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支払いという作業の億劫さを考える

旅行にいっていた。
宿に行って帰るだけのゆるーい旅。

オールインクルーシブの宿というのを初めて体験した。
ひとたび宿に入るとここにある全てが無料?!という興奮で血がたぎる。
むろん無料ではなく、それ込みの料金を事前に払っているのだが、そのことを忘れるような開放感。

お酒を思う存分のんで、ご飯ももりもり食べ、数種類ある風呂に全部入り、サウナも数セットこなした。
夫と息子はプールにも入った。
ホテルの人が説明してくれる天体観測もした。

追加料金かかるならまぁいっか、という諦めやためらいが一切発生せず、逆に元をとってやろうと舌なめずりしながら満喫。


ちょっと違うけど、ラーメン屋とかの食券機で先払いするタイプの飲食店と似た心の軽さがあった。
いざ席に着けばあとは食べることに集中できる、食べたらごちそうさましてピューっといなくなれる。
あの感じ。


先払い後精算なしが心の軽さのポイントなのかな?
でもスーパー銭湯で支払いが全てロッカーの鍵に紐づけられてて、中にいる間は財布を持たずにどうにかなる、あれもわりと心が軽やかな部類に入る。


支払いという作業が私の中で相当めんどくさいのかもしれない。
何かいいなと思うものを見つけても、節約の観点からではなく、支払いの面倒さで買うのをやめることがまあまあある。
だからかネット購入は店で買うより財布の紐がゆるい。

セルフレジは幾分かマシだから対面での支払いが特に得意じゃないっぽい。
色々聞かれたり頼んだり、微ニコニコを添えるのも面倒だしな。




と、ここまで下書きして寝かせていたのだが、対面の支払いの面倒くささを超えて実店舗でスラスラ買っているものに今日気づいた。

本!

ものすごい読書家なわけではないが、本屋は私にとってなくてはならない場所だ。
本屋をぐるぐる回るだけで精神がすっきり落ち着く。
なるべく店舗にお金を落としたくて、本は店でわざわざ買うことが多い。


すでに家には積読タワーが形成されているが、今日もまた4冊買ってしまった。

センスいい個人書店でゲット。
しかもサイン本!!!
←気になってたハガキ職人の私小説
→気になってたイラストレーターの画集


お目当てだった古賀及子さんの新著エッセイをようやく買えた。
駅前の大きめな本屋になくて、でかいくせになってないと悪態をつきながら帰っていたところ、前から気になっていた個人書店をちょうど通りかかり、なんとそこにサイン本が置いていた!
うれしやうれしや。
気になってた本を他にも見つけ、迷わず購入。


支払いはめんどくさいけど、お金を使うのは楽しい。

ちゃんと払うから、地球ぜんぶオールインクルーシブになればなぁ。

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