところも似た部分があるなんて話も本当に怒られたくないのでやめましょう。

構築コンセプト

それではいよいよパーティー紹介といきたいところですが、最後にそもそもなぜ大勢投手は先発転向すべきなのかという点についてお話しておきたいと思います。

まず端的に結論から記すと、
・優秀な投手はよりチームにより貢献をできる先発をやるべきだから
・大勢投手は優秀な投手だから

ということになります。以下ではその説明をしていきましょう。

さて、リリーフの先発転向というと、直近では埼玉西武ライオンズの平良海馬投手が起こした騒動が記憶に新しいのではないでしょうか。下記はその一部始終を説明する記事です。

西武・平良が保留、大幅増1.7億円も… 先発転向を直訴「中継ぎはやれない」
西武・平良海馬投手は2日、所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨んだが、保留した。今季年俸は1億円から7000万円増の1億7000万円を提示され「金額はOK!」としたが、現在の中継ぎから先発への転向を強く主張。「(チーム事情で)やらせられないと3年間が過ぎた。さすがに4年目は中継ぎはやれない」などと胸中を明かした。

引用:full-Count 2022.12.2(https://full-count.jp/2022/12/02/post1313420/)

このように平良投手は契約更改の場で、かねてより口にしていた先発転向を直訴。しかしここまでの覚悟を見せて尚西武の渡辺GMが転向許可を渋るような発言をするなど紆余曲折がありましたが、最終的に平良投手は先発転向を勝ち取ります。
そうして迎えた2023年シーズンで平良投手は、

平良海馬(24)防御率2.40  150回 153奪三振 55与四球 K%25.0% BB%9.0 K-BB%16.0

というエース級の活躍を見せ、チームにリリーフ時代とは比べ物にならない貢献をし、先発転向直訴から始まるこの一連の騒動を見事“正解”にして見せました。
なぜリリーフより先発投手になる方がチームに貢献できるのか。これはとても単純な話で、一年で投げても60イニングそこらのリリーフ投手と143イニングを目標にする先発投手、どちらがよりチームに貢献できるかというのは、数の大小がわかれば自ずと答えが出るはずです。
ペナントレースは9イニング×143試合=1287イニング(+延長)をできるだけいい投手で埋める作業と言い換えられ、能力の高い投手を上から6人先発ローテに入れることは、その最も簡単な方法と言って良いでしょう。

また、こうした際によく耳にする不可解な言葉が「リリーフ適正」というものです。これは大勢投手のような剛速球を投げ奪三振能力の高い投手に投げかけられていますが、そんなものはないと明言する必要があるでしょう。前述の通り優れた投手は先発をするべきなのですから、投手を適正で分類するとしたら、

・「先発適性のある投手」
・「リリーフ適性のある投手」

ではなく、

・「先発をする能力がある投手」
・「先発をする能力はないがリリーフをする能力はある投手」
・「リリーフをする能力もない投手=プロ野球選手では居られない投手」

の3つで考えるべきです。
適正がどうこうという話ではなく、要は「先発ができるかできないか」というとてもシンプルな話なわけですから。先発ができる投手は先発。先発ができない投手はリリーフ。リリーフができない投手はプロ野球選手では居られない。至って単純明快な摂理です。

それなのになぜ大勢投手のような剛腕は、「リリーフ適正」などというレッテルを貼られてしまうのか。これは恐らく三振を多く奪う投手は球数が嵩むため先発で長いイニングを投げられない、反対に“打たせて取る”技巧派投手は球数が少なく済み先発向きという考えが浸透しているからだと考えられます。つまりは三振を奪うには最低でも3球を要する、一方打たせて取れば1球で済むこともあるから後者の方が球数が少なく済むように感じるのでしょう。「投手の理想は9回27球で完封することだ」といった言葉もよく耳にします。しかしこれらは全くの誤りであるということが証明されているのです。下記は奪三振と球数、ゴロアウトと球数に相関があるかを検証したものになりますので、まずはご覧ください。

引用: DELTA・宮下博志 『ゴロを打たせることは本当に球数の減少につながるのか?』2019.4.11 (https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53523)
引用: DELTA・宮下博志 『ゴロを打たせることは本当に球数の減少につながるのか?』2019.4.11 (https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53523)

