見出し画像

俳優ワークショップをします。

何の因果か、ワークショップの講師をする事になりました。

以前も、某有名事務所のワークショップをやらないかというお誘いがありましたが、「まだ、人に教えられるほど演技に通じている訳ではないので」とお断りしました。

しかし、今年の目標が、「昨年より無理をする、挑戦をする」だったので、これは、今自分が立ち向かう新しい挑戦なのかなと思って、やってみる事にしました。

よく、「演技のワークショップ」とか、「映像演技ワークショップ」とか言いますが、僕は、自分のワークショップを「俳優ワークショップ」と捉えています。

これもたまに目にするのですが、「1回で演技が劇的に演技がうまくなる」とか、「10倍うまくなる」とかいう事を謳ったワークショップがありますが、僕には人をそこまで導く技術はありません。
あと、若干、そういう謳い文句は胡散臭く感じます。

ただ、レッスンに通っているけど、自分が習っているものが何を元にしているのか分からない人、「感情が込められていない」、「嘘っぽい」、「ニュアンス芝居だ」と人に言われたり、自分でもそう感じている俳優に、「役」として生きる事の「気付き」を感じてもらえる事はできそうな気がしています。

それとは別に、他のよくあるワークショップように、事前に台本をもらって、必死に覚えて、演技を見てもらって、ダメ出しをしてもらって、もう1回演技をして、なんとなくの感想を言われて終わり、というワークショップとは違って、今、俳優として仕事をしている自分が現場で感じた事や、現場に繋がった話、現場で求められる事、良いデモリールと悪いデモリール、ワークショップの上手な利用法、俳優として仕事をするためにしている事などの話をしようと思っています。

ここでも、「気付き」を感じてもらえたらと思っています。

そして、逆に参加した皆さんからも教えてほしいです。

僕は、今回のワークショップで「教える側」という立場にあり、何が伝えられるか、何を持ち帰ってもらえるか、そして、改めて、芝居とは何だろう、もっと芝居がうなくなるためにはどうしたらいいのか、すごく考えました。

一緒に考える場にできればと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?