[大学で何を学ぶのか?]

こんにちは。

少し日付が空いてしまいましたが、ボチボチ読み進めてます。

今まではメルカリなどで買うことが多かったのですが、最近は金欠気味なので市の図書館を活用させてもらってます。


それでは!



大学は勉強する場所なのか?


え?だって学校なんだから普通は勉強する場所では?

と思う人も多いと思います。けど、その普通はどこから来てるのか?


確かに小学校・中学校ではあれば国の義務教育というものがあるので

学校=勉強する場所

で問題ないと思います。けど、高校からは義務教育が終わり国民全員が行かなければならない規則はないのです。要は強制的な勉強から解放される。


なのに、なぜ僕たちは高校・大学と行くのか?


人それぞれ理由があると思いますが、大半の人は「みんなが行くから」という理由ではないか?


そして行った先でも逃げる。

「自由」から



大学生の遊びといえばカラオケや飲み会・ドライブなどですが、心の底から自分の趣味として好きな人はどれくらいいるか?


特別好きなことはないけど、「みんなと同じで安心して時間を潰せる」の人が多いと思う。


そしてその遊びからも逃げた人が行きつくのが「勉強」なのだ。




高校生に大学の学部や学科を選択させるのはムリ



大学に通ってる人・通ってた人は必ず大学に入学する前の段階で学部学科を決めたはずである。

その時にある程度その学部学科ではどんな事をするか想像して考えて選択したはずである。

そして入学する。

その入学前と入学後でギャップを感じた人はどれくらいいただろうか?


かなりいたはずだ。


当たり前である。英数国理社などの高校のカリキュラムしか知らないのに、大学の政治学や経済学、文学部の中から自分にどれが合うかなんて判断できないのが普通である。


それでも無理矢理選ばせて、合格のために勉強する受験勉強。

これは本当にその人のためになるのか?


それならば大学に入学して1年間色んなことを勉強してからでも遅くないと思う。

そっちの方が入学してからのギャップも確実に埋めれるし、それまで気づかなった自分の興味を知る事も出来る。



なぜ高卒より大卒が優遇されやすいのか?


こんなチグハグだらけな大学だが就活になると高卒より大卒の人が優遇されるのか?



企業は学生のどこを買うのか?

日本の場合は現在の能力より、将来の可能性を買う。

それは伸びしろを決める人間力という潜在能力を見ているのである。



それはどのように伸ばせるのか?


1つは議論の経験である。

大学生は何かと議論する場が多いのである。

サークルや飲み会、ゼミなどで横のつながりで様々なことを真剣に話し合うだろう。学術的なことも、傍から見たらどうでもいい事を。

けど、そうして人間関係や他者の対話のやり方、人脈を広げたりする経験を積んでいくのである。


しかい高卒ですぐに働き始めるとそういう経験をせず職場という狭い空間しか知らないまま働くことになる。

それではその狭い環境の中でしか通用しない考え方や様々な視点から物事を考える癖がつかない。


だから高卒より大卒の方が人間としての幅が広い傾向がある。


そうして将来の可能性を期待して買う企業は高卒の人より大卒の人を採るのである。




大学とは?


そしたら大学とは一体何であろうか?

絶対に勉強しなくてはいけないという所でもない。

かといって他にやるべきことが明確になってることもない。


その答えは

日本の大学=お伊勢参り

ではないだろうか?


お伊勢参りとは当時の庶民にとって、今日の所で言う「世界1周ツアー」と同じくらい生涯最大のレジャーだった。

ただの神社へのお参りがレジャーだったと言うわけではなく、その前後には様々な店が立ち並んでいた。

色街やたくさんの芸人、歌舞伎小屋、ブランド物や紙煙草入れなどを扱ったお店があった。

これは門前町とより総合文化レジャーランドであったと言える。


生涯を狭い村落でのごく限られた「世間」で、休む暇もなく農業労働に従事して終わったであろう人に、「お伊勢参り」とは、広い「世間」を自由に肩部して、一生分以上の知識と経験を得る唯一最高のモラトリアムだったと言える。


これは今の大学にかなり近いのではないか?


だから大学生という間にどれだけたくさんの経験が出来るかである。



それは勉強も遊びも仕事もである。それがすべて教養になり得るのであるから。

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