【人間関係、コミュニケーション】

・人間関係と心理
利用者との信頼関係=ラポール形成のため、自己覚知、他者理解、自己開示が必要
・コミュニケーションの意義
・コミュニケーションの技法、種類や話を聞く姿勢

・自己覚知:自分自身のものの見方or考え方、客観的な視点から理解。eg自分はどんな性格してるか、どのような価値観や判断基準持ってるか、物事にどういった反応しているか、自己感情の動き、背景の洞察
・自己覚知深めるため、スーパービジョンを受ける
・介護福祉職:先入観もたず利用者に接する
・他者理解:生活歴、家族関係、利用者の価値観、考え方を知る
・自己開示:本人の意思、特定の他者に言語を介して伝達。福祉職と利用者、家族お互いのことを知る、良好な関係づくり

・自己開示の5つの判断基準
①量:どのくらいの量の情報の開示
②深さ:内容の深さ
③時:開示タイミング
④人:どのような相手
⑤状況:開示機会

・ジョハリの窓:自分や他人の知っている部分と知らない部分の組合せ
①開かれた窓(開放部分)
自分+他人知っている
②隠された窓(隠蔽部分)を語ると開放部分↑
自分知っている+他人知らない
③気づかない窓(盲点部分)を語ると開放部分↑
自分知らない+他人知っている
④閉ざされた窓(未知部分):秘められる可能性
自分+他人知らない

・ジョハリの窓:自己開示により関係を深めるための参考になる
・利用者とのコミュニケーション、福祉職の自己開示目的はジョハリの窓(Johari Window)の開放部分(open area)を広くする
・ラポール:援助人と被援助人の間の信頼関係
・ラポール形成→介護開始
・ラポール形成基礎:利用者を知ろう姿勢(受容+共感)
・ラポール形成の初期:慣れない環境で混乱しやすい、利用者の感情に関心を持つ、受け入れられる感覚、安心感
・コミュニケーションの双方向:お互いの意思、感情、情報を伝え合い、共有化
・コミュニケーション:情報伝達+人間関係形成
・言語的コミュニケーション:言語でメッセージ伝達
eg会話、文字、手話、点字
・非言語的コミュニケーション:非言語でメッセージ伝達
eg表情、身振り、手振り、姿勢、視線、声の強弱、抑揚=準言語
利用者の感情理解のため、非言語的コミュニケーションに留意

・対人距離:物理的距離と心理的距離(パーソナルスペース)
・物理的距離近くなると心理的距離も近くなる
・程よく適切な距離を保つ
・利用者との関係を作る座り方
①直角法:テーブルの角を挟んで斜めに座る、視線ぶつかりにくい、圧迫感少ない、会話しやすい
②対面法:向かい合う、圧迫感強い、視線を向けられる花瓶をテーブルに置く
・並列法:横並びに座る、長時間会話
・話聞くに受容、共感、傾聴
・受容:言動に理由を考え、批判を加えずありのままに受け入れる
・共感:気持ちに心を寄せる、感情共有理解
・傾聴:主観的な訴え、心の声、耳に傾ける。言葉を妨げず、適度相槌頷き、関心を持って接する
・信頼関係技法に感情の反射&感情の明確化、自分の感情に気づく、理解される感じ
①感情の反射:感情の言葉をpickup、~なんですねと繰り返し反射する
②感情の明確化:読み取った感情「と思っているんですね」と自覚理解を促す

【チームマネジメント】
・チーム支援:介護サービスの特性
・組織と運営管理:組織構造、コンプライアンス
・チーム運営基本:PM理論
・人材育成と管理:職場研修の種類
・介護サービス特性:実践の過程、多くの関係者との合議協働、コーディネートしていく
・組織と運営管理:共通目的達成のための集団
①組織(アメリカ経営学者バーナード):個人が目的を達成できない時に協働
②共通目的+貢献意欲+伝達(コミュニケーション)
・組織構造決定の5原則
①専門化:分業化、効率UP
②権限責任一致:自主性と判断の自由度、権限と責任を同レベル
③命令指揮系統一元化
④統制範囲適正化:管理できる部下の数は適切
⑤例外:部下は日常業務、上司は例外業務

