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Chromebook PlusのLinux環境でMicrosoft Edgeを使うのです

Chromebook Plusって何? Edgeを使う必要ある? 等々気になるところはあるかもしれませんが、とにかく早くEdgeを使いたかったのでChromeOSでLinux開発環境を有効化した直後にLinux版のEdgeをインストールしました。


いちばん簡単な手順はこれ!(だと思う)

結局Linux環境を削除してまた作り直したので、おそらく最も早いと思われる手順を残しておきます。

1.ターミナルで日本語フォントのインストールとロケールの設定

sudo apt install task-japanese locales-all
sudo apt install fonts-noto-cjk
sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
source /etc/default/locale

2.ターミナルアイコンを右クリックしてLinuxをシャットダウン

3.MicrosoftのサイトからEdgeをダウンロードしてインストール

これでおしまい。数分で終わりました。

以下、前日にやった失敗例です。
最終的には使える状態になっていますが、無駄に時間がかかりました。

失敗例:とりあえずEdgeをインストールする

Microsoftのサイトから直接ダウンロードしても同じだと思うのですが、後述する日本語表示がうまくできずコマンドでインストールし直すことに。
(→ 古い情報に惑わされてあれこれ試したものの結局うまくいかなかった)

プレビュー版(Dev)のインストール

安定版をインストールしたい場合は、最後の一行を少し書き換えます。

curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/edge stable main" > /etc/apt/sources.list.d/microsoft-edge-dev.list'
sudo rm microsoft.gpg
sudo apt update
sudo apt install microsoft-edge-dev

安定版のインストール

sudo apt install microsoft-edge-stable

以前は日本語入力をするためにMozcのインストールや環境変数の設定などが必要でしたが、今回はChromeOSの日本語入力がいきなり使えました。
なのでそのまま普通にEdgeも使えるかと思いきや、問題がふたつ。

  1. 日本語が明朝体の中華フォントで表示されて気持ち悪い!

  2. メニューや設定が英語のままで日本語に変更できない!

というわけで、順序が逆な気もしますが日本語環境を設定してみました。

日本語環境を設定する(先にやりましょう)

サイトの表示はEdgeのフォント設定でNoto Sans CJK JPなどを選べば変更できますが、タブの日本語は明朝体の中華フォントのまま変わりません。
おそらくシステムフォントの設定が必要なのだろうと思い試してみました。

日本語フォントのインストール

あまりこだわりがないのでNoto CJKを入れてみます。

sudo apt install task-japanese locales-all
sudo apt install fonts-noto-cjk

メニューや設定が英語表記でも困りはしないのですが、やはり日本語の方が楽ですからロケールも日本に設定してみました。

ロケールを日本に設定

sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
source /etc/default/locale

いちどLinuxをシャットダウンして再起動すると、メニューも日本語化された状態でEdgeを使うことができました。

最初にdebパッケージからインストールしたときはロケール等を変更しても英語表示のままでしたが、原因を追求するほどでもないので気にしないことにします。きっと何か余計なことをしたのでしょう。

今回は先にEdgeを入れたことで、古い情報にあるような日本語化のためのMozcのインストールや環境変数の設定は不要ということがわかりましたが、たぶん環境の日本語化は最初にやっておいたほうが良いのでしょうね。
(→ 翌日、最初からやり直した)

Edgeの残念なところ(ChromeOSの場合)

Linux版のEdgeはOSによって挙動が異なるらしく、ChromeOSで有効化したLinux環境の場合は以下の動作に難がありました。

ブラウザ上にファイルを直接ドラッグできない

GmailやGoogleドライブにファイルをアップロードするときは、ファイルを選択する必要があり少し面倒です。

Gmailの受信トレイでアイコンの連続クリックができない

アーカイブや削除のアイコンクリック後にマウスポインターをずらさないと次のメールの上にアイコンが出ないため、マウスを連打して上から順に続けてアーカイブや削除をすることができず少し面倒です。

これから使ってゆくにつれて残念なところが増えたら追記します。


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