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昭和の世界にタイムスリップ!創業49周年のレトロな老舗喫茶


インスタの投稿を眺めていると、カフェ巡り女子が近年増えていると感じることがよくある。

「自分もオシャレな喫茶店に行ってみたい!!!!」

唐突にそう思ったインドア派の私が住むのは新潟市東区。できれば近場が良いがそんな喫茶店があるのだろうか、と思いつつ調べてみると…

なんとあるではないか……。

しかもレトロでオシャレな雰囲気の喫茶店らしい……これは行くしかない。


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さっそく行き方を調べて向かった「喫茶カンポス」。

住宅街の中にある穴場のような喫茶店で、近くには小学校もあった。

地図なしでは道に迷いそうだが、Googleマップに頼れば問題なく辿り着ける。

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店のドアを開けると同時にベルがカランカランと鳴り、辺りを見渡した瞬間一気にその雰囲気に引き込まれた。

レンガ風にデザインされた壁面に、レトロなテーブルや椅子。静かに読書を楽しむ客や、蝶ネクタイを付けて仕事をこなすマスター。

それはまるで映画のセットのような空間で、昭和の世界にタイムスリップしたかのように不思議な気分を味わえた。


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席に座ると、優しい笑顔の奥様がメニュー表とお手拭きを運んでくれる。

事前に調べて気になっていた『クリームソーダ』と『カンポス特製プリン』を頼むが、奥様いわくちょうどこの日の朝、プリン作りに失敗してしまったそうだ。

ということで代わりに『バナナサンデー』を注文した。

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フルーツは新鮮で美味しく、見た目も味も大満足の一品だった。甘党の方にはぜひオススメしたい。

実は、昔ながらのクリームソーダをオシャレな喫茶店で飲むのが密かな夢だったため、この機会に叶えられて良かったと思う。


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午後4時頃、お客さんも次第に引いていく。

せっかくの機会なので、マスターにお話を聞いてみることにした。

(この日は取材のアポ取りだけの予定だったが、人柄も良く、優しいマスターがさっそく取材を受けてくださった。)


この喫茶店は1973(昭和48)年12月に営業開始し、その3年後に「喫茶カンポス」として独立したそう。つまり、創業49周年の老舗喫茶ということだ。

そして、このレトロで洒落た雰囲気の内装は創業以来変わっていないらしい。

マスターのご友人が安い値で設計してくれたそうで、当時コーヒー専門店として流行っていた作りのようだ。


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おすすめや人気のメニューも聞いてみた。

この喫茶店には常連客が多く訪れるため、ハンバーグ定食やロース生姜焼き定食、カツカレーライスなど、それぞれ自分の好きなメニューを決まって注文する客が多いらしい。

私もカツカレーライスを頼んで食べたが、ボリュームがあり大変美味しかった。

また昼食時には、コーヒーのおかわりが自由な『CANPOSランチ』のセットが人気なのだそう。


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今回食べることができなかった『カンポス特製プリン』も人気メニューだとのことで、次回訪れた時にはぜひ注文したいと思う。

写真でしか見てないがこれは絶対に美味しい。確信している。


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しばらく話を聞いた後、会計を済ませてお礼を言う。

「またいつでも来てくださいね」と微笑むマスター。

もうこれは通うしかない。全メニュー制覇するまで通う。私はそう決めたのだった。


雰囲気や空間を楽しめるだけでなく、なんだか優しい気持ちになれる「喫茶カンポス」。

人々に長く愛され続けるこの喫茶店が、これからも変わらず続いて欲しいと私は思う。


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喫茶カンポス

〒950-0861 新潟県新潟市東区中山5丁目21−10 

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