このように、球数と奪三振、ゴロアウトの関係に規則性はなく、ランダムなものとなっています。
それもそのはずで、先程井上温大投手について説明した際に、「バットに当てられて前に飛ばされたボールの行く末を投手が管理することはできず、守備や運に左右される」という話をしたのは覚えているでしょうか? これに則ればゴロを打たせれば1球でアウトを奪うこともできますが、当然それがヒットになってしまうこともあるわけで、振り逃げという定確率な出来事以外は全て確実にアウトを奪える三振に比べ、球数を少なく抑える効果があるわけではないということがわかります。
ですから、投球スタイルによって「先発適正」、「リリーフ適正」といったものがあるわけではなく、能力の高い投手はより貢献できるポジションにあてがうべきなのです。

また、こちらは昨年のWBC日本代表選出時に大勢投手が受けたインタビュー記事になりますが、非常に気になる記述があったので引用したいと思います。

巨人大勢×阪神湯浅京己 WBCでダルビッシュから学びたいこと、先発挑戦への思い/新春対談2
Q6 いつか先発をやりたい?(湯浅○大勢○)
湯浅 もともと先発したい気持ちはありました。何年後かに挑戦したいとは思っています。
大勢 僕もプロ入る前に3年後、4年後には先発で投げられる投手になりたいと思って入ってきました。まだ1軍で戦えるステージは先発じゃない、と思って中継ぎを志願したけど、いつかは先発で投げられる選手を目指してトレーニングしてます。
湯浅 リリーフのやりがいも感じてますけど、先発ローテに入るってことは、ほんとに、数が限られていると思います。先発のローテに入って1年間やってみたい気持ちはすごくあります。
いつかはエースに?
大勢 そうですね、そんな大きいことは言えないけど…(笑い)
湯浅 間違いない(笑い)。なれるなら!
大勢 なれるように!

引用:日刊スポーツ『巨人大勢×阪神湯浅京己 WBCでダルビッシュから学びたいこと、先発挑戦への思い/新春対談2』2023.1.3(https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202212310001216_m.html?mode=all)

これを信じて良いのならば、大勢投手(と同学年の湯浅投手)もまた「優れた投手は先発をやってこそ貢献できる」と考えており、じゃんけんに勝利し先発転向するその時に向けて牙を磨き続けているようです。
余談になりますがこの湯浅投手、先ほど取り上げた平良投手私に“じゃんけん”の重要性を教えてくれた北山投手、そして大勢投手はみな1999年生まれの同世代の選手で、リリーフからプロキャリアをスタートさせたという共通点もあります。平良投手というと先発転向直訴、北山投手というとメカニクスを洗練していった結果山本由伸投手と同じフォームに辿り着いたというエピソードの印象が強いのですが、両者とも至って合理的でクレバーな投手で、その高い意識がチームメイトにも波及して、グラウンド外でもチームに良い影響を与えているように見受けられるのではないでしょうか。そしてこの大勢投手、湯浅投手の他に中日ドラゴンズの清水投手や広島の黒原投手(黒原投手は元より先発で結果を残していたところからリリーフへの降格を受けたので当然ですが)も抜群のスタッツを残して先発転向への希望を示唆していますし、じゃんけん勝負を控えた大勢投手を含め99世代の投手がこうやって頭脳を使って山本由伸投手を擁する98世代、佐々木朗希投手を擁する01世代といったバケモノ世代に挑んでいく姿はとても頼もしく映ります。

話を戻して、思えばドラフト1位で入団して来た大勢投手を当時の原監督は先発で起用するつもりであったと発言していますし、昨年どれだけプルペン崩壊を馬鹿にされようと井上温大投手のような優秀な先発候補をリリーフ転向で使い潰すその場しのぎの愚策も決して取ることはしませんでした。また他球団では山本由伸投手や千賀滉大投手ら後のメジャーリーガーでもドラ4、育成だからとリリーフから一軍キャリアをスタートさせているのに対して、読売ジャイアンツはドラフト6位で入団してきた戸郷翔征投手をしっかりと先発で育成する姿勢を見せ、戸郷投手はその期待にエースという答えを示しました。戸郷投手のプロ初登板初先発は優勝決定試合であったくらいです。
このように読売ジャイアンツには良い投手を先発で起用する健全な土壌が形成されており、私が阿部監督とじゃんけんをして大勢投手が先発転向するその日に向けたバックアップは万全であると言えるでしょう。

そうして、大勢投手がじゃんけんによって先発転向した場合どれくらいの成績を残せるかという試算もできるのですが、本当に怒られたら泣いてしまうので、気になる方は下記の図に添付した記事を確認してみてください。

