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にぎ名展いってきた!

※展示についてのネタバレあります。

オモコロの有料コミュニティ「ほかほかおにぎりクラブ」会員向けのイベントがあったので行ってきた。

「ほかほかおにぎりクラブ」の会員には原宿さんより「にぎ名」が授けられる。
今回のイベントはその「にぎ名」を展示会形式で味わえるというもの。

オモコロ関連のイベントは今まで抽選が外れてしまったり日程的に行けなかったりで、参加するのは初めてだった。

激烈ワクワクを胸にいざ会場へ。

会場に着くと、オモコロライターでバーグハンバーグバーグのアルバイトをしている鬼谷さんが受付していて、思わずキョドってしまう。
いつも記事読んでます!と伝えたかったが、勇気が出ずおとなしくする。

おにぎりの具と会員番号を聞かれる。(ほかほかおにぎりクラブ会員は、入会時におにぎりの具が選べる)
おにぎりの具を名乗るのは初めての経験すぎてめちゃくちゃ面白かったのだが、笑い堪えながら平静を装う。


入場すると、原宿さんのごあいさつが。
美術展でよくある体裁で内容は大ふざけしていた。
静謐な雰囲気と内容のバカバカしさのギャップがおかしすぎて口を押さえて笑ってしまう。

※展示の写真撮影とSNS使用は制限なしでした。

笑うのを我慢しながら見るオモロほどおかしみが倍増されるものはない。
高校の授業中に隠れてギャグマンガ日和を読んでいた時のあの無呼吸感を思い出した。


にぎ名が作られた時期(?)ごとに三期に分けられて展示されている。
その分けられ方もふざけすぎていてわけがわからない。

第一期 会いたいアンガスビーフ期
第二期 板郎(いたろう)期
第三期 栗を剥いた手でガラスを触るように

ほんとに何?

でもこのわけのわからなさは美術館での感覚と通じるものがあった。
大真面目に受け取るか、ふざけを前提として受け取るかの差な気がする。
美術ってこうなのかもとすら思う。
(美術のこと全くわからないで言ってます、すみません。)

実際、羅列されたにぎ名は圧巻だった。
はじめは笑いを堪えるのに必死だったが、だんだんとよくこんな組み合わせや読み方を思いつくなーという感心に変わっていく。
にぎ名を考える過程の動画も放映されてたのだけど、原宿ワールドしか言いようがない自由さ。
脳が柔らかすぎる。

よく見ると、同じ名字をもつにぎ名の一族も結構あって面白い。
私に家族はいないようだった。
ちなみに私のにぎ名は

「色雲彼方 八億 (いろぐもかなた はちおく)」

めっちゃいい。超気に入ってる。なんか綺麗。
私の墓にはこの名を刻んでほしいくらい。
展示の中に私のにぎ名を見つけた時、愛おしさと喜びがわいてきた。この気持ちはなんだろう。

展示を見ている中でものすごく気に入った他の方のにぎ名は
・絶高音域 超シ♭
・絶高音域 超ソ♯
少年漫画の双子キャラみたいでいい。


にぎ名を浴びていると、だんだんお経を読んでいるような無の境地に達せそうな気がしてきたのが意外だった。
笑いを堪えすぎて無呼吸になり、脳に酸素が回らなくなっていたのかもしれない。

その場にいる全員がにぎ名を授かりし者だと思うと胸がいっぱいになり、笑いを堪えるのも限界で話しかけたい衝動に襲われたが、ギリギリ耐えて会場を後にした。
連れ立って来ている人たちもいて大変うらやましかった。


展示会形式のイベントは初めてということだったが、文章で魅せるオモコロにとても合っていたように思う。
にぎ名という名のど迫力の言葉を鑑賞するのは新感覚で楽しかった。
次は咎人の雛先生の俳句展やってほしいなぁ。


展示の一つに、来場者でにぎ名が降りてきた人はポストイットに書いて模造紙に貼るというインタラクティブなコーナーもあった。
(バーグ社員のものもあった)

その場では思いつかなかったのだが、帰路で降りてきたにぎ名がありせっかくなのでここに載せさせてもらう。



桜去寝 散りぬるを (さくらざりね ちりぬるを)

象包留 連休 (ぱおぱおどめ ほりでー)


追記 :
オモコロでレポート出ましたね!
全パネルがじっくり見れてありがたい。
大真面目なインタビューも最高。
もはや原宿さんはアーティストだ。

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