「わたしの一番最悪なともだち」の感想

概要

「わたしの一番最悪なともだち」というドラマを見たのでその感想についてつらつらと述べたい。

感想

感想としては「非常に令和なドラマ」だなと思った。その理由については以下で述べる。

理由

理由は2点ある。
1. ガジェット
2. テーマ
それぞれについて以下で述べたい

ガジェットについて

まず一点、ガジェットについて。
基本的にスマホでのやり取りがこのドラマ、主だったと思われる。
主人公のほたるちゃんがスマホをタップ。
その文言が画面に映し出される。
うん、たしかにそれが日常だ。
今日日、我々は公衆電話を探したりしない。

テーマについて

本ドラマのテーマは「ほたるちゃんの自分探し」である。
就活およびはじめての社会人生活について、ミニマルな世界観でみはるをメインにその他、男友達、就活仲間、彼氏との関係性について、過剰なまでに悩む。
今っぽい。
ギラっとした飢えにもにた欲望が存在しない世界。
欲望がないのか諦めているだけなのか、生活圏内での繊細な(ともすれば、薄味すぎる)問題を取り扱っているのが今っぽいなと。

まとめ

このドラマ、言い換えがうまくて、虫、クリーニングやらいいメタファは扱っているなと思いました。
ただ、扱っている問題が「素材の味を生かした塩味だけの有機野菜のサラダ」のように思えてしまって「もっと火を通せ、肉入れろ、市場でいろいろ仕入れてこいや」って思ってしまっていました。
モノローグの多用もスマホ中心のドラマ展開も扱っている世界の小ささが理由なのではないかと考えています。その感想はサイレントを見た時と同じです。
対照的に扱っているテーマの大きいなと感じたのがvivantです。
いずれがいいと優劣をつける話でもありませんが、今っぽさを感じるために見ておいてよかったなとは思いました。

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