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Dark Urban Boysgroup 終わりに向けてのLOVE SONG

どうも皆さん、YU-TOです。

CREMATION[URN SIDE]の配信を来月2日に控え、毎週公開していたMUSIC VIDEOも今回の"LOVE SONG"でラスト。

それは同時に、Dark Urban Boysgroup自体の終わりも近づいてきているという事になる。

早かったような遅かったような、嬉しいような悲しいような、そんな複雑な気持ちを今は感じている。

去年の終わり頃から準備に取り掛かり、2ヶ月ほど予定が押したものの、無事に全ての工程を終えることが出来た充実感と「やっと終われた」という安堵感、そんなポジティブな気持ちもあるが、それと同じくらいにネガティブな思いもあるのが正直なところだ。

ここ数回のDark Urban Boysgroupの記事を読んで、「せっかくリリースするというのに、YU-TOさん大丈夫ですか?」という声をもらったりもした。

普通バンドにとって、"リリース"というのは"新たな始まり"で、これ以上無いくらいポジティブで、1番おめでたい事でもあると思うのだが、このバンドにとってリリースは"死"を意味する。

別にメンバーの誰かが亡くなったわけでは無いので、物理的な意味ではまたいつでも復活することは可能なのだが、それは今の時点では到底ありえない話だろう。

『CREMATION』の制作中、「またDark Urban Boysgroupをやれないものか?」と何度も思った。

その為に、具体的に動いてみたり、働きかけてみたりもした。

だが事態が好転するということは一切無く、むしろどんどん悪い方向に転がっていってしまっている気配すら起きて、「ああ、こりゃもうダメだな」と半ば諦めに近い形で、そのビジョンは木っ端微塵に打ち砕かれる事になった。

そして今は、自分にとってこのリリースって、"溜まってた膿を出す"みたいな意味合いだったんだと何となく思ってて、その考えというか捉え方が、今のところは1番しっくり来ている。

