死を想う2

タナトフォビアって知ってますか?

 日頃、死について考えていることを、ゆるゆると書いていきます。
 今回は、タナトフォビアについて。

 タナトフォビアは、死恐怖症という意味で、死が怖くて居ても立ってもいられないという症状のことを言うそうです。私が初めて、居ても立ってもいられないほどの死への恐怖を感じたのは、小学校6年生のときですが、この言葉を知ったのは最近です。

 小学校6年生と、中学校3年生のときに、異常な死への恐怖を感じ、毎日毎日どこに居てもそのことばかり考えて、ずっと泣いていました。それから暫くは、そのような恐怖は忘れていたのですが、最近になって、また死への恐怖に悩まされるようになりました。怖すぎて、体が震え、どこにいても涙が出てきて、叫びだしたい衝動にかられます。そして、泣いても叫んでもいずれ死ぬという事実は変えられないのだと思って、さらなる恐怖に襲われます。

 そんな日が続いていたのですが、「ずっとこうして怯えているわけにもいかないので、どうにかしたい」と思って、「死が怖い」で検索してみたところ、見つけたのがタナトフォビアという言葉でした。

 私が感じていたこの恐怖がタナトフォビアに該当するのかどうかはよく分かりませんが、今まで周りに「死ぬのが怖い」と悩んでいる人が居なかったので、同じ悩みを抱えている人がいると分かっただけで、何となく心安らかになりました。それから、本を読んでみたり、色々な人とお話したりして、今では、いつも死ぬことばかり考えてはいるものの、何も手につかないとか、突然泣き出すとか、そういうことはなくなってきたので、良かったなぁと思っています。

 できれば怖い思いはしたくないので、「いつか死ぬことなど忘れて生きていたい!」と思うこともあるのですが、ずっと忘れて生きていて、突然死が目の前に現れたときの恐怖を思うと、むしろずっと意識しながら生活している方がショックが少ないのではないかとも思います。生きている以上、死への恐怖はなくならないのかもしれませんが、この恐怖と少しでもうまく付き合っていけるようになりたいです。

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