引用:full-Count『先発は救援よりどれくらい難しい? データで見える「1.25」という数字の差』2020.5.22(https://full-count.jp/2020/05/22/post778563/2/)

個体紹介

坂本勇人(2023年)

イダイトウ@イバンのみ
テラス:みず
特性:てきおうりょく
227(252)-147(12)-85-90-95-99(4)
おはかまいり/ウェーブタックル/アクアジェット/こらえる

坂本勇人(35).288 22本 60打点 OPS.884

2023年の坂本選手は開幕22打席連続無安打から始まり、「もう衰えた」と数々の非難を浴びるところから始まりました。しかし迎えた23打席目、広島の床田投手からホームランを放ち大復活。そこからは打ちに打ちまくり離脱やサードコンバートを挟みながらも上記の成績を残しました。
これはwRC+(打力の傑出度を評価する指標)で、村上宗隆選手、牧秀悟選手、佐藤輝明選手、細川成也選手、坂倉将吾選手といった24、25歳のリーグを代表する他球団の看板選手を上回る脅威の成績です。
UZR(守備指標)でNPB歴代最高値を記録した全盛期ほどの遊撃守備能力こそないものの、35歳にしてこれほど高い打力を示した坂本勇人は、扱い易いにも関わらず圧倒的制圧能力を持ったイダイトウと言って良いでしょう。
ちなみに、前述した最終100位台の際は私が一番好きなポケモンであるウオノラゴン、最高レート2100の際は2代目ウオノラゴンとしてイルカマンを軸にしていたのですが、この度イダイトウが3代目ウオノラゴンを襲名しました。

村上宗隆(2020)

ガチグマ(赫月)@とつげきチョッキ
テラス:ノーマル
特性:しんがん
性格:ひかえめ ※実際は間違えて素早さ下降補正で使ってました(「戦う前に勝てる状態にしておく」とはこれいかに)
220(252)-67-140-205(252)-85-73(4)
ブラッドムーン/ハイパーボイス/だいちのちから/しんくうは

村上宗隆(21).307 28本 86打点 OPS1.012

2020年の村上選手は本塁打王に並んで打撃タイトル最上級の名誉と言える最高出塁率を獲得、高卒3年目でこのタイトルを獲得するのはイチロー選手の高卒4年目を更新する史上最年少、またリーグ1位となるOPS1.000を超えも史上最年少でした。総合指標WARでこそリーグ1位の坂本勇人選手らに遅れをとったものの、圧倒的な打力と高レベルな一塁守備でチームに貢献。2023年に達成する史上最年少三冠王獲得前夜にもこのような活躍を見せていた村上選手の面影を、全てを粉砕する破壊神ガチグマ(赫月)に見出しました。

丸佳浩(2017年)

カイリュー@いかさまダイス
テラス:フェアリー
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
198(252)-204(252)-115-108-120-101(4)
スケイルショット/じしん/しんそく/アンコール

丸佳浩(29).308 23本 92打点 OPS.903

丸選手といえば39本塁打 OPS1.096を記録した2018年を思い浮かべる方が多いと思いますが、総合指標WARではこの2017年がキャリアハイとなっています。リーグ1位と僅差のUZRが示す高い守備能力と惚れ惚れするような出塁能力。この年の丸選手は走攻守全てでチームに貢献しMVPも獲得しました。
近代野球では2012年阿部慎之助2015年の山田哲人2015年の柳田悠岐2016年の坂本勇人2016年の大谷翔平2022年の村上宗隆が圧倒的傑出度の貢献を見せており、彼らはまさに一人でチームの順位を押し上げるスペシャルな選手ですが、2017年の丸選手はそこにこそ及ばないものの彼らに最も迫る活躍を見せていたと言えます(坂本選手で言うと2012年くらい)。
そんなオールラウンダーである丸選手と、200種類の型があるポケットモンスターSVの王カイリューには重なる部分があるでしょう。

佐藤輝明(2021年)

ブリジュラス@ジャポのみ
テラス:ステラ
特性:がんじょう
性格:むじゃき
165-125-151(4)-177(252)-76-150(252)
りゅうせいぐん/てっていこうせん/がんせきふうじ/ステルスロック