「早過ぎた」や「9年も前にああいう音を作ってたのは凄い」という言葉を掛けてもらえていたりもするが、音楽というのは"その時"に出さなければ意味が無い。

それは流行とか、音楽のクオリティとかそういう次元の話では無く、"気持ちの鮮度"という事でだ。

"熱い気持ち"というのは、自然と持ち続けられるものではない。

それは何もしていなければ、いつしかぬるくなり、そして冷め、最終的には凍り付く。

その凍りついた気持ちを再び熱くし、燃え上がらせるのも不可能ではないが、それには時間が掛かる。

しかも、それを燃え上がらせることが出来るのは他人では無く、自分自身だけだ。

いくらこちらが何かを仕向けようと、頑張ろうと、無意味なものは無意味で、こちらが待ってるのも時間の無駄。

人は変えられない。

とても抽象的だが、自分がDark Urban Boysgroupを終わらせたのはそういう理由からだった。

しかし、何だかんだ言いつつも、自分はこの作品をリリース出来て純粋に嬉しい。

売れないのは目に見えてるし、"求められてない"という事も存分に伝わってくるけど(聴いてくれている人達は確実にいる)、もうこれは自己満足みたいなものなので。

数字とかを追うことも勿論大切だけど、そこだけをモチベーションにしてしまうと、やっぱり音楽って続かない。

人気がある音楽が自分の趣味に合うとは限らないことなんて誰しもが気づいている事だし、その逆も然り。

例えば、影響力ある人の評価1つで手のひら返しが起こるなんて良くあることだし、"自分の価値観"を持って音楽を聴いてる人って実はかなり少ないんじゃ無いかとも思う。

でもそういうのって、自分ではコントロール出来ない部分での話。

そんな事に気を惑わされていては、右往左往して一生が終わってしまう。

もちろん、数字を取れるための自分なりの努力はする。

ただ、「現代はこれをやると良い!」とか、そういうのってどうしても一過性的な要素が強くて、そこに従っても自分の理想って多分叶えられない。

基本的には、"自分のやりたい事"をやれば良いんだと思う。

それで、その中で"何故か数字が付いてくる"やりたい事が絶対にあるはず。

「別に何も頑張ってないけど、数字付いてくるな」とか、そういう事。

それって、見方を変えると"人に何かを与えてる"って事になるから、それを極めてけば、多分人生って間違いない。

だけど、「何故か頑張ってても数字が付いてこない」好きな事も確実にある。

それが、自分にとってのDark Urban Boysgroupだった。

数字って、まあ言ってしまえば"人気"とも言える。

"人気"という言葉って、"お客さんの数"って意味もあるけど、"人の気配"っていう意味もあると思う。

Dark Urban Boysgroupは、内側にも外側にも、人を惹きつける事が出来なかった。

「何で、そんなネガティブなんですか?」ってまた言われてしまいそうだけど、これはネガティブとか塞ぎ込んでるとかそういう話ではなく、"客観的事実"の話だ。

だけど、また全員が心の底から音楽を楽しんで、またDark Urban Boysgroupがやれるんだったら、自分はやりたい。

そして、その時が来たら確実にそこで生まれる音楽は、人を惹きつける事が出来ると思う。

そういう根拠の無い自信は、自分の中に未だにあるのだ。

SNSのフォロワー数が素人以下でも、100再生に満たないYouTubeの回転数でも、自分はDark Urban Boysgroupの音楽が好き、ただそれだけで、それ以上でもそれ以下でも無い。

このバンドは自分の"膿"みたいなものだけど、だからこそ愛おしいというか、意味があるというか。

上手くは説明できないけれど、そういう音楽が作れて、それをリリース出来たというだけで、今回は良しとしようかなと思ってる。

これからの自分の人生において、その時が来るのかは分からないけど、またDark Urban Boysgroupをやれる時が来たら、その時は凄まじい一撃をシーンに喰らわせたい。

まあ、やれてもやれなくても、どっちでも良いけど(笑)。

Dark Urban Boysgroupのメンバー、今回のリリースに関わってくれた人達、曲を楽しみに待っていてくれる人達、本当にありがとうございました。

そんな人達へ最後に送る曲は、アホみたいにありきたりなLOVE SONGです。

恥ずかしい言葉でも伝える事、ストレートでありきたりな言葉でも、気持ちがあれば必ず人には伝わる。

そんな曲です。

最後のエンドロールでは、何人かは勝手にクレジットさせて頂きましたがご了承下さい。

せっかくなので、最後に自分から1人1人にメッセージを。

Garyu

「何か一緒にやりたいね」がやっと実現したな。スタジオでも、撮影でも、話題は全て下ネタだったが、"性欲は男のFIRE SIDE"ということで(笑)。

Tatsu

お前がどう思ってるかは知らんけど、お前の歌は最高だ。以上。

Takuma

^_^

Naoki

体調不良でMVには参加出来なかったのは残念だったけど、一緒にバンド出来て良かったよ。また飲もう。

Kawakenさん

また後日(笑)。

TORAJiRO君

最高なfeatをありがとう。Rapイケすぎ。

SH11NA君

9年前に描いてもらったイラスト、やっと使わせてもらいました。連絡しようと思ってたのですが、出来ずじまいですいません、、。

ポールさん("FULL SWING"MV撮影&編集担当)

あんな普通の音楽スタジオでのロケーションをカッコ良く撮ってくれて感謝です!。また是非とも撮ってもらいたいっす。

Keigo Mochizukiさん("ON FIRE"MV撮影担当)

最高な素材をありがとうございました!。カメラワーク最高でした。

Satoshi Kuwabaraさん("ON FIRE"MV撮影アシスタント)

Garyuと「いける」とか言ってナンパしてすいませんでした(笑)。好きです、付き合って下さい(ウソ)。

Shogo Tsuruda(LOGOデザイン担当)

イケてるロゴをありがとう!。多分、URN SIDEには「合わない」って言われるんだろうなと思いつつも、結局そのまま使ってしまった(笑)。

Litchiさん("FIRE SIDE"DUBアーティスト写真担当)

やっと撮ってもらった写真達をちゃんと使うことが出来ました!。また近くお世話になります。

Special Thanksに載せている方々は省かせてもらいますが、皆さんありがとうございました。

とりあえず、8月2日でDark Urban Boysgroupは終了です。

R.I.P

次のステップに進みます。

では!。



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