死を想う2

「理想の死」を考えてみた

日頃、死について考えていることを、ゆるゆると書いていきます。
今回は、理想の死について。

死んで無になるのが怖い。生まれ変わるのも怖い。と言っていたら、
「じゃあ、逆に、どんな死なら受け入れられるの?」
と訊かれたので、理想の死について考えてみました。

まず、死んだら無になる場合。
なんとなく、ずっと眠ったまま永遠に目覚めないという感じを想像します。
眠っていて、夢もみていない間は、何もない状態に近いのではないかと思います。
だんだん目がかすんできて、意識が遠くなって、そのまま目覚めない。
永遠に。永遠ってなんだろう?
この先、自分より若い人たちも死んでいって、人類が滅亡して、地球がなくなっていって、それを永遠に知覚しない。
なんとなくゾッとする。
死んだら怖いとかないのだろうけど。
今まで、自分が経験した全てがいずれ無くなることに、悲しみと虚無感を覚えます。

次に、生まれ変わる場合。
生まれ変わるのが良いかどうかは、何に生まれ変わるかによります。
苦しい生き方、死に方をしたくない。
それから、地球がなくなった後、何に生まれ変わるのかとかも気になります。
宇宙人? 違う星で恐竜とかもう1回やるのかな?
過去にあった悲劇を全部もう一度経験しなきゃいけないのは嫌だなぁ。

次に、天国に行く場合。
天国に行って、家族と幸せに暮らせたら最高ですね。
でも、ずっと生きていたときの暮らしを続けるとして、3000年くらいで飽きそうな気もします。
永遠に幸せに暮らすってどんな感じなんだろう。
想像できない。
永遠ってすごいなぁ。
終わりがあるのは恐ろしいけど、終わりがないのも恐ろしい。

地獄に行く場合。
単純に、地獄には行きたくないですね。

どんな死なら受け入れられるかと考えてみましたが、受け入れられるものは思い付きませんでした。
どうなるのか確実なことは分からない、今の状態が一番良いのかもしれません。
ただ、自分が生きてきたことが全くなくなってしまうと悲しいので、何らかの形で残っていたら嬉しいなぁと思います。
ということで、私にとっての理想の死は、
「苦しくなくて、生きていた頃の経験が何かしらの形で残る」
ことだろうと思います。
分かったからといって、死後の在り方を自分で決めることはできないのですが、それに近い考え方を信じることで、より幸せに生きられるような気がします。




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