自分正義

知ってる人もいると思うけれど先月26歳の誕生日を迎えた。

小さい頃、学年がひとつ上の子さえも大人に見えていた私にとって26歳なんてもうとんでもない立派な大人だ。

夢も希望も持たずにいつの間にかこれだけの時間が経っていて私もついにアラサーの仲間入り。ひーん

そろそろ大人っぽい服装したら？
大人っぽいメイクしたら？

ピンクのアイシャドウなんて若い子の象徴。

そりゃそうだ。

段々みんな色を失っていってるのが目で見てわかる。

そのメイク、18歳の子がするメイクだよ。

よく母に言われる。

だから私は毎回こう返事するの

｢いいの。初対面の人に18歳って言っても信じてもらえるし。｣

少し前、今の職場に高校1年生と高校3年生の新人さんが入った。

最初に挨拶をされて、年齢を聞いたら｢15歳｣と｢17歳｣だと。

当時私は25歳で、10個や8個も下の女の子と顔を合わせるのが気まずく、

｢そうなんだ！私も高校3年生！｣
と信じられない嘘をついた。

もちろん冗談のつもりで。

｢わ！近いですね〜｣
なんて言われて。

信じてもらえるなんて思っていなくて。

だから余計に気まずくなってしまってその場で嘘だよ〜ん本当は25歳だよ〜ん

なんて言えなくて。

退勤時間になり、すっかりそのことを忘れていた私はネタばらしをせずに帰宅。

しばらく別の仕事で忙しかった私は歯医者にあまり出勤せず、その子たちと顔を合わせる機会がなくなっていた。

そういえば本当の年齢言ってないな、と思いつつまぁもういいか。となっていたら1人の子が先月会うまもなく辞めてしまっていた。

高校生3年生の私のこと覚えるかなぁ

本当に信じてくれていたか、別の誰かが私の本当の年齢を話していたか、そんなことは置いといて。

お世辞かもしれないけれど10代かと思ったとたまに言ってもらえるのは、今となってはとても嬉しい。

少し前まで大人っぽくなりたいなんて思っていたけれど、20代後半になった今は少しでも若くありたいと思ってしまう。

たまたま顔が薄くてなんの特徴もないタイプなので、ちょっと若く見えるんでしょうね

身長が低いというのは実は関係ない気がしていて

顔がもっとくっきりしていて特徴的だったら、少しは大人っぽかったのかもしれない

｢童顔｣という言葉はあまり好きではない。

年齢確認も職務質問も未だにされることはある

世間の10代はとても大人っぽい。

だから私が子供っぽく見えるだけなのよ

こんな26歳、あんまりいないからね

未だに好きな服装をして好きなメイクをして、一体どのタイミングでみんな系統を変え始めているのだろう

この見た目で得をすることもある。

例えば、
おばあちゃんウケがとてもいい。

｢あら！可愛いわねえ！｣
と知らないおばあちゃんによく声をかけてもらえる。

大人っぽくて素敵な女性に｢可愛いわねえ！｣なんて言わないと思うんだ

｢可愛い｣という言葉は女の子を幸せにする言葉で、それが誰に言われたとしても嬉しいもので。

私は話しかけにくいタイプだと思っていたから、おばあちゃんに声をかけてもらえることは嬉しい。

一体何歳に見えているんだろうか。

褒められることは嬉しい。

けれど損をすることもとても多い。

簡単に説明すると、｢舐められる｣

クソガキだと思われて相手にされないこととか。

少し前、物件を探していた時に
右も左もわからずとりあえず気に入った物件を内見してみようと思って申し込んだ。

当日某不動産に向かい
｢内見申し込んだんですけど…｣
と言ったら
｢あ、うちそういうのやってないんで｣
と断られたことがある

その日結局物件は見せてもらえず、
｢あー、そこもうさっき決まったんで。｣
と言われた。

えぇ……そんなぁ、
と落ち込んで後日、母が一緒に内見についきてくれた。

申し込んだ物件はもちろん見せてくれたし、他にも似た条件の物件をたくさん紹介してくれた。

大人って強いなぁ、

私には何言っても大丈夫だろ、と思われがちなのでとにかく舐められてる。

強い人間が、言いたいことを言える人間が勝利な世の中なら、私もそうなりたいな

言ったもん勝ちみたいなところあるしね、結局

最初に"何か"を発信した人が正義だったかもしれないけれど。

訂正できるよ

ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ

匿名は悪
名乗り出るので私が正義。

よろしく