阿部慎之助(41).297 7本 27打点 OPS.892

みなさんご存知、私とじゃんけんをする予定がある阿部監督の現役最終年です。通算400本塁打を達成したこの年の阿部監督はとても引退するとは思えない打力を見せており、日本シリーズでも千賀投手からホームランを放つなど圧倒的存在感がありました。それもそのはず、打席数こそ200打席ほどなものの前述のwRC+ではチーム内で坂本選手(.312 40本 94打点 OPS.971)に次ぐ2位。これは2019年〜2022年の岡本和真選手よりも高いという脅威的な数値で、セリーグにもDH制が導入されていれば未だに現役を続けていてもおかしくないのではないかと思わせるような引退イヤーでした。
基本的には代打の切り札としてベンチで存在感を放ちながらも、岡本選手が苦しんだ時は代わりに4番スタメンで出場したりと、相手チームを悩ませ続けたその打力は、パーティに存在するだけで相手に圧を与え、選出されればしっかりと仕事を果たすブリジュラスを思わせる恐ろしさがあります。

佐藤輝明(2021年)

佐藤輝明@きあいのタスキ
テラス:くさ
特性:テクニシャン
性格:いじっぱり
136(4)-200(252)-100-72-80-122(252)
タネマシンガン/マッハパンチ/つるぎのまい/きのこのほうし

佐藤輝明(23).238 24本 64打点 OPS.749

2021年のプロ野球界は脅威のルーキー佐藤輝明がもたらした衝撃と共に始まったと言って差し支えないでしょう。オープン戦で本塁打王となり開幕スタメンを掴むと、早々にプロ初本塁打を放ち、ドラフト制以降の新人選手による4月末までの最多本塁打NPB記録ドラフト制以降の新人選手史上最速2桁本塁打NPB記録交流戦本塁打数の新人最多NPB記録新人左打者の最多本塁打NPB記録新人最多本塁打球団記録と、そのパワーと洗練されたメカニクスでアーチを量産し、様々な記録を打ち立てました。
一方でボール球スイング率が非常に高く、三振も量産。新人の最多三振NPB記録も更新するなど不安定な部分も露呈します。そうした特性から他球団に対策を取られたシーズン終盤では野手の連続無安打記録である59打席連続無安打に並んでしまうなど、2021年の佐藤選手は良くも悪くも強烈なインパクトを残すルーキーイヤーを過ごしました。
ハマれば向かう所敵なし、対策をされると何もできなくなると言ったピーキーさは、正にキノガッサと言った所でしょう(ちなみに佐藤選手は今年こそ不調なものの、2022年、23年と一つずつ課題をクリアしていき、右肩上がりに打撃成績を向上させる成長を見せています)。

高梨雄平(2018年)

アシレーヌ@ゴツゴツメット
テラス:どく
特性:げきりゅう
性格:のんき
87(252)-94-138(252)-146-137(4)-72
サイコノイズ/クイックターン/うずしお/ねむる

高梨雄平(26)防御率2.44 70登板 48投球回 53奪三振 23与四球 K%25.0 BB%10.8 K-BB%14.2

今の球界で「左のワンポイント」と聞けば真っ先に名前が挙がるであろう高梨投手。この年は70登板ながら48投球回と、正に対左の専門家であったことが窺えます。
高梨選手と言えばその印象的なフォームを思い浮かべるかと思いますが、特筆すべきはそんなサイドスローでありながらとても高い奪三振能力を誇っているということです。例えば私が阿部監督とじゃんけんをして先発転向してもらうことになる大勢投手のような、スリークォーター気味で横投げでも160キロに迫るような剛速球を投げるならば、高い奪三振能力を持っていてもなんら不思議ではないのですが、変則的なフォームを武器に戦う高梨投手はそうではありません。でありながら、この年のK%は25.0、奪三振率は9.94と大勢投手にこそ及ばないものの、オーバースローで160キロ付近を連発するような代表級のリリーバーとなんら遜色ない数値を記録する異質で優秀なリリーバーなのです。
このように対左のプロフェッショナルとしてピンポイントで欲しい働きをしてくれる高梨投手の面影を、ピンポイントメタ用に育成し目論見通りしっかり仕事を果たしてくれたアシレーヌに見ました(この数年後に読売ジャイアンツにトレード移籍した高梨投手が左右関係なく抑える働きを見せたように、ピンポイントメタのためだけに採用するのはアシレーヌのスペックを考えるともったいなかったかもしれません)。

