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手術前の状態~婦人科系希少がん~

 10月から時短勤務で職場復帰をしました。まだ以前のようにはいきませんが、かなり回復しています。
 今回は、手術を受ける前の私の症状について書いていきます。一言でいえば生理についてで、かなり生々しくグロいので苦手な方はご注意ください。
 過多月経の方、婦人科系に不安のある方などの参考になれば幸いです。

ここ2年くらいの状態

 量について。
 始まりがスッキリしない。ごく少量の出血が始まってから本格的に生理が始まるまでに丸一日以上~二日くらいかかる。
 本格的に始まると、日中三日目~四日目くらいまでは「36センチ」が必須。大きな塊も普通に出ます。それを2時間おきに交換。夜は「42センチ」でも安心できないので、どんなにつらくても眠くてもベッドで横になっている時間が5時間以内になるまで起きていました。
 実際、パジャマもシーツの上に敷いているシートも貫通して敷マットを汚した事件もありました。幸か不幸か、敷マットが年代物だったのでそれを機に買い換えました。買い替えたのはいいのですが、最高につらいときにマットをどかして新品を買いにいって設置して……というのが地獄でした。他には座椅子事件もあり、同じ地獄を辿りました。

 で、1週間くらい経って生理が終わりそうな量になる頃。なぜか、突如として「今日から二日目?」と思うような大量出血が再び始まります。それからはもう予測不可能で、多かったり少なかったり一応治まったり。そうこうするうちに次の生理がくるという具合で、出血していない日が月に数日しかありませんでした。

 痛みについて。
 量がここまでになる何年か前から、生理中でなくても常に下腹部に鈍痛があり、毎日2~3回はロキソニンほどは強くない鎮痛剤を飲んでいました。
 生理中は三日目くらいまではロキソニンを飲んでいましたが、効き始めるまでに3時間くらいかかり、せいぜい4~5時間くらいできれていました。どんな痛みか例えるなら、子宮を素手で捩じって引きちぎられようとしているような感じでした。

受診を決意したきっかけ

 前述の状態に加えて塊の大きさが増してきました。血の塊というより、もはや肉の塊と呼ぶ方がビジュアル的にはしっくりきます。お手洗いで座ると断続的にそういう塊がボトボト落ちていくので、鬼の子か何かの出来損ないを産み落としているような気分でした。そんなわけで、その状態のことを自分の中で「シュッサン」と呼んでいました。
 それが出ると42センチのナプキンが一瞬でダメになるので一刻の猶予もありません。お手洗いでは治まるまで待つのみです。10分くらい待ってもういいかなと支度してドアに手をかけたところで、また出てくる感触がして座り直しになるのもざらでした。でも、常に備えていたのでまだなんとかなっていました。

 なんとかならないことが起こったのは5月のある出勤日です。始業前にお手洗いに行ったときはほとんど出血していませんでした。が、仕事にとりかかろうとした瞬間、塊がボコッと出る感触がしました。これはまずいと思い立ち上がると続けて塊が出ました。
 そのときの塊はタバコの箱くらいの大きさはあったと思います。もっと大きかったかもしれません。ナプキンは全面血を吸い尽くしているし、漏れるどころか完全に決壊してしまっていて、下着も血に染まっていました。
 手を含めて汚れたところをあちこち拭きながら、例によっておさまるのをひたすら待ち、それなりに落ち着くまで30分かかりました。
 結局、その日は何も仕事をしないまま、出勤して30分で早退させてもらいました。奇跡的に服は汚れずにすみましたが、下着が血でしっとりしているのが気持ち悪いことこの上なかったです。

 直前までは落ち着いていると思っていたのに、何の前触れもなくこうなったというのが怖すぎでした。
 これが受診を決意したきっかけでした。

最後の最後まで

 手術の二日前から入院していたのですが、手術前夜も出血が多く、深夜に大きな塊が出ました。当日の朝、看護師さんに今も大量に出血していると伝えて臨みました。
 当日0時から絶食、6時から絶飲で薬も飲めないので待機中に痛みが強くなったらと不安でしたが、痛みは確かそれほどなかったと思います。ただ、最後まで苦しめられるんだなあとしみじみ思いました。
 どういう手術だったかはタグで察してください。
 詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。病名は有料部分に書いてあります。


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