翻訳:無症状のコロナウイルス感染から医療従事者を保護する方法

The Lancet 2/13の記事より翻訳
・無症状の人でもウイルスのキャリアになること
・子供は症状が出にくいと言われているが、ウイルスは運ぶ→その周りの大人に感染されること
・目からも感染すること

などが興味深い。以下本文

医療従事者は、中国の新型コロナウイルス(COVID-19)を含む感染症にさらされるリスクが高くなっています。医療従事者の安全を確保することは、継続的な患者ケアを保護するだけでなく、医療従事者からのウイルス感染をさせないようにすることも大切です。 **COVID-19は、咳または呼吸器の飛沫、体液との接触、または汚染された表面から広がる可能性があります。中国国家衛生委員会の最近のガイドラインによると、COVID-19による肺炎はグループB感染症に指定されています。重症急性呼吸器症候群(SARS)や高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)などの他の感染性ウイルスと同じカテゴリーです。しかし、現在のガイドラインでは、コレラやペストなどの感染性の高い病原体専用のカテゴリーであるグループA感染症と同様に、すべての医療従事者の保護対策を確保することが推奨されています。**

WHOは、2002年のSARS発生時に8098人の症例(774(9・6%) 死亡)のうち、医療従事者が1707人(21%)の症例を占めていると見ています。

最近の証拠では、**無症候性の人でさえCOVID-19を高効率で拡散し、フェイスマスクなどの従来の保護手段では不十分な保護しか提供できないことが示唆されています。 **

・COVID-19に感染した10歳の少年は、症状はありませんでしたが、肺の画像と病気の血液マーカーに目に見える変化がありました。
・武漢の病院で手術を受けた別の患者は、発熱の前でも14人の医療従事者に感染しました。
・COVID-19の発生を調査するために武漢を訪れた医療専門家は、北京に戻った後、カタル性の症状と発熱が現れる前に、左目の結膜炎を最初に示しました
。非呼吸粘膜表面からの感染。
したがって、フェイスマスクは限定された有効性しかありません。
・ドイツの会議に出席するために上海から旅行した患者は、中国に帰るフライトまで無症状でした。しかし、この会議に出席者で、上海の患者との濃厚接触者2人、濃厚接触なし2人がCOVID-19に感染していることがわかりました。

最近の事例から、無症状の患者でもウイルスを感染させるだけでなく、急性疾患から回復した後でも他者への感染可能性があります。

これらの発見から、COVID19だけではなく将来の感染症発生の際にも、医療従事者の安全を確保するための積極的な対策(N95マスク、ゴーグル、保護ガウンなど)を行うことが推奨されます。

特にウイルスの強さや感染経路などに関する情報が限られている初期段階ではこのような対策が重要です。

https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(20)30066-7/fulltext

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