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育業について思うこと

夫が休みなので朝ちょっと長めに寝た。
ちょっとじゃないかも。結構寝た。
夫が離乳食の準備をしてくれていることに気づき、ありがたく嬉しい。

元々、子育ては男親も女親も平等に積極性を持って取り組むべきだという考えの人だし、そのことについて妊娠中たくさん話し合ったのが良かったと思うが、実際に具体的な行動までうつせているのは彼が1ヶ月の育業を取得したことが大きいと思う。
やはり知識だけあるのと実際にやってみるのは異なるし、子の性質に合わせた臨機応変さが必要になる。
いくら研修を受けても現場でのOJTで身につく手触り感には敵わないのと同じだ。
自分ごととして体験することの価値は育児だけでなく全てに通用するものだろう。

私も働いていた身として、仕事をしている時の脳の占領具合や肉体の疲労はよく分かる。
人によるのかもしれないが仕事をしつつ育児のための余力を半分も残すことは難しい。
その状態で自分ごとまで落とし込んで取り組むのは出来なくはないとはいえ心身ともに削られる。
更に育児は仕事並み、いやそれ以上に脳も占拠されるし肉体が疲労する。
仕事も育児も休養が必須なのに時間の制約があるせいでなかなか叶わない。
休養が不十分だと結果としてどちらのパフォーマンスも落ちるのは当然だが、特に命が関わる育児においてそんなことは言っていられない。

今自分も育業を取得していて、育児に注力できる時間があるというのは人生規模でみてもありがたい時間だなと感じる。
新たな一員を迎えた家族の草創期に夫婦で家庭に集中できたことは、今後続いていく家庭運営の礎となった。

夫は所属する部の中で初めての男性育業取得者だった。
夫が取得した後、他の男性も何人か取得したらしい。
関係があるのかは分からないが、取りやすい雰囲気になったのはファーストペンギンとなった夫の貢献もあると思っている。
妻としてとても誇らしい。

全ての人に育業を絶対に取るべきだとは思わない。
ただその選択肢が当たり前に開かれているべきだとは思う。
1つの家庭1つの命がそれによって支えられ豊かなスタートをきれた。
取得できた環境に感謝しつつも、望む全ての人が社会によって阻まれずに行使できる権利であってほしいと願う。

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