〈ご報告〉 PR Tableで過ごした2年間と今後について
こんにちは、小林祐太(@yu_ta_ko_ba)です。
9月末の最終出社をもってPR Tableを退職し、新しい舞台に進むことにしました。
在籍していた2年弱の間、一緒に働いてきたPR Tableのメンバー、PR Tableの事業にさまざまな形でご協力いただいた皆様、プロダクトをご活用いただいた皆様、オウンドメディアの取材やイベントへの登壇にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
ひとつの区切りとして、PR Tableとの出会いから入社、ガムシャラに仕事に取り組んだ日々を振り返りましたので、よろしければご覧ください。
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出会いは2013年、まだ“匿名ブログ”だった頃に
私がPR会社に新卒入社したのは、2014年4月のこと。
「大学に通っていた島根を飛び出し、PR会社で働くために東京で就職活動をする」という、今でもあまり理解されなさそうな意思決定をした結果、現在に至ります。
当時は、PRに関する情報源がほとんどなく、かつ地方にいたので周囲に頼れる人もいない……。そんなときにたまたま見つけた、ひとつのブログ。のちに株式会社となったPR Tableの創業メンバーが個人的なナレッジ共有として始めていたものでした。
……この頃はまさか自分がその会社で働くことになるとは思ってもいませんでした。
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オズマ在籍時、たまたま取締役の菅原さんと4日間だけ仕事をする
そんなこんなで何とか就職活動を乗り越えてオズマピーアールに入社した私は、研修や日々の業務に追われる1年目を過ごしていました。
その年度の終わり頃、他部署からとあるメーカーの報道分析の案件が舞い込んできます。
部署長から声がかかり私がアサインされたのですが、その案件のメイン担当をしていたのが菅原さん(博報堂出向中)でした。そして、たった4日間だけ一緒に仕事をします。
よくある話だと、その流れで仲良くなって割とすぐに入社みたいな展開もありますが、実際はそんな事はなく、オズマでの仕事に追われまくる多忙な数年間を過ごします。その間、菅原さんに会うこともありませんでした。
……ので、この頃もまさか自分がその後 創業された会社で働くことになるとは思ってもいませんでした。
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それから数年後──今後のキャリアを考えていたときに
オズマピーアールに入社して4年目になり、今後のキャリアについてぼんやりと考え始めていました。その最中にお会いしたメドレーの深澤さんが以前から菅原さんと繋がっていたこともあり、不意に「PR Table、良い会社だよね」と紹介されました。
今振り返っても、これが入社に至った一番のきっかけだったと思います。
その頃のPR Tableの動向は何となく知っていたものの、距離感は特段近くもありませんでした。(六本木のオフィスにも「行く行く詐欺」をしていたぐらい)
その出会いをきっかけに、初めてPR Tableが「転職先」として頭のなかに浮かびました。
そうして、あらためて菅原さんに話を聞きに行き(ここで初めてオフィスに行く)、開催直前に迫っていた「PR3.0 Conference」のこと、会社のミッション(ポスト2020の日本社会にハートのある技術をインストールする)や事業のフェーズについて話を聞くなかで面白さと可能性を感じ、入社することを決めました。
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入社後、「とにかく何でもやる」スタートアップの初期フェーズに揉まれる日々
入社したのは、カンファレンスを終えた直後の2018年12月。
直後から、コンサルタントとしてプロダクトを導入いただいている顧客の運用支援に駆け回り、加えてリード獲得のためのセミナー登壇に、会社説明イベントを企画……。とにかく、できる事をやれるだけ何でもやる日々を過ごしていました。今以上にフィジカルで仕事をしていた気がします(笑)。
それに加えて、こんな記事を書いたり、こんなスライドをカンファレンス直前に(勝手に)作って公開したり、よくやっていたなあと思います。
また、以前から関わりたいと思っていた「PR3.0 Conference」の企画運営やオウンドメディアの「PR Table Community」の編集にも同時並行で取り組んできました。
この活動のなかで考えれば考えるほど、“PRってなんだろ”状態になりながらも、「こうなんじゃないか」「こんな関係構築もあっていいよね」と仮説を作っては企画に昇華してぶつける過程は、非常に知的体力をともなうエキサイティングな仕事でした。
そのなかで生まれた出会いや気づきは、今の自分にとって大切な資産になっています。
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CSチームの立ち上げとコロナ禍で模索する日々
スタートアップらしく会社のフェーズがどんどん変貌していくなか、今年の3月頃から組織再編とともにCSチームをあらためて立ち上げることになりました。
立ち上げ当初は3名体制。私は、talentbookに掲載されるコンテンツの製作支援(添削校正)を主に担うことになりました。これまでの業務内容からガラッと変わり、原稿オペレーションにカスタマージャーニーの設計にプロダクト改善と、これまで考えたことのなかった新しい仕事に向き合い始めます。
その直後に起こったコロナウイルスの世界的な流行。
リモート前提での働き方に切り替わってからは、より筋肉質な業務遂行が求められ、個人として子育てとの両立や暮らしの再構築に苦しめられながらも、多くの社員やインターン生に支えられながら何とか乗り越えていくことができました。
そのなかには、オンライン上でのコミュニケーションだけで、直接会ったことのないメンバーが何人もいました。
たとえ直接会ったことがなくても、同じ時間や目的を共有するなかでお互いを信頼して一緒に働ける。それは、コロナ禍だからこそ気づくことのできた希望だったと思います。
その後、CSチームも半年ほどで10名近い体制にまで急拡大し、多様なメンバーとともに働ける日々は、時折リモートであることも忘れるように没頭できるものでした。
そして、これまでは仕事を通して個人としてのやりがいや達成感を得ることが多かったので、「チームとしての仕事の面白さ」を体感させてもらえたCSチームには本当に感謝しています。“監督”という変なあだ名もありがとう(笑)。それぞれが最後の最後まで全力で投げ切ろう。
そのようにPR Tableが成長し続けていくなかで、自分を取り巻く環境の変化もあり、個人として家族として新しいスタートを切ることを決めました。
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地域でのパブリックリレーションズのあり方の探究へ
今後ですが、これまで働き続けてきた東京を離れて妻の実家のある愛媛県今治市に移住します。(リモート業務だったため、9月中旬に一足先に引っ越しを終えています)
自分自身、過去最大の決断だったと思います。
仕事は松山本社の会社で働きながら、自分なりに地域でのパブリックリレーションズを探究していきます。いちPRパーソンとして、舞台を変えての新しい挑戦です。
さまざまな方のお力も借りながら一つひとつ良い仕事を作っていきたいと思っていますので、ここまで読んでくださっている方々ともいつかまたご一緒できることを楽しみにしています。(オンラインの時代なので、場所は関係ないですし)
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おわりに
最後になりましたが、これまでお世話になった皆様、一緒に困難なことを乗り越えてきた仲間たち、そして大変な時期が続くなかでも陰で支えてくれた家族に心から感謝しています。本当にありがとうございました。
それではまた、それぞれの場所で今を生きて、時がきたら会いましょう。
小林祐太
近況(追記)
2023年9月1日に会社を設立しました。
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