・組織形態種類
①ライン組織:ピラミッド型、トップダウン型
②ラインアンドスタッフ:ラインの利点+専門的な意思決定
③逆ピラミッド型:顧客重視型、現場に近い担当者が意思決定、管理者が環境支援、要望応え
④ファンクショナル(機能別組織):生産販売研究開発は別々の部門担当、専門化
⑤事業部制組織:複数の事業、事業部単位編成
⑥カンパニー制:事業分野に独立性を高めた複数の企業の集合体、事業部制から独立性高めた
⑦プロジェクト組織:特定目的、複数部門から選抜人員、問題解決に一時的、短期的、部門間の連絡の役割を果たす委員会で恒久的なもの

・福祉サービス:社会福祉目的の事業
・社会福祉法:第一種社会福祉事業(原則は国地方公共団体、社会福祉法人)と第二種社会福祉事業
・福祉サービス提供原則:利用者の意向を十分に尊重、地域福祉の推進、地域住民との連携、保健医療サービスと有機的な連携を図る創意工夫、綜合的に提供
・コンプライアンスの尊守:組織の社会的な責任
・リーダーシップ(アメリカ経営学者ドラッカーのプロフェッショナルの条件):組織の使命を考え抜き、見える形で明確に確立
・リーダー:目標定め、優先順位と基準の決定維持
・ケリー(カーネギーメロン大学):フォロワー(部下)のリーダーを支える力=フォロワーシップ
・リーダーはフォロワーの自律性を引き出す、フォロワーが能動的働ける
・リーダーの資質:身体的、精神的資質から研究した特性理論(資質論)、リーダーの効果的な行動アプローチを研究した行動理論、状況環境に応じてリーダーのスタイルや行動を変えるべきのコンティンジェンシー理論。

・PM理論:日本の社会心理学者、三隅二不二みすみじゅうじ
①集団目標達成機能(Performance Function:P機能)
②集団維持、纏め機能(Maintenance Function:M機能)
・Pm型:目標達成の指向強い、集団維持向かない
・pm型:目標達成と集団維持も劣る=リーダー失格
・PM型:目標達成と集団維持、力が発揮
・pM型:集団維持の力が発揮、目標達成に消極的
・リーダーシップ理論
  ・PDCAサイクル=デミングサイクル
・チーム運営に業務課題の発見と解決、業務改善に利用
・P:Plan計画、D:Do実行、C:Check評価、A:Act改善
・職場研修
①OJT(On-the-job Training)=エルダー制度:職場内、具体的な仕事を通じて、知識、技術、技能、態度を指導教育
②Off-JT(Off-the-job Training):職場を離れて、業務遂行、外部研修
③SDS(Self Development System):職場内外、自己啓発活動(時間面、経済面の援助、施設の提供)

・スーパービジョン:熟練した援助者(スーパーバイザー)から、経験が少なく未熟な援助者(スーパーバイジー)に、管理的機能、教育的機能、支持的機能を提供する
・スーパーバイザーはスーパーバイジーの成長に責任ある
・スーパービジョン:仕事満足度UP、バーンアウト(燃え尽き症候群)、離職軽減

・スーパービジョン機能
①管理的機能:人員配置、職場環境の整備、組織改革、職場組織業務の管理、上司の働き
②教育的機能:専門職の成長、援助場面の同席、事例一緒に振り返る
③支持的機能:心理、情緒支持、受容、共感、傾聴、葛藤、ストレス軽減、自己各地促す、バーンアウト防ぐ

・スーパービジョン形態
①個人:1対1、長所=丁寧、短期間信頼関係、短所=日常実施が難しい
②グループ:1対複数、長所=相互作用、共感、議論検討、学習効果、短所=メンバー間の信頼関係に時間かかる
③ピア:仲間、同僚同士、長所=すぐ実施、短所=SVいないため、成長意識難点
④セルフ:自分自身で客観的振り返る、長所=他者との時間設定場所調整不要、短所=高度なスキル必要
⑤ライブ:目の前で展開、長所=リアルな援助場面、教育機能UP、短所=クライエント支援と同時並行、高度なスキル必要

・コンサルテーション:特定領域の知識技術、他職種から助言指導を受ける
・コンサルタント(助言提供)&コンサルティ(助言受ける)対等、not管理的機能

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