【割賦販売】

・割賦販売
=商品を先に渡し、代金の長期回収(月末分割受取)
=販売価格に利息含まれる(契約の重要な金融要素)場合、約束した対価に含まれる可能性(取引価格/売上は現金販売価格を計上)、売価と現金販売価格の差額=金利は各期に受取利息/収益として配分

eg,売価と現金販売価格の差額=利息(定額法)、回収時に配分、商品500円(現金販売価格400円)を5回分割払い、1回目の割賦金100円を現金で回収、購入者支払不能、代金320円は未回収、商品(評価額150円)取戻
・商品引渡時=割賦売上(収益)+割賦売掛金(資産)を計上
【割賦売掛金/割賦売上400】=現金販売価格
・代金回収時=利息配分額を対価の金額(受取手形)に加算、受取利息(収益)を計上
【現金100/割賦売掛金100】
【割賦売掛金20/受取利息20】=(500‐400)/5
・戻り商品(支払不能=代金回収不能):
割賦売掛金(資産)を減らす+戻り商品(資産)の評価額を計上
【戻り商品150+戻り商品損失(販売費)170/割賦売掛金320】

・戻り商品(価値下がる)の決算時:
①(期中に再度販売)評価額→売上原価になる、決算時戻り商品→仕入
【仕入150/戻り商品150】
②(期中販売無、期末残り)戻り商品→仕入→繰越商品
=PL作成時、戻り商品の金額を期末商品棚卸残高に含める
【仕入150/戻り商品150】
【繰越商品150/仕入150】

・前期割賦販売した商品の取戻=前期引渡分が回収不能
=①割賦売掛金の減少+②戻り商品(資産)の増加+③貸倒引当金の取崩+④戻り商品損失の増加
eg前期の割賦売掛金300円が当期回収不能、商品(評価額140円)を取戻。販売基準処理、貸倒引当金50円
【戻り商品140円+貸倒引当金50+戻り商品損失110/割賦売掛金300】

【まとめ】
・商品引渡時
【割賦売掛金/割賦売上】
・代金回収時
【現金/割賦売掛金】
【割賦売掛金/受取利息】
・決算:仕訳無
・戻り商品=割賦売掛金の回収不能時
①当期引渡分の回収不能
【戻り商品+戻り商品損失/割賦売掛金】
②前期引渡分の回収不能
【戻り商品+貸倒引当金+戻り商品損失/割賦売掛金】

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