VIX指数(恐怖指数)
VIX指数とは、「Volatility Index(ボラティリティー インデックス)」の略。恐怖指数とも言う。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P 500を対象とするオプション取引の満期30日のインプライド・ボラティリティを元に算出。
数値が高いほど投資家が市場に対して不安や恐怖を抱いていることを意味する。
記録的なVIX指数
1997年10月 アジア通貨危機 VIX指数48.64
2001年 9月 アメリカ同時多発テロ VIX指数49.35
2002年 7月 エンロン不正会計事件 VIX指数48.46
2003年 3月 アメリカのイラク侵攻 VIX指数34.4
2008年10月 リーマンショック VIX指数89.53
2011年10月 ギリシャ通貨危機 VIX指数46.88
2015年 8月 中国減速懸念 VIX指数53.29
2018年 2月 アメリカ景気悪化懸念 VIX指数50.3
2020年 3月 コロナショック VIX指数85.47
通常は10~20あたりで推移。基準となる30を超える水準では株価の大幅下落の可能性が高いことを示唆し、リスク性資産への投資に警戒感が高まる。(リスクオフ)
日経平均VI
日本版のVIX指数。日経平均VIは、日経平均ボラティリティ・インデックスの略。大阪取引所に上場する日経平均先物と日経平均オプションの価格をもとに日本経済新聞社がリアルタイムで算出・公表。投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数。
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