選出パターン

NPB歴代ベストナイン
1(左)柳田悠岐 (27).363 34本 OPS1.101
2(三)長嶋茂雄 (25).353 28本 OPS1.108
3(一)村上宗隆 (23).318 56本 OPS1.168
4(指)王貞治  (33).355 51本 OPS1.255
5(中)山本浩二 (34).336 44本 OPS1.159
6(捕)阿部慎之助(33).340 27本 OPS.994
7(二)山田哲人 (23).329 38本 OPS1.027
8(遊)坂本勇人 (28).344 23本 OPS.988
9(右)イチロー (22).342 25本 OPS.976
$(投)ダルビッシュ有(25)
防御率1.44 232回 276奪三振 36与四球 K%31.2 BB%4.1K-BB%27.1

これが最強です。
強いポケモンを効率的に並べて制圧してください。

結果

最終337位/最終レート2011

最終日より一週間以上前に瞬間二桁に到達し、この構築記事を書きたかったのでそこからはずっと放置。最終日に2戦だけやってレート2000に乗せました。

こんな構築記事を書くために放置し無駄にしたレート
結局ギリギリで滑り込むことにしたレート2000

そういう事情もあり初めてサブROMを購入して、最終日はそちらで対戦していたのですが、最終554位、最終レート1996とメインROMと同じような順位帯でした。
諸事情もあって私は最終日をあり得ない睡魔の極限状態で迎え、「何が悲しくてこんなことしてるんだろう」と思いながらも「サブROMを購入してしまった手前やるしかない」とうつらうつらしながら対戦していたのですが、「ジャーキングで目覚めて気がついたら勝ってた」という状態が頻発する時間帯があったので、多分誰が使ってもこれくらいの順位になれます(それか私が睡拳に目覚めました)。試合中は余計なことなどせずに機械的に事前に決めておいた行動をする方が勝てますNPB。

こんな構築記事を書くためだけに買ったサブROM

あとがき

最後までお読みいただきありがとうございました。恐らくここまで全ての文章に目を通した方は一人もいないと思います。通常こういう文言は実際にはたくさんの方が読んでいる前提のもと冗談として記されるものですが、今回は本当に誰一人として読んでないでしょう。
それでも、この意味不明な文字列を最後まで読んだ奇特な方が奇跡的に一人でもいらっしゃった場合のために近況方向を書いておきます。

一応いまは世界一面白い小説を書こうとしていたりしてます来年公開する予定とここ5年くらいずっと思ってる感じです

また、定期的に小説を書く習慣をつけようと、今更ながらいわゆる「なろう小説」的分野に初挑戦してみようと思い立ったのですが、面白くする方法を全く思いつかなかったので頓挫しました。気が向いたらこっそり投稿しているかもしれません。

それでは長々とありがとうございました(来年の沢村賞は大勢投手か井上温大投手です)。

※最後にもう一度小説とTwitterのリンクを貼っておくので、絶対に読み、フォローをお願いします。こんなnoteを最後まで読んだあなたなら容易いことでしょう。


参考資料

・湯浅八等星『蝉がうるさかったから』(https://kakuyomu.jp/works/16817330652149854933)
・日刊スポーツ『【日本ハム】決め手は「じゃんけん」北山亘基が開幕ローテ入り決定 新庄監督「俺に勝ったら…」』2024.3.24(https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/amp/202403240000830.html)
・DELTA・宮下博志 『打ったほうがよい打者にバントさせることでどれだけ損をしているのか』2023.10.16 (https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53934)
・産経新聞・植村徹也『メジャー実績のない助っ人2人が大活躍 巨人の外国人補強を変えた吉村編成本部長の眼力』2024.9.13(https://www.sankei.com/article/20240913-ZSOT4HNULVLB3LOBDSQFYYA6PA
・full-Count『『西武・平良が保留、大幅増1.7億円も… 先発転向を直訴「中継ぎはやれない」』』2022.12.2(https://full-count.jp/2022/12/02/post1313420/)
・DELTA・宮下博志 『ゴロを打たせることは本当に球数の減少につながるのか?』2019.4.11 (https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53523)
・日刊スポーツ『巨人大勢×阪神湯浅京己 WBCでダルビッシュから学びたいこと、先発挑戦への思い/新春対談2』2023.1.3(https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202212310001216_m.html?mode=all)
・full-Count『先発は救援よりどれくらい難しい? データで見える「1.25」という数字の差』2020.5.22(https://full-count.jp/2020/05/22/post778563/2/)

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